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【テンカイズα】多様化していく住宅購入。通らないと思っていたローンも、通るかも? 2020/09/30 #テンカイズ

宇賀:前回からお届けてしている特別版テンカイズα、今回のゲストはFBモーゲージ株式会社 代表取締役社長の根石高宏さんです。よろしくお願いします。
1980年生まれ、長野県出身。俳優を目指して上京し、24歳から4年間演歌歌手のマネージャーを務めその後不動産業界に転身。マンション販売を手掛ける中で住宅ローン「フラット35」に出会い、この商品を扱う代理店へ転職。その後7年間で全国最大手のモーゲージバンクにて営業成績全国トップも獲得。その後自分のやりたいサービスを徹底したいという思いを胸に独立し、FBモーゲージ株式会社を設立されました。

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野村:プロフィールが非常にユニークというか、謎ですよね。もともと俳優さんを目指していたんですか?

根石:そうですね。僕の中で勘違い時期って言ってるんですけど、24歳までフリーターやりながら芝居をやらせて頂いて。

野村:その時期を今振り返っていかがですか?

根石:接客だったりとか、まず相手がどう考えてるかっていうのは、いろんな職業にも活きてくるのかなと思います。

野村:もう一個本業の前に、演歌歌手のマネージャーも勤められている。これも謎なんですけど、どういうことだったんですか?

根石:勘違い時期が終わり、今度は裏方さんとして支えになるような仕事ができたらなと思った時に、やっぱり芸能界とかがすごく興味があったり、好きな世界だっていうところで、マネージャーを普通の転職サイトから応募してやらせていただいていました。

野村:どうですか?その時大変だったんじゃないですか?

根石:やっぱりそういったいろんな人の気持ちだったり行動だったりっていうのをちゃんと把握して仕事をしてかなきゃいけないっていうのは、今の仕事にもすごい活きているのかなって感じます。

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<ローンが通りづらい、そんな人たちを助ける>

宇賀:そしてその後、不動産業界へ。これは?

根石:人生を考えた時に、不動産とか、生活していく上でもお金の部分だったりとか、そういったものを勉強していくうちに、一生で一番高い買い物の仕事に携わりたいって思ったのが一番のきっかけです。
それでマンション販売をして、その時はB to Cビジネスだったので、僕自身なかなかうまくフィットしなくて1年ちょっとでやめて。それでフラット35の業界の方に進みました。マンション販売の時に、例えば勤続が半年のお客さまだと、ローンが厳しいので買えませんっていう形で返してたんです。でもどこかで借りれるところはあるんじゃないかなと思って、お付き合いさせて頂いてた銀行の方にいろいろ相談して、その時に「フラット35」っていう商品と出会って。こういう商品があれば、本当は買えないと思ってる人も実は買える。そのお手伝いができるような仕事がフラット35だったので、それで不動産業界から転職しました。

FB モーゲージは、主にフラット35という住宅金融支援機構、国がやっている住宅ローンの代理店なんです。そこがメインなので、取引先としてはB to Bの不動産業界、不動産業者さんが逆に今度は取引先になって家を買いたい人がいて、不動産業者さんに家を探しに行って、その不動産業者さんからご紹介いただいて住宅ローンをお預かりさせていただくという仕組みになっています。

野村:不動産を買おうとした時って、ずっと一つの会社、しかも割としっかりした企業にお勤めの方ってローンが簡単に出るんですけど。転職したばっかりとか、ちょっと不安定なお仕事についてる方とか。

宇賀:フリーランスとかね。

野村:そういう方は、なかなかローンが通りづらいってことですよね。そういった方が顧客にいますよっていう話が不動産会社さんから来て、そのローンの手続きをするっていうようなイメージですか?

根石:はい。こういったお客さんだとどういうふうに通るとか、どのくらいまで借り入れできるっていうところからスタートして。最近だとスポーツ選手とか、アーティストの方とか、文化人の方とか、あとはもちろん会社経営者の方とか。個人事業主の方とかも、非常に多く利用していただけるようになりました。

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<なぜローンが通る?銀行とフラット35の違い>

野村:銀行もいじわるがしたくて落としているわけではなくて、そういう安定した仕事じゃないとどこかで破綻してしまうとか、収入が途絶えてしまうんじゃないかと思ってローン審査を落とすところがあるじゃないですか。フラット35でそれが可能な理由って、何かあるんですか?

