6/8🐎東京5R〜芝1600m新馬戦〜🐎　中間追切から良さそうな注目馬を紹介（最終追切＋印発表は追記）

最終追切、前日印発表　追記済み

先週行われた東京5R 1600メートルでは固い決着を予想していました。
追切１位評価していたミリオンローズが１着
２位評価のクライスレリアーナが３着
３位評価のエンブロイダリーが２着
と固く決まってくれました！３頭抜けた強さでしたね。
今週も追切からパドックに繋がるポイントを見つけ出したいです。

ちなみに東京1600m５月～７月新馬戦で1.36.6以下かつ
上がり3F33.4以内で３着内に着た馬はたった５頭でした。

伝説の新馬戦３頭の
・ボンドガール
・チェルヴィニア
・コラソンビート
そして、チェルヴィニアの半兄である
・ノッキングポイント
もう１頭は
・ロードクエスト
この５頭だけでした。
この３頭もクラシック路線の主役となっていく存在かもしれません。

今週も同条件で行われますね。
早速ですが紹介していこうと思います。
有力どころのノーザンファームと社台ファームは優先的にご紹介します。

ノーザンファームからは
・グラフレナート（キャロットファーム）
・ヴァルキリーバース（サンデーレーシング）
が出走を予定。

社台ファームからは
・コートアリシアン
が出走を予定しています。

【調教評価＆血統確認】

◆グラフレナート(牡馬)

父：キズナ
母父：エンパイアメーカー
母：ヴィルローゼ
　祖母にブルーメンブラットがいる血統。シュトラウスも親戚となる。父キズナ×母父ファピアノ系は昨年クラシック路線を走った馬たちに数多くいた。シックスペンス、クイーンズウォーク、ショウナンラプンタなど重賞好走馬を輩出している。

厩舎：宮田敬介
馬主：キャロットファーム
生産者：ノーザンファーム
＜追切評価＞
順調な調教過程を踏んでいる。6月デビュー馬は3月〜4月にかけて追切を行い、5月初旬からレース当日まで負荷を強めていく。厩舎関係なくグラフレナートも先週デビューした馬達と同じような過程を踏んでいて予定を変更したという追切はなさそう。先週のエンブロイダリーやクライスレリアーナも5月乗り始めに坂路でそこそこ良い時計を出しているし、5/30に3頭併せ馬の内側で好時計を出していた。グレフレナートも同じような好時計を出してきている。
　グラフレナートは5/30の動画を見たところ見せ鞭までしてかなり気合いを入れて動かしていた。82.0-50.8-23.3-11.4と加速ラップを踏みつつも全体時計も良い。気合をつけて11.4秒というのが少し気になるところ。親戚のシュトラウスとは違いこちらはそこまで気性に難があるようには見えなかったがどうだろうか。当日の状態次第だが、今回小頭数というところもあり、能力だけでも勝ち負けできるくらいに仕上げてきそうだ。

＜最終追切評価＞
6/2 に坂路でそこそこの時計を一本。6/5 CWで83.2-51.7-23.6-11.3　馬場中程を3頭併せ馬の真ん中馬也。内ドゥカート（新馬）、外ヴェールアンレーヴ（３勝クラス）と併入。仕上がり上々といった所で若さも見せるわけではなく終い重点で走れる体勢は整った。

◆ヴァルキリーバース(牡馬)

※6/8,6/9どちらも出走登録なし。

父：エピファネイア
母父：ハーツクライ
母：グロリアーナ
　叔母にデニムアンドルビーがいる血統。フローラSとローズSを勝利しており、ジャパンC、宝塚記念、阪神大賞典、チャレンジCを２着、オークスで３着と名牝。父エピファネイア母父ハーツクライはエフフォーリアと同じ。ただし、エフフォーリア以外は好走馬は少ないのが現状。

厩舎：田中博康
馬主：サンデーレーシング
生産者：ノーザンファーム
＜追切評価＞
グラフレナートと違い追切タイムは今ひとつという感じ。5/30の動画では2頭併せ馬の内側で併走馬を気にしながら走っていた。動き自体は馬也で終いは11.5で及第点といった感じだが、見せ鞭をしていて馬が走りにあまり集中していない様子。これは少し時間がかかるかもしれないと思った。最終追い切り映像があればよく確認したいし、パドックでも状態を確認したい。こういう追切でも走ってくるのがノーザンファームなのでしっかり見極めて判断したい。

