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Kamvas Pro 16を使ってみました!(描き味編)

こんにちは!
長崎のイラストレーター、天壌です!
フリーになって今年で5年目、地味に日本の片隅で絵を描いています。

今日はHUIONさんから液晶タブレットをご提供いただきましたのでレポしていきますね!
前回の記事はこちらです↓

ワコムさんとどっちがいいか悩んでいる方や、iPadなどタブレット系を使用していて液タブどうかな?って方におすすめの記事です!

使用ソフトのリンクも記載していますので、新しいソフト選びにも参考にどうぞ!

これから購入を検討されている方は参考にして下さい。

使っているタブレットはこちら!


公式ページ


saiでの描き味

学生の強い味方!
1台につき約5000円という超破格の買い切りソフト。
動作が軽く安定してます。
ブラシの選択は少なめな&ソフトが軽いので初心者に優しい設計です。
カスタマイズも捗ります。

Saiで試し書き

ペンがこのくらいなので試し書きも簡単です。
水彩は昔ながらのデジタルな出方です。
白い画面で見やすく、オーソドックスな塗りに最適です。
ここでベースをやって仕上げはフォトショの方もいますね。
サクサク動くので快適でした。
左上のツールが少し思った色を選択できなかったので少しストレスでした。
はじっこのアタリがWacomさんよりはガバく感じたので、Wacomさんに慣れてる人はちょっと最初違和感を感じるかも。

sai公式サイトはこちら↓

https://www.systemax.jp/ja/sai/


painterでの描き味

painterの良さといえばダウンロードしてすぐに使えるブラシの豊富さ!
そして昔から安定して再現度の高い水彩ブラシですね。
アナログ描きさんはレイヤーの概念を持たずに描けるので、アナログっぽく描きたい方はpainterいいですよね。
最初は自分に合ったブラシを探すのに手間取りますが、リアル志向の方はpainterアリですね!
ウチはバージョン2020を使っています。
↓がpainterの筆の様子です。


 水彩系のブラシ


アクリル・油彩系のブラシ


ソフト自体が複雑な動きをするのでペンの筆圧感知が心配でしたが、問題なく反応してくれました!(昔安いペンタブで感知しないブラシがあったのです)
水彩もしっかりボケてくれてますし、アクリルの微妙な端っこの墨だまりも再現されています。
カラーパレットは右端ですが、思い切り端っこなので特に問題に感じませんでした。

painter公式サイトはこちら↓


Adobe Photoshopでの描き味

Photoshopと聞いて写真加工だけと思った人いる思います。
実は絵を描く人の中では昔からフォトショップは描画ソフトの位置付けでした。
最近は公式からも豊富なブラシが配布され、カスタマイズが容易になりました。
月額約3000円〜とお値段が張りますが、容量の多いクラウドと、Adobe独自のai機能、写真に使える豊富な加工機能も描画の際に強力な助っ人になってくれますよ。
昨年からはweb版も出て、ログインすればどこからでも制作できるようになりました。(とっても便利!)


描き始め


レースを描く

レースなどの細かい描写も違和感なくスイスイできました。


完成!


フレークシールになりました

こちらは好評だったのでトートバッグを作ります!(近日お知らせできればと思います)

Adobe Photoshop公式サイトはこちら↓

adobe frescoでの描き味

最近出てきたAdobeさんの描画用ソフト!
こちらもpainterのようにアナログっぽい描画が特徴的なソフトになります。
Macとタブレット版のみでしたがWindows版が出て、多くのWindowsユーザーも手軽に絵を描けるようになりました。
利用にはAdobe IDが必要ですが現在無料で取得できますので、フォトショップまではまだよくわからない人にもおすすめ。

水彩ブラシの描き心地


油彩ブラシの描き心地

有料プランを購入された人にはシーズン毎に公式からブラシが配布されていますよ!

2020春ブラシ

季節ごとに新しいブラシが!

広がるふわっとした水彩ブラシは春にぴったりですね!

冬ブラシ

スタンプみたいでかわいい冬ブラシ

雪の模様やあったかそうなブラシがいっぱいです。
これは楽しいですよ。
ブラシをスタンプみたいに置くだけで描画できました!
ブラシはカスタマイズもできるのでお好みで調節できます。


adobe fresco公式サイトはこちら↓


clip studioでの描き味


うちではEXを初期から使ってます!
コミスタ3.0(EX)→4.0→clip studioと移動した民です。
初期よりも圧倒的に軽くなり、ブラシも多くのクリエイターさんが出されているので豊富ですね。
最近は3Dモデルもたくさん増えていてお絵描きさんに強力な味方ソフトです。

clip studio公式サイトはこちら↓


描き出し


羽の細かい描画


ばらの花
わんちゃん

細かい描写もバッチリです。

というわけで、描き味はこんな感じです!


まとめ

◎既存のペンタブレットと比べても遜色ない描き心地でした。
◎色味もきれいに出ていました!
△端っこの接触に少しずれあり。他メーカーのハイスペック機種に比べると少し気になるところ。
◎液タブと板タブ、どちらかに迷っている人は板タブモードもあるこの機種はお勧めです。
△Wacomさんの消しゴムモードに慣れている人は無いので要注意!
◎手袋やスタンドが標準装備でお得(他メーカーは別売り)

アップルペンシルや指でスマホで描いている人、タブレットをスタイラスペンで描いている人は特に違和感なく液タブデビューできるのではないでしょうか?!
液タブ初心者で一通り道具をそろえたい人にはお勧めだと思いました!
購入の際の参考になりますと幸いです。

記事を書いている人

天壌
長崎の画家・イラストレーター・デザイナーです。
1983年長崎生まれ
10代から漫画やイラストに興味を持ち、15歳で自費出版の本を作成
名古屋造形芸術大学卒(洋画専攻)
2012年Photoshop能力認定試験プロフェショナル部門取得 
Photoshop使用歴19年、llustrator使用歴12年
書道歴10年以上、長崎書道初段
イベントやグループ展主催:コミックアーティナル・小さな長崎
本名では長崎県美術協会会員
大学卒業後 図書館司書→美術関係→デザイナーを経て2018年から独立。
書籍・雑誌・広告・WEB等、カットイラストから漫画まで幅広く活動中。
イラストに合わせてデザイン・動画制作も手掛ける。
依頼の傍ら毎月展示会に出展。
イベントやグループ展主催も行なっている。
長崎在住。

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天壌
コーヒーを奢ってくれると捗ります♪( ´▽`)