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弱点と思っていた「敏感さ」や「繊細さ」が富や豊かさを作る世界

先日サーキュレーターをホームセンターに見に行った。
日本の企業のものが多かったが、製造はほとんど中国。

中国製でも日本のエンジニアがしっかり監修をしていいものに仕上がっている場合もあるが、作りが甘かったり、使っていて気になるところが出てくるようなものもある。

今注目されているのが、DCモーターのサーキュレーターで、省エネ効果も高く、音も静かというもの。

中でも、ヘッドが上をぐりんと向いて360度旋回するものが気に入った。
他のメーカーにはないダイナミックな動きで、冷房効果も高くなりそうだ。

それを買おうと思っていた直前、気になることがみつかった。

それは、「操作音」だ。

「ピッ!ピ!」となるその操作音は、なんだか異様に音がでかい上、謎の不協和音が感じられる。

先日アイリスオーヤマの小さなサーキュレーターを買ったのだが、その音は「ピッ!ピ!」とは鳴るものの、消音機能がついているのだ。↓ 優秀。

で、この度新たに購入しようとした別メーカーの少し大きめのサーキュレーターは、「ピッ!ピ!」のその音の中に和音ではない奇妙な音が混じっていて、なんとも気持ちが悪い。メーカー名はあえて触れないが。

でも、消音機能があれば操作音も消せるさ!
と思ったが、取説をみても消音機能について書いていなかった。
と、いうことは消音がついていない…!

海外製なら尚更かもしれないが、こういう些細な「気になること」が購入の決め手になりうるなんて、考えない企業も多いのかもしれない。

繊細なパートナー

家電とは関係ないが、パートナーが品質管理の仕事をしている。
その性格の「敏感さ・繊細さ」(悪く言えば神経質)なところがポジティブな方面に発揮されているからこそ、商品の品質が改善され、かゆいところに手が届くような製品づくりができているように思う。

心理学系の所定の本棚へいくと、「繊細な人のための本」「敏感な人の対策」などの書籍が並んでいる。

しかし、ある意味繊細さや敏感さは、社会の生きにくさを変えるための改善フィルターになるように思う。
そうした人の視点を織り交ぜて作られた製品は、「購入のきっかけ」「選ばれる理由」にもなる。

実際わたしたちは、4万近いかっこいいサーキュレーターを買うのをやめ、静音機能がついている12,000円のサーキュレーターを最終的に選択したのだ。

もし、あの4万近いかっこいいサーキュレーターに「ピッ!ピ!」の奇妙な音を消す機能がついていたら買っていたとおもうし、さらにいえば不協和音なうえに大きな音の操作音じゃなければ良かったのにとも思う。

繊細な人は、その特性を生かして「おなじように生きにくさを感じている人のための商品作り」に個性を活かすこともできるのだ。


子宮腺筋症という激痛難病と不妊治療をしながら女性のための占いやメンタルトレーニングを教える活動をしてます。「自分の軸」を整えると、パートナーともうまく行きやすくなり、子育てや人間関係もうまく行きやすくなり、やがて世界平和に繋がるとおもうのです。サポート費は今後の活動に役立てます!