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講習会に参加する心得


講習会に行くきっかけ

企業では従業員の能力向上を狙いとしてさまざまなことを学習させたり、講習会に参加させたりします。私の経験ですが、ほとんどの場合は上司からの指示で講習会に参加します。

講習会で得るもの

実際に講習会に参加して、その内容や業務への活かし方を報告書として提出することもあります。講習会で得た知識を実際に業務に活用することはほとんどありません。報告書をもらった上司もそういう講習会だったんだ、と報告書をちらっと見て終わります。
講習会では得るものが全くありません。悪いことではないと思います。そんなものなのですが、報告書を提出するのでもっともらしいことは書いてしまいます。

講習会で何をすれば良いのか

自ら業務の問題点を解決するために目的に合った講習会に参加する、という状況が必要です。そうでなければ、定期的にみんなが出ているから、という講習会には参加しない方が良いです。ただ、企業として教育実績が欲しいのかな?とも思います。記録に残せば中身がなくてもやった感じは出ますから。
ほとんどの場合、業務に大きな問題を抱えていません。または、問題があっても認識することができません。作業の詳細な意味を知らなくても言われたように、いつものようにやればほとんどの場合は作業は完了します。その上でまだ何かしようと思わなければ講習会から学ぶことはできません。
講習会でやるべきことは、報告書作成のために内容を熱心にメモすることじゃないのです。自分が抱える問題の解決方法を得ることなのです。講習の内容が自分の抱える問題の解決にならないかを常に意識して聴いたり、質疑応答で自分の抱える問題点について解決方法が無いかを訊いても良いのです。しかし多くの場合は、自分の業務とはあまり関係なかった、という感想になってしまいます。テキトーな講習会に放り込まれるのだから当然です。だから、良かれと思って部下に講習会を勧めない方が良いと思うし、言われたからよく分からない講習会に行くのはやめた方が良いと思います。

講習会の予算をとってあるけど

それでも講習会など教育用の予算を確保してあるでしょう。ちょっと参考書を買っても大した金額にはなりません。本を買っても誰か読むの?と言うのもあります。
いっそ、従業員側で参加したい講習会を探してもらった方が良いと思います。闇雲に探してもらわないで、
・業務上の問題を挙げる
・問題を解決出来そうな講習会を探す
・良い方法を見つけたらテストする
・問題が解決できるなら採用
・講習が役に立たなかったとしても仕方ない(ほとんどそんなものです)
・問題点を探る段階からの記録を残して報告書を作る
これくらいやれば、良い講習会に参加できると思います。私自身も上手くいかない作業について解決出来そうな講習会を選んで参加したことがあります。全然やる気が違います。でも問題を解決出来なくても仕方ないのです。講習会なんてそんなものです。

初級の講習会もオススメ

私のレベルのせいかもしれませんが、講習会は基礎的なものも良いです。特に企業に入ってよく分からない装置で操作を行う場合、どうなっているのかイメージがない場合があります。いろんな文献やインターネットで調べたらわかるかも知れませんが、良い講習会はピンポイントで分かりにくいところを教えてくれます。あんまりな講習会だと、知っていることばかり話してくれることもありますが😩

書籍は?

時間があるなら書籍に頼るのも良いと思います。質問はできませんが・・・と思ったのですが、質問しても良いよ、という本があったら便利ですね。現在ならありそうです。書籍も講習会と同じで、自分の業務に関連付けてイメージできない場合は約に立たない本になります。でも、著者に直接自分の業務を伝えることができれば、問題点、改善方法の提案を受けることができます。なんでもタダで!とはいかないかもしれませんが。1つくらいなら書籍代込みと考えてやれるかもしれません。
ちなみに私は何かわからないときにそれっぽい本を買うことがありましたが、結局役に立たなくても仕方ないと思って買っていました。5,000円くらいしていましたが、そんなもんです。また、そのときは使えなくても将来役に立つこともありました。絶対にアタリを引くというわけじゃないけど、いくらか出費も必要、と思って良いと思います。


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