No.2 予定をホームラン

ラーメン屋を後にしてバッティングセンターに行くのは
会う前に電話で決めていた
美味しかったねと束の間、車に乗り込み案内の元進む進む

カッコつけるため事前にバッテングセンターに行ったのは内緒だ
スマートに振り抜き打ち鳴らす、そんな考えは線香花火の如く儚く消えた
線香花火は本当に儚いことをこの時は気付いていない

身体を動かす話をしていてアスレチックという言葉を
私が言ったらしいがよく覚えていない
その言葉を引き金に県内にあるアスレチックに行こうと予定が変わった
決定速度30秒以内、閉園時間と曜日を確認して高速でぶっ飛ばす

車内での思い出は彼女の話ばかりだ
いちばんらしいと思ったのが、スマブラで攻撃を受けると彼女も連動して
ううぅ、わぁと言うところ

ゲームしてる時、絶対声出すでしょと言う予想的中
ピンクのドンキーとリドリーを使うことは予想外だったが
いつかスマブラでいじめたいと思ってしまった
声を聞くために練習するのもアリだなって

女の子らしい体重の悩みや弱点の怖い話をしたときの反応も
私にとって楽しくてあっという間だった

そしてついにアスレチックに辿り着く
恋の吊り橋効果はいかに?

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