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【実施から1週間で月間利用文字制限の上限達成!】TENHOがつくば市職員に向けて実施した生成AI活用ワークショップの内容を公開

こんにちは! TENHO COOの児玉です。
今回は、2024年9月11日(水)〜12日(木)にかけて、茨城県つくば市にて実施した生成AI活用ワークショップの様子をお届けします。

本ワークショップは、つくば市が9月より導入している、株式会社エクサウィザーズの提供するLGWAN環境で使用できる自治体専用ChatGPT「exaBase 生成AI for 自治体」を用いて、座学だけでなく実践的な演習をメインに行いました。

研修の様子を余すところなくお伝えしますので、ぜひTENHOの生成AI活用研修の様子を最後までご覧ください!

このnoteを見て興味を持たれた方は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。


実施の背景

つくば市は、市長自ら生成AIを利用したり、市議会の質疑や市民の意見を生成AIで分析し政策提言に活用する仕組みを検討しているなど、生成AIの活用に関して積極的な取り組みを行っています。

その中で、今回は職員の業務効率化を目的とした研修を実施しました。

研修内容

ワークショップのメインはグループワークです。
職員同士でコミュニケーションをとりながら、生成AIの業務活用可能性を探っていきました。

TENHOが提供する研修の最大の特徴は、研修後すぐに業務で生成AIを活用できる実践的な内容であることです。

TENHOでは、生成AIで何ができるか・できないかを理解した上で、今自分の抱えている業務課題をもとに活用方法を探っていきます

<TENHOの研修事業について詳しく知りたい方はこちら!>

今回は、グループに分かれて、自分自身の業務から課題を見つけ、実際に生成AIを活用して業務を効率化する流れを体験していただきました。

まずは、自身が抱える業務課題を洗い出し、生成AIを活用した業務改善の可能性を探っていきます。
その中から、共通している業務課題や特に改善インパクトが大きそうな業務課題を1つ選択します。

次に、選択した業務課題の業務フローを分解します。
一見、改善が難しそうな業務課題も、分解していくと生成AIの力で解決できるものがたくさんあります。

さらに、この分解した業務工程それぞれに対して、生成AIを導入できるか検討していきます。

ここまでのワークで重要になるのが、「1つの業務を生成AIに丸投げしない意識を持つこと」です。

生成AI初心者の方が陥りがちな問題点として、生成AIを使って業務を完結しようとしてしまうことが挙げられます。

生成AIは便利なツールではありますが、できないこともあります。
今回のワークのように工程分解することで、1つの業務に関して生成AIを活用できる作業/できない作業に分け、生成AIを正しく効果的に活用する思考を身につけることができます。

ここからは、実際に生成AIを活用して課題となる業務の効率化を目指しながら、これまでのデモンストレーションを思い出して手を動かしていきます。

使い方に不慣れな一面もありましたが、TENHOメンバーからアドバイスをしつつも、自由に触ってみてもらうことで、受講者は当事者意識高くワークをすることができているようでした。

受講者の声

本ワークショップの実施後、参加者以外からも問い合わせがあり、組織全体での生成AI活用促進にも寄与しております。

また、実施後わずか1週間で月間の文字数制限が上限に達するほど多くの受講者が活用してくださいました。

以下にて、受講者アンケートの結果(主事56名)の一部を公開いたします。

▼本ワークショップへの満足度を教えてください。

ワークショップを受講した主事のみなさまのうち、78.5%が「満足/やや満足」と回答していることから、多くの方に満足いただけたワークショップとなったことがわかりました。

▼ワークショップ前と比べ、生成AIについての理解はどの程度深まりましたか?

ワークショップ前後で、生成AIへの理解度が深まった/かなり深まったと回答した人は91%でした。ほとんどの方に、生成AIへの理解を深めていただけるワークショップだったことがわかります。

▼生成AIを活用することで、実務で解決できそうな課題があれば教えてください。

文章や通知文、案内文の作成や、多言語対応などの課題が回答として出てき
ました。そのほかにも、以下のような回答が出てきました。

・申請書・許可申請の審査
・会議や調整に関する文書の作成
・調査・問い合わせ対応
・記録作成の効率化
・企画立案・問題解決支援
・特別職関連の資料作成

▼本ワークショップを他の人に勧めたいと思いますか?

今回のワークショップを他の人に勧めたいと思うかという質問に関しては、87%の方が本ワークショップを「とても勧めたい/やや勧めたい」と回答しています。

▼本ワークショップに関する感想をお書きください。

exaBaseで市民からの問合せを、実際に各部署に振り分けてくれたスピードと質に感動した。実際の業務でどの部署に依頼するべきか調べる手間は大きいし、それが丸々省けるのも近いと現実味を感じた。

参加する前は難しそうだと思っていたが、グループについてくださった講師の方の説明がとてもわかりやすく、実際の操作も交えながら楽しく学ぶことができた。

exaBaseの使い方を知れたのはとても良かった。特定の業務に対して、exaBaseや生成AIで解決できることような、実践的なワークショップにまた参加したい。

生成AIをあまり実務で活用したことがなかったが、想像以上に回答スピードも速く、自分の指示の出し方次第ではかなり使えるものだとわかった。今後の実務で使えそうな部分には積極的に活用していきたい。

まず、課題業務を洗い出し、業務を細分化したうえで、生成AIの活用ができるか考えていく、というステップの踏み方が非常にイメージが湧きやすかった。

アンケートの結果からも、多くの方にご満足いただける、実践的なセミナーであったことがわかりました。
さらに、生成AIの使い勝手の良さや性能を評価する声も非常に多く見受けられました。


また、本ワークショップの開催を依頼いただいた、つくば市情報政策課の担当者様より以下のようなコメントをいただいております。

「今回、主事級の職員をメインとして研修を実施し、生成AIとはどのようなものなのか、どのような業務に向いているのかを理解する、よいきっかけとなったと感じています。
生成AIをあまり使ったことのない職員がほとんどでしたが、TENHO社の方々のフォローにより、グループワークをスムーズに進めることができました。
この研修に参加した職員が、普段の業務でも積極的に生成AIを活用し、それが周囲の職員にも広がることで、庁内全体での生成AI活用が進むことを期待しています。」

まとめ

今回のワークショップでは、便利な生成AIの利用方法と、実際の業務への活かし方も学ぶことができました。

より実務に近い内容を想定したワークショップで、受講者も自分ごととして捉えることができ、実施後すぐに多くの方に活用いただくことができました。

TENHOでは、ChatGPTや生成AIを業務で活用するための研修を展開しています。
「明日から業務に活かせる知識をつける」ことを目的とした実践的なコンテンツが特徴で、受講者のみなさまからもご好評をいただいています。

気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


株式会社TENHOについて

「AIと人間の共創」というビジョンのもと、「生成AI導入支援・研修事業」や「AIアプリケーション開発」を展開しています。あらゆる業界が直面する課題を解決するため、カスタマイズされたAIソリューションを提供し、顧客のビジネス成長および地域社会の発展を加速させていきます。

会社名:株式会社TENHO
代表取締役:田村 允
所在地:東京都渋谷区東2-14-21
事業内容:
(1)生成AI導入支援・研修事業
(2)AIプロダクト開発・データ分析事業