根石:フラット35は住宅金融支援機構なので、とにかく家を買いたい人のために融資をするっていうのがまず大前提なんです。お借り入れがあって延滞をしている人だと、さすがにちょっとローンがダメだったりっていう形はあるんですけども。
大前提に家を買いたい人に融資しましょうって間口が広いんです。生きてく上では当然働きながらお金を稼いで生活してかなきゃいけないので、会社というよりは個人の方に目を向ける。この人がどのくらいの生活レベルで、どういった生活をしているかっていうところの審査が一番強いです。なので転職をしても、その前職が一か月とかでも、ローンを通すことができるのかなと思います。

野村:これまでやってきた実績をちゃんと見てくれるということですか?

根石:そうですね。

野村:利率は高いんですか?

根石:利率は銀行が出している変動金利よりは、0.7〜8ぐらいは高いですかね。

野村:リスクの分だけ、ちょっと上乗せされているっていうことですかね。

根石:そうですね。その代わり、35年間組んだらずっと固定金利なので、金利はずっと変わらないっていうところはメリットかなと思います。


<コロナ禍での住宅購入はさまざま>

宇賀:今年のコロナはどういう影響がありましたか?

根石:最初僕ら自身も、住宅購入は冷え込むのかなと思ったんですけども、逆に月々のランニングコストを抑えようとする方が増えたので。例えば賃貸を15万円払っている方が、ランニングコストを抑えるために住宅ローン組んで、月々10万円のローンにするとかっていう方は増えました。逆に購入としては、特にこの関東近郊だとすごく増えているのかなっていう感覚はあります。

野村:生活費を抑えるために買っているっていうパターンが見られるわけですか。

宇賀:みんな家にいなくちゃいけないから住環境を良くしたいっていう意味で、住みたい家を買おうっていう流れなのかなと思ってたんですけど。

根石:もちろんそういう面もありますし、リモートワークが進んだので家を買ってここをリモート部屋にしようみたいな方もやっぱ多いです。

宇賀:部屋を今までよりもう一つ増やさなきゃみたいなことになったと。

根石:住宅を買うってなると賃貸よりも一部屋増えることの方が多いので、そういった方も増えたりとか。あとは地方で家を買う方が増えたりっていうのはあります。

野村:やっぱりそうですか。

宇賀:リモートでいいじゃんってなったら、都心に住んでいる必要がないんですよね。

野村:実際に行動としても、もともと都内のすごく利便性の高いところに人気が集中していたのが、だんだんと分散化されているみたいな動きがあるんですか?

根石:それは正直あると思います。あとは今まで新築を選ぶ方が結構日本人では多いのかなと思うんですけど、中古のマンションとか中古の戸建て、中古の流通がすごく増えてきている感覚はあります。中古でも場所とか立地が良ければ、リフォーム次第ですごく変わるので、中古を買ってリフォームするっていう方はすごい増えてますね。

宇賀:では最後に、根石さんの今後の展開を教えていただけますか?

根石:先ほどもお話ししたスポーツ選手だったりっていうのが、フラット35で多く利用していただけるようになってきて。特にフラット35を活用して、とにかく家が本当にほしいっていう方に、より一人でも多く広めさせて頂きたい。あと一番は、家を買えないと思っている方も実は買えますよっていうのを、一人でも多くの方に伝えていきたいなと思っています。
今やっているのが、スポーツ業界専門とかサッカー業界専門の住宅ローンという形で僕らも営業させて頂いているので、少しでもそういう業界の方々に僕らのフラット35っていうのをお届けできるような展開はしていきたいなと思います。

宇賀:ありがとうございます。この時間のゲストは、FBモーゲージ株式会社 代表取締役社長の根石高宏さんでした!

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