◆コートアリシアン(牝馬)

父：サートゥルナーリア
母父：ハーツクライ
母：コートシャルマン
　叔父叔母が６頭いて賞金4000万以上しかいないという血統で、父が代わっても走るというのは牝系の優秀さが伺える。その中でもストロングリターンは安田記念と京王杯SCを勝利している。祖母コートアウトがスマートストライクとニジンスキーを内包しているので、スピードと持続力を大きく強化できる名牝だった事がよくわかる。コートアリシアンにはお姉さんが３頭いるが全て大成せず。サートゥルナーリアからキングカメハメハとシーザリオ、コートシャルマンからサンデーサイレンスとコートアウトからアメリカのスピードと持続力の強化で血統的に面白い存在。

厩舎：伊藤大士
馬主：吉田照哉
生産者：社台ファーム　
＜追切評価＞
坂路で負荷を掛けながら、徐々にCWで慣らしていくような調整内容。乗り込み量は平均くらいで速い時計はまだ出ていない。5/22 終い11.1、5/29 終い11.4、と終い重点で追い切っている。11.1は魅力的に映るが全体時計でもう一本速いのが欲しい。

＜最終追切評価＞
最終は芝で実施。外アドゥールグロー（未勝利）一杯を５Ｆで０秒４追走１Ｆ併せで併入。最終芝で行ったという点は気になる。動き自体は軽快で走れる状態は整ったが、負荷は軽めとなる。

◆ベルリネッタ(牡馬)

父：タワーオブロンドン
母父：ダイワメジャー
母：スペチアーレ
　母は２勝クラスを勝ち上がり。近しい親戚に重賞馬はでていない。

厩舎：矢野英一
馬主：青山洋一
生産者：下河辺牧場
＜追切評価＞
先週デビューしたアルデココと重馬場芝で3頭併せ馬をしていた際に外から、気合をつけて内側2頭を置き去りにしていた。タイムはさておき動き自体はかなり軽快に見える。CWでの好時計はないが、抑えておきたい一頭。下河辺牧場は名馬を輩出してきていて、キセキやソウルラッシュも下河辺牧場。乗り込み量は多くないが、坂路でそこそこの時計を連発しているので力があるんじゃないかと見ている。

＜最終追切評価＞
CWで外ニシノヴィヴィ（未勝利）と馬也で併入。終い重点という内容で馬也で1F11.2を出してきた。馬場かなり内側を通している。ストライドが広く折合いながら騎手が軽く促すとスッと伸びてきた。少し重たい印象を受けたが、スローの小頭数というのはこの馬の状態にも好材料。終い勝負になれば十分馬券内も考えられる。

◆ヴィーデ(牡馬)

父：ルヴァンスレーレーヴ
母父：ダンスインザダーク
母：ヒアノボレロ
母は１勝クラス止まりで叔父叔母に２勝クラスの馬が何頭かいる血統。

厩舎：戸田博文
馬主：G１レーシング
生産者：片山牧場
＜追切評価＞
丸2ヶ月時間をかけてゆっくりと乗り込まれてきた。5/29にCW85秒台を切って、加速ラップで締め括っている。乗り込み量で仕上げているのか、時間がかかっているのかわからないが、まだ坂路で50秒台がない。

＜最終追切評価＞
全体時計としては、この日２歳牡馬で6Fでいうと一番の時計を出してきた。馬場中程を外コレクテイニア（１勝クラス）強めと併入。終いが12.1と加速ラップではあるがスピードはなさそうで、しぶとさがありそうな一頭。小頭数の為消耗戦になりにくく今回は展開が向かなさそうな印象を受けるが、全体時計が速いのは評価。前につけたい。

◆ライヴバフィ(牡馬)

