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非線形の成長をめざすなら、スタートアップの社長秘書はいいぞ ~CEOから言われた胃の痛いフィードバックを添えて~

この記事は、Gaudiy Advent Calendar 2024の6日目です。Gaudiyの行動指針「Gaudiy UNIFORM」から「高速実験」をテーマにして、自分のキャリアの高速実験について話します。

はじめまして。
Gaudiyで社長秘書を務めています、登内(とのうち)です。
最近、地元で16番目にテニスが強い市民になりました。

2022年6月にGaudiyに入社してから早2年半。気づいたら、前職の在籍年数を大きく超えていました。

前職は新卒で入った銀行で、新卒1年目を終える頃には転職に踏み切りました。 「まだ何も成し遂げていない自分がスタートアップで通用するんだろうか」という不安があったし、実際Gaudiyに来てからも自分の不甲斐なさを痛感することもありました。

でも、今振り返ると「Gaudiyの秘書で間違っていなかった」と思っています。

そして、自分のような意思決定をした方が幸せになる人が一定数いるんじゃないかな、とも思っています。


今回のnoteでは、自分がなぜスタートアップ転職を決意し、社長秘書という役割を通じてどんな経験を得たのかを振り返ってみたいと思います。
以下のような悩みをもつ若手社会人の方に、キャリアの一事例として参考になれば嬉しいです!

  • 成長環境を求めて新卒でとりあえず大企業を選んだ人

  • 現職に違和感を感じているが、外で通用するのか不安で動けてない人

  • 転職に興味はあるけど、現職でまだ頑張るべきか悩んでいる人


新卒就活


新卒では、迷わず大企業に入社しました。

スタートアップとか起業、独立に興味もあったけれど、正直インターンで働きまくっている同期に勝てる気がしませんでした。「何者でもない自分は、まずは新卒カードを使って大手企業に入ろう」と。

自分の大学時代に研究していた貨幣論、仮想通貨に近いプロジェクトが進行していた銀行に内定をいただけたことは幸運でした。

1社目


入行してみて、配属されて、いろんなことに恵まれました。
同期は素敵な人ばっかりだったし、配属後には「社会人として、お金をもらうプロとしてのマインド」を学びました。

ただ、自分の中にどうしても拭えない不安要素がありました。
それが「成長のスピード感」です。

多くの大手企業もそうかもしれませんが、上司の方から言われていたのが「2〜3拠点目(8〜10年)で一人前になる」というものでした。

しかし私は、そのスピード感に不安を覚えていました。1年目でボロボロで、「競争に勝てるイメージが湧かない」と思っていたし、10年間も同じ組織に属したことがないので「10年後」という数字に全く手触り感がありません

加えて、「20代でついた差は取り返しにくい」という言説を信じていた自分にとって、「自分の10年をここに預けて良いのか?」という不安がずっと付き纏っていました。

それでも、環境のせいにするのは他責でダサいなと思っていました。

「置かれた環境で咲きなさい」という言葉を信じて、入行理由の「ブロックチェーン関連プロジェクト」へのジョインを目指しました。常にブロックチェーンへの興味は示していて、浮くくらいにはアピールしていました。
きっとこのプロジェクトにアサインされれば、ボロボロの自分も活躍できるだろうと。


しかし2022年冬の日の朝、日経新聞を開いたとき、そのプロジェクトが凍結したことを知りました。長く銀行にいることはないだろうなと悟りました。

転職


僕の反省は、「大企業の安定性」を求めて「配属を企業に委ねる」という不確実性を許容したことでした。今度は直接、「ブロックチェーンやCryptoに携われる企業に行こう」と採用ページを漁ります。

しかしどのページも募集はエンジニアか、「XXの経験3年以上」みたいな要項だらけ。新卒1年目の僕には太刀打ちできません。

最後にはダメもとで、自分が一番「推せる」ブロックチェーンの活用をしていたGaudiyに履歴書だけ送ることにしました。

そうしたらタイミングよく、「社長秘書」を募集しているとのこと。

  • 社長が上司だったら、上司ガチャSSRじゃん!絶対成長できる!

  • しかもブロックチェーン活用で推せる企業!

