デスクトップPCの選び方【書きかけ】

コロナ禍においてPCの需要が高まっている、らしい。
それに付随して「PC欲しいんだけど訳わからないんだよね」って言われる事がある。
確かにデスクトップはラップトップ(所謂ノートPCね)と違って拡張性が高いメリットがあるが、高すぎて訳分からんってなる。なるよね。
ここではそんな訳分からん状態から分かった気になるぐらいのレベルになるまで順を追って説明しようと思う。かく言う自分も分かった気になってるぐらいだし。

1.何がしたいのか決める
PCを選ぶ時に一番最初に決める事。コレが一番難しいかも知れないけど極力明確にしておくと良い。
「基本的には文書作成とYouTubeぐらいかも知れないけど今後気になるゲームが出てきたらPCでやってみたりもしたいなぁ〜わくわく!」って気持ちはよく分かる。
そう言う人にはメチャクチャ安いPCをオススメする。今後やりたいゲームが出たらバコッと買い替えよう。
しっかりとした目的がないと選びようがないし、今買ったつよつよPCが3年後に発売される「遊びたいゲーム」を十全に出来る保証がない。3年後に買うべきである。
今ならAPEX LEGENDがしたい、FFがしたい、DQがしたい!みたいなのはあるだろう。そうなったらそのゲームの推奨スペックと必要スペックを確認しよう。今は暗号に見えるだろうが確認しよう。
さて、やりたい事が決まったら次のステップである。

2.intelかRIZENか決める
最大の山場と言っても過言ではない。未だにユーザー間でも揺れる問題である。
intelとRIZENはCPU、つまりPCの脳みそのメーカーだ。
それぞれに差はあるのだが、一概にこっち!とは言い難い。
一応ザックリ言うと
intel…これをベースに開発される事が多いので相性が比較的安定する。高い。
RIZEN…intelより得意なソフト、苦手なソフトの振り幅が大きい。安い。
みたいな感じ。安定のintel、コスパと将来性のRIZENみたいな感じである。ほぼ趣味で選んで良い。
但し、動画編集や3Dを触る人はソフトと相談すべきである。特にエンコード能力の部分で差がつきやすい、らしい。この辺は先人がベンチマークを出してくれているのでスコアが高い方を選ぼう。
ちなみに僕はRIZENです。

3.CPUを決める
どちらのメーカーにするか決めたらいよいよCPUを選ぼう。とは言え選び方は簡単で「推奨スペックを満たせているか」だけで良い。
一応intelベースでCPUの見方を説明しておくと
Core i○ってのはでかい方が強い。
9800とかの数字は一番左(5桁だったら左固定2桁)が世代、下3桁はでかい方が強い。
9800なら第9世代の攻撃力800、みたいな感じ。
後ろのアルファベットは廉価モデルだとか省電力とか色々ある。
○コア○スレッドってのは脳みその数。当然多い方が強い。

例えば8700kと9600kどっちが強いの?みたいなのだと一概には言えない、としか言いようがない。多分8700kの方なんだと思うけど。
世代よりはパワーだけど、今後8世代非対応とか出たらまぁ9600の方が強いんじゃね?みたいになるし。そうそうないとは思う。

取り敢えず推奨スペックで書き出してみよう。

4.容量を決める
HDDとSSDと聞けば、まぁこのページ読んでる人ならなんとなく察しはつくと思う。
最近はM.2 SSDってのもある。
HDD<SSD<M.2の順番で速い。高い。容量が小さい。と覚えておけば良い。
OSとか処理を早くしたいものをM.2に入れて、大容量ゲームをHDDに入れる、でもこのゲームはめっちゃやるしロード時間を短くしたい!みたいなやつはSSDに入れる、みたいに使い分けれる。
ここで選ぶのは「OSを入れる奴を選ぶ」だけで良い。
もっと言うと「M.2が良いか、別にそうじゃなくて良いか」を選ぶ。というのもM.2が取り付け可能かどうかが一番大きな問題だからである。
まぁ最近のなら割と標準装備な気がせんでもないけど。

5.メモリ
16G積んどけばいいと思います。8Gでも良いです。コイツはお手軽に交換出来るので深く悩まずに推奨を満たしておきましょう

6.GPU
かなり問題になるグラフィックボード。
これもGeForceベースで説明しとくと
1060とかなら新しさポイント10、強さ60、みたいな感じです。
取り敢えず推奨は満たしておこう。CPU、GPU、メモリが高水準ならそれっぽく動きます。

7.投げる
ここまで決まれば「PCが詳しい友達」や「お店の店員さん」に投げましょう。餅は餅屋です。
電源とか聞かれたら「安定してる奴」とか「それなりな奴」って言っとけば良いです。
ドスパラのガレリアシリーズで仮見積もりをとっても良いです。ここで初めて大まかな金額が分かります。

8.テコを入れる
見積もりを見てどう思ったか、多分9割以上の人が「高い」ってなると思います。僕も思います。でも最初は何かとかかります。
自作したら安いんでしょ?と言われるんですけど、上記のガレリアシリーズとかは保証込みでかなり安いと思います。
自作が安い理由はこの初期投資の先、足りない部分を買い替えるだとかで融通出来るから安いだけです。初期は大きくは変わりません。
中古で拾ってきたケースに組み込んでいく、ぐらいすれば安くなるとは思います。

とにかく、この値段で良いかどうかお財布と相談し、厳しければテコを入れます。
具体的には推奨スペック〜必要スペックの間を保ちつつ、お財布が納得出来るように調節して行きます。
HDDを追加したい場合もここでちゃんと追加しておきましょう。容量不足はずっとつきまといます。

そういえばお店に行くとよく予算を聞かれるんですけど、正直予算からPCを選ぶのはおすすめしません。
低予算でどこがどう削られたかの判断が出来ないと難しいと思います。
例えばi7 2700kとか積んであったら確かにAPEXとかは動いて頑張れば5万ぐらいに収まる可能性があるけれど、次の拡張時はマザーボードからの交換が確定してしまうのでほぼ全替えとなります。
こう言うトラップがちょくちょくあるので最初は多少高くても、新しくてミドルスペック以上を目指していくべきです。3年後には「このPCで良かった」と思えます。
尚、お金に余裕が無い学生さんとかは先程のPCでも良いと思います。そのPCをなんとか動かしながら頑張れば、お金に余裕が出た時に本当に欲しいと思えるPCを買えるハズです。

9.最終チェック
ここまで来ればほぼPCが出来上がっているはず。
ここでUSB端子の数や表面にあるのか無いのか、HDMIなのかD-Portなのか、マザボのメモリスロットの使用状況と空き状況、M.2スロットがあるかないか、などを確認しておきます。
余程変なマザボじゃない限りは普通に使える程度にはあるはずなので大丈夫だと思います。

10.買う
到着を楽しみに待ちましょう。


と言ったプロセスでPCを選んでます。
言いたい事は取り敢えず現在動くから安い奴、よりも拡張性のある綺麗なPCの方が向こう5年のコストとして安くなる可能性が大いにあります。
かと言って最先端のものはやっぱり高いのでそこはバランスではありますが、あまり予算をケチらずに考えたら素敵なPC生活になるかと思います。
ちなみにザックリですけども
5万…低スペor中古ギリギリスペック
10万…ミドルスペック
15万…ミドルハイ
20万…ハイスペック
ぐらいの予算を想定しておくと良いです。ノートPCならこれに10万足してください。ノートはお勧めしません。デスクトップなら足した10万あれば周辺機器がスーパー良くなります。

走り書きなのでまだ修正予定ですが取り敢えず公開してます。

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