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伐採木のサーキュラーエコノミー

写真は八丈島の伐採木を自由に持って帰り再利用できる広場です。持ち帰れるようにある程度の長さで切断され一定の期間を過ぎると薪に適したサイズに切断されます。持ち帰る人は指定の用紙に大まかな本数と使用用途を記入し設置してあるポストに投函します。ご存知の通り木材は燃やさない限り炭素は固定化されたままです。これを再利用する手は無いと思い適度なサイズを選んで軽トラに積み込みTENNEIの敷地内で丸太櫓(名付けて八丈富士見櫓)を組み上げる予定です。(まっ私の出来ることはこの位)今ウッドショックが起こり輸入木材の価格が急騰していると同時に国産木材が大きく注目されはじめました。日本の国土の2/3は森林で戦後植えられた人工林は樹齢50年以上となり既に50%を超えています。国内の炭素を国内で固定化し国内の需要に落とし込み日本国内の大きな課題でもある林業振興にも寄与する。その為には従来の木造建築の構造材でもある2×4以外の新しい木質構造材で注目を浴びたのは「CLT(Cross Laminated Timber)」という木質パネルです。従来の木質パネルより強度が安定し断熱性も高く2020年3月にはこのCLTを構造材として三菱地所グループが8階建てのオフィスビルを東京岩本町に竣工しました。いわゆる『サスティナブル建築物』ってやつですね。八丈島で伐採木をせっせと積み上げる微視的行動から巨視的世界の法則が見える・・・なーんて思考耐久力を鍛えながら積み上げるとこれもまた楽しいものです。

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