迷いなく面接を受け、運良く内定をいただきました。

正直、前職で何も成し遂げていない自分がスタートアップに飛び込むのは不安でした。しかし、「面接で合格もらっているんだし何とかなるだろう」と楽観的に捉えて、転職を決意しました。


Gaudiy


しかし実際には、何とかなりませんでした。

社長の仕事は「事業」から「プロダクト」、「組織」、「採用」、「財務」まで多岐にわたります。社長のスケジュールはパツパツで、各領域の共通言語もわからず、右往左往していました。

当時のスケジュール。権限委譲が進み、今はだいぶ変わりました。

社長自身が多忙だったからこそ、いろんなボールが社長から溢れ出てきて、さまざまな経験ができました。取締役会資料の作成や運営、金融庁勉強会資料の作成、銀行向けのGaudiyピッチ、経営会議への同席・運営、最終面談合否の連携、事業計画書の作成、PJ管理、etc..

願ってもみない環境だと最初はワクワクしていましたが、ほとんど打ち返せません。空振り9割、内野ゴロ1割。たまにエラーで出塁みたいな感じ。

しかも、自分よりも遥かに優秀な社長が、「土日問わず稼働」していたり、「制度設計のために26時間インプット」とかしているのです。もはや狂気です。

自信がなくなって、ど真ん中のボールも見逃しました。


それでも、CEOの石川さんは見捨てずに、「胃の痛い、吐きそうになるFB」を真剣にしてくれました。

若いうちからコスパとか考えるのはダサいよ。

「何事も真剣に取り組むこと」が自分の取り柄と信じていたので、「コスパを考えて手を抜いている」と指摘された時には本当に吐きそうでした。自分のアイデンティティが喪失する感覚。。

その他も、たくさんのFBをもらいました。供養させてください。

  • 頑張っている感に意味はない。むしろ人の仕事を増やしている。

  • 安易なGiveに走ってはいけない。

  • 「こなす仕事」はやめた方が良い。コスパを意識したらダメ。

  • 実力が足りなくて辛くても、その場に居続ける努力をしなきゃダメ。

  • 心配してほしい感じで周囲を動かすのはダサい。

  • 怒りは子供が泣いているのと同じ。周囲を動かせないから怒りで動かそうとしている。

  • 嫌味は自分を同じレベルに押し下げる。もやった相手にも、「自分に学びを与えてくれてありがとう」とどれだけ本気で思えるかが大事。

  • 社長の正解を探すな。価値提供者にとっての正解を探索せよ。

  • etc..


何度もいろんな方向からフィードバックがあって、2年くらい経過してようやく、「仕事のやり方が見えたかも!」と思う瞬間が来ました。徐々に「Gaudiyに対して、自分だからこその貢献ができている」と思えるようになりました。

最後に:Gaudiyの社長秘書だからこそ成長できた


自分が成長したと思えた理由は、Gaudiyの社長秘書という恵まれた環境にあると思います。
フィールドに立ち続けて、何度も打席に入って、学びを次に活かす。このサイクルって秘書が一番回しやすいんじゃないかと

1. 試合時間の延長:
「会社の心臓である社長の時間を削減できている」という自己効力感で、苦しんでいる中でもなんとかGaudiyという環境に居続けることができた。

2. 打席数の確保:
社長の近くにいたからこそ、社長から溢れるボールで打席数を確保できた。

3. 学びのCVR向上:
アウトプットに対して常にFBをもらえた。専用のnotionテンプレートを作成して、その学びを言語化して次に活かした。

さらには上司が社長なので、「当たり前の水準」が入社前の数倍に引き上がりました。上司ガチャSSRを、確定演出で引くことができるのが社長秘書です。

そして、そんなお得なキャリアである「Gaudiyの秘書」が、現在絶賛募集中です。


社長から溢れ出るボールがたくさんあります。
そして、秘書が通るであろう悩みや成長の停滞感は、一通り僕が悩んでおきました。今なら、成長までの道のりをショートカットできるお手伝いができると思います。

Gaudiyは今が一番面白いフェーズだと思います。多数のプロジェクトが仕込まれています。

新卒の環境に悩んでいる人、ぜひ一度お話ししませんか?

🎉 次回7日目のGaudiyアドベントカレンダーは、従業員代表の西岡さんです。Gaudiyの屋台骨、精神的支柱が満を辞して登場。いつもの乾杯の挨拶のように、堅守速攻、切れ味鋭い文章を楽しみにしています。

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