No.0 出逢うべくして

わたしは会いたい人に会いたい
あの人もきっと同じ気持ち

恋の舞台はわたしの住んでる県の隣

会いたいと車を走らせてはや2時間近く
予定の11時までばくばく心臓を打ち鳴らして
待っていたと言うわけではない

緊張よりも待ちわびた時間が始まるって思った

そして待ち合わせのコンビニに

彼女は緊張していた
私から見える彼女はそうではなさそう
そんな緊張する相手ではないよと
思いながら接していた

私は指パッチンにハマってて
ついつい目の前でしていたら
一緒になってパッチンしてくれた
できた時にドヤ顔をするのだと
見てみたかったから顔を覗くと
恥ずかしいとのひと言
そんな一言で納得するわけがない

そんなこんなで

先ずは目的地のラーメン屋まで進む進む
わたしのリサーチ不足、なんと開店時間が11時だと思い込んでいたが実は12時からだった

予定より早く到着し時間をもて余してしまった

彼女の機転により近くの公園を歩くことになった
それは愛おしく眩しい時間になったのは
いうまでものない

優しさに包まれながら見た桜はより美しく
隣を歩く彼女が本当の彼女だといいのにと錯覚してしまうものだった

バラが咲き乱れる花壇や
なぜが偉そうな石像
桜のシーズンには写真を撮ってくれる人がいるなど

公園を後にしてラーメンを食べに歩き出す

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