ダブルスの陣形概要
今回は、ダブルスの陣形概要を語っていきましょう。
そもそも、陣形とは何か?
「テニスコートを2人で守る為に、
もっとも効率化された配置。」
と定義付けています。
なので、
・自分達の能力によって変わる
・相手の能力によって変わる
・その時の状況によって変わる
のです。ですから、
「何でも雁行陣」
「何でも平行陣」
は、陣形って言わないのです。ただの思考停止です。
この考え方を持っているか、いないかで
土台が大きく変わります。
将棋やチェスなど、
「駒を配置して優劣を競うゲーム」
を嗜む方なら、常識以前の感覚かと思います。
さて、陣形ですが、基本コンセプトとして
・ボールがあるサイドが前
・2人の間が等間隔
・フットワークの遅い方が、チームの基準に
なる。
というのが基本です。
雁行陣であれ、平行陣であれ、ツーバックであれ、この3点は基礎中の基礎です。
特に三つ目のフットワークの遅い方がチームの基準になる。は、
「速い方が好き勝って動くと、遅い方が
フォローに入り切れず、トータルで弱くなる。」
のでかなり大切な原則なんですが、理解して
いる方が本当に少ない。
この辺りの土台の脆弱さがダブルスのペア問題をさらに深刻化させます。
「チームでコートを守る。」
この意識といいますか、視座の高さが陣形を
扱うのには、必要なのです。
先程の原則を最大限、大きく取ったものが、
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