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サンプラス選手のサービス

それは、いきなり

「完成形」

であらわれました。
正に、

「始まりにして終わり。」

どこをどう切り取っても100点以上のクオリティー。

それが、

「1990年代の芝の王」

ピート サンプラス選手のサービスです。
1970年代にビヨン ボルグ選手がトップスピンを使い始めた頃の技術的上昇をみると、
ボルグ選手のトップスピンって今の技術から
みると改善点がいくつも上がるのですが、
サンプラス選手のサービスは、

「欠点がありません。」

・ワンフォーム、ワントスでスリーショット
・200キロを超える球速
・それを5セット普通に打てるフィジカルと
効率の良さ
・ゼロポジションから生まれる回旋形サービス


「虚実」

完璧に融合しています。
なぜ…こんな事が可能なのか?
テニプラ視点ですが、

「多分、全然、本気で打っていない。」

のだと思います。
つまり、

「ウィンブルドンを優勝するのに必要ではなかった。」

のでしょう。ライバル不在だった事が、
幸運だったのか不運だったのかは、分かりませんが。

アガシ選手がライバルとして、よく上がりますが、冷静にみると

・活躍している長さ
・ツアーにいた長さ
・テニス界のシンボルとしてのプレッシャー

あの当時、誰も共感できない位置にいたんだと思います。
間違いなく、今のビック4のような関係ではありません。

サンプラスファンとしては、
全力のサンプラスが見てみたかったなぁって
思います。

それは、一試合という意味ではなくて…。

「成長、強化、進化しないと置いていかれる。」

というプレッシャーの中でサンプラス選手が
見せてくれたかもしれない可能性のお話です。

サンプラス選手のサービスだけで一冊かけてしまうので、今回はこのくらいにしておきますが、また、続きをかきたい選手です。

テニプラ

作中の分からない用言は、こちら
コーチからの手紙造語用語集
https://note.com/tennis_plus/n/n6b2bd338acf0

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