Damedashi U-22 vol.6
こんにちは!この記事では11月17日に行われたDamedashi U-22 vol.6についてレポートします。今回のDamedashi U-22は、出場者全員が異なるジャンルのアイディアを持ち寄ったことで多種多様な意見が飛び交い、とても盛り上がる会となりました。ぜひこの記事を読んで定期的に行われているDamedashi U-22について興味を持ってくださったらうれしいです!
Damedashi U-22 について
本イベントは、参加者全員が社会や生活に関する課題とそれに対するアイデアを持ち寄り、互いに“ダメ出し”し合うことで最終的にそれぞれのアイデアや視点の本質をあぶり出し、共有することを目的とします。
本来“ダメ出し”は否定的な行為ではありません。
アイデアの穴を指摘すると同時にそれを踏まえてアイデアを進化させることを含みます。
表面上では褒め合って本質を議論しないという慣例を超えてアイデアを磨き合う本質的な“ダメ出し”が如何に重要かを知る機会になるでしょう
今回のDamedashi U-22 session
今回は中学生、高校生、大学生、社会人の所属も年齢もバラバラな4組が出場しました。ジャンルもゲーム・漫画・アニメ・食と異なったアイディアを持ち寄ることでより多くの視点からDamedashiや新しいアイディアが出てとても質の高いsessionとなりました。
①社会科学習ボードゲームプロジェクト〜日本の社会科教育を「暗記ゲー」から脱出させる〜
「社会科は本来自分の知識が増えてきて視野が広がっていく面白い教科」だと考える喜多くんは、学校で習う社会科の学び方について疑問を持っていたそうです。
本来は読み取りや思考を重視した、暗記に頼らない社会科の学習が望まれているにも関わらず、暗記に頼り切った学習になっていることで、あまり日常とのつながりを見出すことができず、社会科を面白くないと感じる人が多いのではないか、ということです。
そこで社会科をもっと主体的かつ対話的に学ぶ方法として『教育ボードゲーム』を提案しました。ボードゲームであれば他者との対話を通して楽しく社会科について学ぶことができるのではないかというアイディアでした。
②MACO
今、日本の漫画・アニメが世界中から人気を集めていることは皆さんもご存じだと思います。しかし、それだけ大きな市場になっている中、マコさんはある悩みを持っているそうです。
それは、マコさんの周りに漫画・アニメのついて共感し合える仲間がいないことです。ただ話し合うだけでも楽しいのですが、共感しあえる関係に憧れがあるということでした。
そこで、マコさんが考えたアイディアは世界中の漫画・アニメ好きとつながるコミュニティをつくることです。ゆくゆくは世界中の漫画を読みあって共感しあえる場所を作りたいと考えているそうです。
③Animation Laboratory
現在、アニメーションコンセプトアーティストとして活動するお二人は、平日は小泉さんが所属する大野町の地域おこし協力隊としての活動、休日はアニメーションコンセプトアーティストとして大野の子供たちに向けてワークショップや教育プログラムを実施する活動をしているそうです。
現在活動している大野町で郵便局の跡地をアーティストとしての活動拠点として活用したり、子供たちへのワークショップや教育プログラムを続けたりするための場所として借りています。
コンセプトアーティストとして活動するために金沢に移住してきて、今は地域おこし協力隊として生活している中、大野町や金沢市にどのように自分たちが貢献できるかということを熱心に考えているお二人でした。
④グルテンフリーを広めたい!
加藤さんは、中学生のころ肌荒れや便秘に悩んでおり、その際にネットで調べ始めたのがグルテンフリーを心掛けた食生活なのだそう。それ以来、徐々に肌荒れや便秘が改善されていったことで「もっと多くの人にグルテンフリーの良さを広めたい!」と思うようになり、今はグルテンフリーを広める活動を行っています。
現在、グルテンフリーは北米が最大シェアをもち、次いでヨーロッパ、アジアが続くそうです。課題点は、広まりつつある文化ではあるけれど、ターゲットや好みが不明確なところにあります。
そこで、それらの課題を解決しつつ日本食を使ったグルテンフリーの食を海外に広めていくことを目指します。当日も、酒粕とレーズン、オレンジを組み合わせた2種類のクッキー、あんことキヌアを使ったクッキーを参加者のみなさまに試食してもらい感想をもらっていました。今後もそのフィードバックを得て新しい商品が生み出されることが楽しみですね!
審査員から
今回のDamedashi U-22は、ゲーム・漫画・アニメ・食 という、日本が誇れる文化がそろっていることを指摘したうえで、それぞれがもっているものを組み合わせて何か新しいものを生み出すのも面白そうという提案もありました。
さいごに
Damedashi U-22はTENOJO KANAZAWAで定期的に行われている、みなさんのもつアイディアに対しいろんな人からダメ出しや意見をもらえる貴重なイベントです。
次回のDamedashi U-22は、
2025年2月8日(土)です!
応募してみたいという方は、こちらにこれまでのDamedashi U-22についてまとめているので、ご覧ください!