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富士山暮らし 2019

富士山バイトの記録 2019
※過去の記事を編集したので2021年の日付になっています

富士山でバイトするに至った理由

そもそもまずなんで私がここにいるかのというところから書いてみようかと思う。

まずね、まず。

ここは両親が出逢った場所。

え。

そう。

約30年前にここで出会ってしまったらしい。

そして私が生まれた。

詳しくは知らないし、
ほんとかどうかも分からないけど、  
うそのようなホントの話。

私は富士山がなかったら
この山小屋がなかったら
生まれていなかった

そういうことを考えると
ご縁だなあと思うのです。

確かに、昔からずっと、父は年賀状に富士山のイラストを絶対いれていたし、そういえば3歳くらいに富士山で撮った写真も残ってる。笑

「いつか富士山でバイトしてみるといいよ」

ずっと親から話を聞いていたので大学生になって時間に余裕ができた初めての夏休、富士山バイトに挑戦することにした...!


リュックに色々詰め込み、いざ出陣。

週末になるといくつものツアーが一斉に泊まりにきたり、日本語が話せない外国人の対応をしたり、てんやわんやな毎日だった。

初っ端から夜勤を任せていただいてたので仕事内容はこんな感じ↓

PM 3:00 起床 朝?ご飯食べる
PM 5:00 チェックイン、食事準備、提供
PM 7:00 夜ご飯、掃除
PM 9:00 お客さん対応
PM11:00 ご来光チェックアウト、見送り
AM 3:00 お客さん起こす。ドリンク提供
AM 4:30 ご来光鑑賞。下山案内
AM 6:00 チェックアウト。お見送り。下山案内
AM 7:00 就寝。

の繰り返し。(もちろん休憩あるよ)      

刺激的だった。

富士山の山小屋のバイトってなにをしてるの?
って聞かれることが多いけど、女性ならホテルや旅館でバイトするイメージが一番近いかなぁと思う。ただ業務内容は非常に幅広いけどね

男性だったら、力仕事もあるのでただの旅館のバイトではなくなるけど...

イメージは、そんな感じ!

それを、約3000mの山の上で毎日やる。
すぐ息切れするよ
人によっては身体に合わなくてすぐに体調壊す人もいる。

お客さんはもちろん他の従業員さんたちも日本各地・世界中から集まる様々なバックグラウンドを持ったひと。

毎日がさいっこうに面白かった...!

台風の中止めてるのにめっちゃ強引に登ろうとする
陽気なマレーシア人たち。
ちょっと登って、降りてきた。よかった..


 
仕事内容は本当に大変だったけれど、本当に毎日が楽しくて色鮮やかで、自然の偉大さを心と体で感じた毎日だった。

夜勤バディさんと朝のすっきりした空を眺めながら歯磨きしたり、その日の反省をしたり..そんなたわいもない時間がとてもとても好きだった。

すごく覚えてる会話があって、それは

「"頂上に行くこと”に意味はあんまりなくて、そこにいくまでの道のりが1番大事なんだよね。
だから頂上まで行けなかったとしても、そこまでの道のりを楽しんだ人はいい顔してる。
人生もきっと一緒やね...」

というお話。

夜な夜な夜勤さんといろんなお客さんを対応する中で、気づいたこと。

人生において、これから生きる中で大切な気づきをもらいました。

そしてやっぱり何よりひとつ一つの偶然(必然)な出会いがとても好きだ!

いつどこで誰と出逢うかなんて分からない。

分からないからこそ、一つ一つの出逢いを大事にしようと思いました。

(思い返して書いてるから綺麗なとこだけ書いてる節はある)

感想とか、こっそり教えてくれたらうれしいな、読んだよ~って意味のハートとかぽちっとね!

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