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アンドレ アガシ選手のフォアハンドストローク

今回の無料記事は、プレイヤーのショットをテニプラ目線て解説していきたいと思います。

アンドレ アガシ選手。言わずと知れたレジェンドオブレジェンドですね。

どんな人物だったかは…伝記読んでいただけると分かると思います。

ろくでなしです(笑)

とてもじゃないですけど、褒められた感じじゃないです。

詳しく知りたい方は、アンドレ アガシ選手の伝記を読んでいただけると良いと思います。今回は、フォアハンドストロークについてです。

特筆すべきポイントを3つ挙げていきたいと思います。

真のライジングアタッカーであると言う事。

中段正拳突きような、基本の延長上にある技術だと言う事

人間離れした反射神経と当て感によって支えられていると言う事

この3つがとにかく本当に凄いんです。

長いテニスの歴史の中で、ベースライン上でプレイし続けることができた選手は、伊達公子選手と、アンドレ アガシ選手だけだと思っています。

成績が良かった時の錦織圭選手もベースライン上でプレイしていましたけれども、正直アンドレ アガシ選手は、レベルが違います。

まず、特徴的なのはテイクバックですね。

パームアウトと言われる、手のひらを大きく外側に向けていくようなテイクバックです。

正直、このテイクバックは、もう古の技術というか、過去の技術なってしまっていますが、

飛んでくるであろうボールの軌道線上にラケットセットして、シンプルに打つテイクバックです。

このテイクバックは、振り出しに、ものすご力がかかるので、強力なトルクカウンターがないと難しいです。

テニスプレイヤーの中でも、特筆すべき筋力誇っていたアンドレ アガシ選手。特に大胸筋ですね。ベンチプレスの数字は昔から有名でしたけど、筋力がなければできない打ち方です。

そのまま、必要最低限、トップスピンをかけるようなイメージで振り抜いていきます。

テニス雑誌に昔、アンドレ アガシ選手のフォーム解説で、ワイパースイングっていうのが非常に書かれていたんですけれど、本物見たときに思いました。

「なんて基本的な打ち方をする選手なんだろう。」と。

練習をしているとき、腰を落とし、踏み込んで、打点を前にして、本当にシンプルに打っていました。

ラケットの真ん中でとらえる技術と、ラケットとボールがあった時の対衝撃性は言葉にできないくらい、素晴らしいものでした。

ラケットから放たれるボールを見て、それだけで感動したものです。

空手の中段正拳突き。基本ではありますけどこの正拳突きで、戦う選手って、皆さん見たことがないと思うんですよね。

アンドレ アガシの選手のフォアハンドはまさに、中段正拳突きのような基本的な打ち方で、

シンプルが故に、人間が出来るような打ち方ではないわけです。

異常な反応速度、予測の精度、シンプルな打ち方、これらがあのベースライン上でのプレイを可能にしているわけです。

私たちが、アンドレ アガシ選手から学ぶ点があるとすれば、

・テイクバックの高さをボールに合わせると言う事

・振り出し時にフォームがバラバラにならないようにすること

・対衝撃性を出来る限りキープすること

文章にすると、言葉にすると本当に基本的なことに落ち着いてしまうのですが、とにかくこのスペックが異常なんです。

「シンプルが故に真似できない。」

そんなフォアハンドがアンドレ・アガシ選手の技術なのです。

選手のキャラクターのせいで、派手なプレーに見えますけれど、

本当に無駄のない日を極めたようなワードなので、もし参考にするのであればその点を意識してみてください。


テニプラ

作中の分からない用言は、こちら
コーチからの手紙造語用語集
https://note.com/tennis_plus/n/n6b2bd338acf0


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