※6/9東京5Rへ

父：マクフィ
母父：キングカメハメハ
母：ウィンドファクター
母は未勝利馬。叔父叔母に２勝クラス、３勝クラスの馬がいる。

厩舎：牧浩二
馬主：澤田孝之
生産者：猿倉牧場
＜追切評価＞
4/21から乗り始めてかなりの本数を消化してきた。5/22に80.9-51.5-23.6-11.8という好時計がある。全体時計も早めで最終ラップも落としておらず持続力がありそう。マクフィ産駒も重賞を勝っているが、芝では短距離で成績が良い。ただ、2歳時点でマイルを勝利している馬もいるため侮れない。

◆レイヤードレッド（牡馬）

※6/9東京５Rを予定していたが、6/8に出走表明。

父:フィエールマン
母父:スニッツェル
母:エキナシア
半兄にロジャーバローズ産駒のオーキッドロマンスがいる。昨年はロジャーバローズ産駒が初めて走る年で、産駒の中で最も兄が力を示した。フィエールマン産駒も今年初出走で個人的に少し期待している一頭。オーキッドロマンスとは父母のみ違う血統構成で、新馬戦1600mを使ったが、その後は短い距離で結果を残した。牝系が短い距離なので、そちらを上手く引き出したか。フィエールマンは完全なステイヤーになるので、どう走るか楽しみだ。厩舎も手塚厩舎で期待されているのでは？と思っている。

厩舎:手塚貴久
馬主:ミルファーム
生産者:ミルファーム
＜追切評価＞
4/25から乗り始めて乗り込み量は多め。坂路で15-15を数本行っているようで、終いだけ徐々に加速させている。坂路の履歴はメリハリがある感じで好感触。CWもタイムを早めてきており、そこまで好時計はないが調教過程で高評価したい。

＜最終追切評価＞
CWの３頭併せ馬の内エンギダルマ(1勝クラス)強めと併入外フロムナウオン(1勝クラス)馬也と軽く気合を付けながら併入。外目をしっかり回して、そこそこの時計を出してきた。少しズブそうな印象を受けたが、追ってからはスムーズに加速し乗り込んできているし現状の力は発揮できそうだ。

【中間追切から推奨馬３頭】

１位：グレフレナート
追切過程も含め好時計も出しているし、不安要素が少ない。

２位：コートアシリアン
速い時計は出ていないが、今回は小頭数のレース。
スローからのキレ勝負になるとサートゥルナーリア産駒の
この馬に分がありそうだ。最終追切で良い時計が出れば本命も。

３位：ベルリネッタ
アルデココとの併せ馬の映像が気になった。
切れ味がありそうで重馬場だったのでより好印象。
アルデココは負けてしまったのでこちらはどうか。

【最終追切から推奨馬３頭】

１位：グレフレナート
人気はするだろうが変わらず履歴も動画も良く見えた。ここは勝負になりそうだ。

２位：レイヤードレッド
追切履歴からもしっかり仕上げてきたのはわかるし、時計自体もそこそこが多いが外回して負荷が高めの内容。終いも11.5は出せている。内容的に高評価。

３位：ベルリネッタ
全体時計としては速いのがないが、終い重点のキレが好材料。5/9からの履歴で遅れがないのも〇

【最終追切時後の印発表】

◎　グレフレナート （C.ルメール）
東京1600新馬戦（過去5年）で今回鞍上を任せられるルメール騎手は圧倒的な戦績だし、宮田厩舎の馬を任せられた際も1-1-0-2/4と２連帯。宮田厩舎は11頭この舞台に送り込んでいるが、1-1-0-9/11と馬券内に持ってきたのはルメール騎手のみとなっている。他馬と比べてもしっかり仕上がっているように見えるし、あとは当日の馬の状態次第だと思っている。

〇　レイヤードレッド（内田博幸）
兄オーキッドロマンスもこの舞台で3着で同じ手塚厩舎。東京1600m新馬戦の成績も良く、ここは勝負になってもおかしくない。6/9に予定してたが、勝負度合いとなるとこちらの方が高そうで出走頭数などを見てこちらにしてきた可能性もある。

この2頭軸を考えています。
以下印だけとなります。

△　ベルネリッタ
△　コートアリシアン
△　イッシンフラン
☆　ハイタイド　

パドック重視で馬券を組み立てるので
もし、気になる方はXの方で呟いたりしてますので、
良ければ見に来て下さい。最後まで閲覧ありがとうございました！
@tenmo_keiba