損と水分
お〜いお茶の濃いやつをよく買う。
お茶界で無敵の美味しさ。
お〜いなんてとんでもない。こちらから伺うほどの美味さ!美味さイナズマ級!
英語表記「Oi Ocha」なの、気になる。オイ‼︎オチャ!!亭主関白?
「O〜i」にしてほしい。「〜」の有無でニュアンス違い過ぎるわ。違い過ぎるわ〜。
だが最近、このお茶が「体脂肪を減らす」などとデカデカとシールを貼って売り出されている。これによって買いづらい。無理ぽ!!!
もちろん体脂肪を気にした方が良い。それに好きな飲み物にそのような効果があることはむしろ喜ばしいことではあるが、
それでも「こいつ、体脂肪目的で『濃い』を買ってるぞ」と思われることに、くだらないプライドの認可がおりない。
「ただ味が好きなだけだ」などと言い張ろうものなら、
エッチなキャラクターがたくさん出てくるゲームをプレイして、
「いや、普通にストーリーが好きなだけだし」と言ってるオタクみたいに思われそうだ。耐え難い。
「あまおう………??いや別に甘いの目当てじゃないけど?赤い食べ物が好きなだけなんだけだし」
ぐらいの無理があるのかもしれない。
むしろ嘘でも「体に悪い!!」とかシールを貼って欲しい。
それでも飲むよ。それこそ愛。愛・地球博開催しちゃうね。モリゾーとキッコロ。モリゾー単体で森を冠するのは少々荷が重くないか?一本だろあいつ!!
ここで少しお水休憩してね。
暑いからこまめに飲んでね。
こないだお水の有名な町に行った。
この炎天下、道路のそばを流れる過度透き通った川の流れを眺めていると「水買いたい欲」が高まっていった。
向かった先は自販機。お金を入れてゴトンと爽やかに登場するのは「六甲のおいしい水」。この町ではない、どこか知らない所(六甲)の水だ。広島で大阪風のお好み焼き食べるような行いだった。
違う場所の水ではあるが、おいしい水に変わりはないし、そもそも海は繋がってるし、気にしない。それにこんなに綺麗な川を見ながら飲む水!!なんと最高なことか……と思おうと思ったが、やっぱり水は水だな。以外の感想はなかった。何を見てても水は水以外の何者でもない。
好きな曲の歌詞を思い出す
正直水を買う意味ってまだいまひとつ分からない。
「分からない」というより、「損した気持ちになる」が正しいのかもしれない。
せっかく金を払うのだ。味がある方が嬉しい。
水を買って「損した」と感じずに素直にグビれる、水のように透き通った心が羨ましい。なぜ損と感じるかは自分でもわからないけど。蛇口を捻ると出てくるからだろうか。なんにしろこういう損得をすぐに考える心こそ、人生の損だろう。うん!水を買うことなんて何も損じゃないよ!!えっ川越シェフの店の水は800円!!??損だろ!!!
◇
昔、後輩が500mlで120円のカフェオレを買わずに、同じやつの300mlで100円のやつを買っていた。
「120円のやつが絶対お得じゃない?」と言ったが、
「300mlが好きでい続けられる量なんだよね。」
と返されたことがある。
この言葉は今でも胸に残り続けていて、それ以降の自分の考え方に大きく影響している。どの後輩が言っていたのかは忘れてしまったけど、確かに価格や量の損得ではなく、自分の気持ちが一番大事だよね。
てか後輩なら敬語使え。
◇
今、スターバックスに来てこれを書いている。
今日は相変わらず暑いので抹茶ティーラテを注文してみた。抹茶ティーって?茶過ぎる。
コーヒー屋に来て抹茶を頼むってのは損かな?まぁいいや。
紙ストローでちまちまと飲んでいるが、紙ストローってのは本当に悪夢だ。ストローとしての役割すら十分に遂行できていないくせにストローを名乗るなよストローもどきが。
でもプラスチックストローの使い捨てはきっと地球環境的には損なんだろう。我慢するよ。これこそ愛。愛・地球博。モリゾーとキッコロ。
まあ少なくとも、長くスタバに居座るためにわざと微妙に残しているこの抹茶ティーラテは損以外の何者でもないなと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?