テニス素人が考える攻撃的なプレイヤーとして必須条件なことを考察してみる。
最初にテニスプレイヤー考察もできず2021年になってしまい申し訳ありません。
そして全豪オープンにも入ってしまってタイミングは最悪となってしまいましたが、プレイヤー考察を差し置いてでも書くべきテーマだと思い書くことにしました。
それは女子テニスの試合を見ていてあるプレーがどれだけあるかによって結果があまりにも違うことに気がついたので、ここにその考察を述べようと思います。
先に結論から述べますが、それは試合中にどれだけストレートにストロークできるかどうかによって結果が大きく変わってくることである。
ここから具体的な考察に入りますが、そもそもストロークは難易度別にわけると大きく4つに分類できる。
1、足を止めてのクロス
2、ランニングしながらのクロス
3、足を止めてのストレート
4、ランニングしながらのストレート
この順番は低難度→高難度という順番なのだが、これはテニスの中央部分のネットの高さが低くなっていることに起因する。更に足を止めるかランニングしているかによっても正確なストロークができる確率が大きく変わってくる要素になる。
更にクロスかストレートの難易度としてはストレートに打つことはクロスよりもコートに打てる範囲が狭くそれだけサイドアウト、ロングアウトの確率が大きく上がる。
ということはストレートはミスする確率がそれだけ上がるということはリスクしかないとかといえばそんなことはなく、リターンも大きい。
そのリターンとはストレートに打てば基本相手は足をとめてストロークできず、ランニングしながら打つことになるのである。
つまりどれだけストレートに打てるかどうかで、相手にランニングさせながら打たせることによってミスを誘発させる確率を大幅に上げることができる。当然クロスよりもミスする確率が上がるが、テニスプレイヤーなら練習でその確率を下げて実践投入すべきなのは言わずもがなである。ネットの高さなんて1.07メートルなのだから、これくらいのリスクを負えなくて攻撃的なプレイヤーなんて言えるものじゃないと個人的には思っている。
最後にこの事実に気がついたらいろいろな疑問が解決できたので挙げていくことにする。
まずはケルバー、ハレプ、ウォズニアッキにあってスビトリナにないものであり、またキャサリン・べリスにも残念ながらこれがない。
そしてこれはわかってもなお疑問なのが、セレナ戦のみにおいてシャラポワが足りない部分でもある。より正確に言うなら先にセレナがストレートに打って仕掛けられている。(一応セレナ戦限定であってそれ以外ではどんどんストレートに攻撃していることはここに付け加えることにする)
スビトリナとキャサリンべリスに見られるようにフットワークが自慢のプレイヤーがフットワークに頼って守備的になりすぎると陥るのではないかと思うが、そこは克服して欲しいと願うばかりであることで終わりにするといたします。