見出し画像

iOS 14.5におけるAndroidアプリストアの重要性

iOS 14.5による影響はいまだ不透明ですが、広告主によっては予算をAndroidにより多く按分しているケースもあります。Google Playストアへのリリースは依然として最も重要なオプションの一つですが、他のAndroidアプリストアのポテンシャルについてはあまり議論されていません。パブリッシャーはクオリティが高いユーザを獲得することができ、かつ決定的なアトリビューション手法を使用できる新しいプラットフォームを探し始めています。そのため、本日Tenjinでは他のAndroidアプリストアのサポートをアナウンスすることにいたしました。

今日から、Tenjinをお使いのクライアント様はGoogle Playストア以外のあらゆるAndroidアプリストア上でキャンペーンの効果測定をすることが可能になります。これには、Google PlayやiOSのアプリですでに利用可能な、インストールアトリビューション、ROI、LTVや全ての他の機能を含みます。詳細についてお伝えする前に、Androidの出稿についての弊社のデータと、他のAndroidアプリストアの国ごとの特徴についてお話させていただきます。

iOS 14によって、予算がAndroidに多く按分されています

下記の通り、iOS 14.5のリリース以降、Androidの出稿量がiOSより多くなっています。

画像2

興味深いことに、過去2年間でも同様の傾向が見受けられます。下記はTenjinの過去のベンチマークレポートからの抜粋です。

画像2

上記からわかるように、Androidの出稿量が増加する傾向はiOS 14のリリース前から存在していて、AppleのiOS14.5による変更によってより顕著になりました。このような傾向は今後も継続すると思われます。また、Google Playストアでの競争の激化により、CPIの高騰化や他のKPIの変化が予想されます。そのため、他のAndroidアプリストアでプロモーションを始めるには絶好のタイミングです。

中国でユーザをスケールさせる際の鍵はAndroidアプリストアになります

他のAndroidストアについて語る上で最初の国はもちろん中国になります。中国では2011年以降、Google Playの利用ができなくなっています。そのため、300種類以上のアプリストアが乱立する新しいエコシステムが出来上がっています。さらに、iOSデバイスのシェアはたった13%です。(2021年Q1時点) (ソース)

中国でのユーザベースにアクセスするために、パブリッシャーはAndroidストアについて理解することが必要となります。例として、2021年2月時点で、Huawei App Gallaryが中国Androidストア内で最大のシェアを誇り、約37%のマーケットシェアで、MAU(月間アクティブユーザ)ベースで261,389,000ものユーザが存在します。最後に、ゲームデベロッパーに対しての良いニュースとしては、中国ではゲームのみのアプリストアも多数存在します。

もちろん、中国での広告出稿は従来のモバイル出稿の手法とは少し違います。そのため、Tenjinでは新しいトレーニング「#311 User Acquisition in China 101」をご提供しています。興味がある方は、support@tenjin.comまでメールにてお問い合わせ下さい。

他のAndroidアプリストアをTenjin上で使用するには

弊社では最新の機能を開発する際に、パブリッシャー様にとってセットアップが簡易で、柔軟であることを重要視しています。今回他のAndroidアプリストアを使用するステップとしては下記の2つだけです。

- 最新のAndroidまたはUnity SDKを実装 (v1.12.5)
- ストアURLまたはAPKファイルをホストしているURLをTenjin上のアプリに設定

詳細については、ドキュメントのページをご確認下さい。アトリビューションには、OAIDまたはIMEIの2種類のデバイスIDを使用しています。

以上です。ご質問がある方は、support@tenjin.comまでお問い合わせ下さい。

いいなと思ったら応援しよう!