セブンイレブンのnはなぜ小文字?企業のロゴの意外な意味
身近なものだけど気が付いていない(私たちは目にしていても認識できていないよ~)的な話でよく挙げられるのが「セブンイレブンのn」です。しかし、このnがなぜ小文字なのかは言われないことが多いですよね。そこで、なぜ小文字であるのかが気になったので簡単に調べてみました。
セブンイレブンのロゴで「n」だけ小文字である理由
セブンイレブンのロゴは下記のとおりです。
結論、セブンイレブンのnが小文字である理由は、デザイン性もしくは商標登録の観点からです。「もしくは」と断定的でないのは、実は創業が1927年と古いことから当時の資料が残っていないようです。ですので、上記のものはあくまでも有力説ですね。
もう少し詳しくいうと、デザイン性は角ばった印象を緩和するため、商標登録は「SEVEN ELEVEN」だと単純な数字になることから商標として認めてもらえなかった、といった理由です。
ちなみに、これらの説は公式に問い合わせた際にも出されるようです。(下記の記事をご参照ください)
Amazonのロゴに矢印がある理由
セブンイレブンについて調べたのち、企業ロゴを意識してみると「これなんだろう」と思ったものがいくつか出てきました。そのうちの1つであるAmazonですが、
この矢印って何でしょうね。
これには2つの意味があって「笑顔に見える」と「a~zすべてのものが揃っている」です。後者はAmazonのスタイルともマッチしており、非常に良いアイディアに感じています。
余談ですが、Amazonは創業当初は書籍のみを扱っていたため、下記のようにロゴに書店と明記していました。(真ん中の鳥にも見えるようなものはアマゾン川です)
トイザらスのRが逆である理由
こちらは「文字を習い始めた子どもはRを逆に書いてしまうことが多い」ことに由来しているそうです。子どもたち、親御さんに親近感を持ってもらうためですね。
これまた余談ですが、トイザらスは2022年12月期の決算において、営業損失31億円とかなり大きな赤字を出しました。おそらくですが、先ほど紹介したAmazonなどのオンライン店舗に押されているのでしょうね。
ちなみに、日本トイザらスは2018年に売却していますし、米国のトイザらスは経営破綻しています。利用者としては名前が変わっていませんが、会社の側面から見るとかなり大きな動きがあったサービスです。
Googleの色付けの理由
Googleは下記のようにカラフルですよね。
実は、「I」の緑色だけ三原色ではありません。よく考えたら、わざわざ三原色に1つ違う色を追加しているのはモヤモヤしますよね。
Iだけ三原色でない理由は「ルールにとらわれないを表現」したかったからだそうです。Googleの型破りな社風をここに表しているのですね。
ロゴの遷移を見てみると、配色自体は変わっていませんが、色の配置が異なっています。
I(私)をルール破りにすることで、より意味を強調したかったのでしょうか。(調べていません。個人的な予想です)
企業のロゴの意味合いを考えると面白いかもしれない
今回ご紹介したものだけでなく、おそらく企業のロゴには様々な意味が込められています。自分が会社を設立するぞ~という場面を想像すると、かなりこだわる気がします。
究極的に暇な場合は目について企業ロゴの意味を調べるのも良いかもしれません。また、デザインに関わる仕事を行っている、行う予定の方は良い練習になるのではないでしょうか。(コンサルが電車内広告で戦略を考えるように)
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