今日の魔女術:概要
皆さんは魔女という言葉を聞いたことはありますか?
ここで言う魔女は、悪魔を崇拝している女性や、魔女裁判で裁かれた人を指しているのではありません。
魔女宗、或いはウィッカというグループに属している人のことを指します。
昨今のスピリチュアルブームの中、魔女を名乗る人や本を目にしたことがある人は、少なからずいるのではないでしょうか?
現代において魔女を名乗るような、そういった方々は、20世紀に「ジェラルド・ガードナー」という男性が立ち上げた宗教団体「魔女宗(ウィッカ)」に属している人々なのです。
(自覚の有無は問わず。)
J.ガードナーさんは
・古くから続く伝統を保つ魔女と知り合い、魔術を教えて貰った
・魔女狩りやキリスト教で魔女とされた人々は古の多神教を信仰する司祭だった
という2点の主張により一大センセーションを西洋に巻き起こします。
その熱狂を引き起こした代表作は【今日の魔女術(Witchcraft today)】という名前です。
今ではこの主張は疑問詞されることが多いのですが、ブームというのは明確な根拠のみによってなるものではありませんからね。
その流れが日本にまで伝わってきているんです。
あの占い界の大御所、鏡リュウジ先生も魔女について取り上げた本を書かれているほどです。
しかし、魔女宗を立ち上げた、いわば教祖とでも言うべきJ.ガードナーさんの代表作【今日の魔女術】は、何故か和訳が未だに出版されていませんでした。
(自分の調査不足かもしれませんが……)
今では大きな本屋なら魔女を名乗る人々の本は置かれているのにも関わらず、です。
その大本になった教祖の本は和訳されていないのです。
なので、著作権にできる限り配慮しつつ、和訳し纏めた内容をここに掲載していこうと思います。
短めですが、今回はここまでです。
ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
和訳は3章まで終わっているので、毎週1章くらいのペースで出せたらいいなと思います。