2020 全仏オープン 女子決勝 シフィオンテクVSケニン の感想

ここ数年で起きている男子テニスの革新が女子テニスにも流行しています。コースを打ち分けた配球、フットワーク、リスクを負って前に出る、インパクトの強さ。女子テニスに広まるのは時間の問題でした。いち早く流れに乗ったのが大坂なおみです。さて試合の感想です。ドロップショットが多かったです。対角線に深く打たれるのを警戒している相手にドロップショットと対角線に深く打つの二択を強いるわけです。非常に効果的でした。加えてあえて緩い球を放り込んでみると相手はただはね返すだけでは強打にならない。緩い球は自分の力で強く打たないといけないわけです。これは選手にとって大きな負担になります。緩く打ったのが必ずしも不利にならないという面白い効果があります。多彩な配球でよく考えられてるゲームメイキングでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?