歩くための民間対処リハビリ6

【注】 必ず、先に、歩くための民間対処リハビリ1から
    順番にお読みください。

さあ、さっそく歩いてみましょう!!時代劇歩き!!

補助者が相手の両脇に手を入れて、上半身を左右に振りましょう。
本人に、左右への体重移動の感覚を思い出してもらいましょう。
もちろんスピードは、適度に。

次は、相手の上半身を右に振って、体重の乗った足を軸にして少し回転するような感じで浮いている足を前に出すようにします。

前に出した足を着地させ、体重を乗せます。

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そうです。今度は同じ事を逆側で行います。

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"なんば歩き"と呼ばれる、同手同足の動きとなります。

”右手右足”、
または”左手左足”が
同時に出る歩き方です。


とにかく、上半身が前かがみにならないことが、
とても大切なことです。

一週間ほど”同手同足”で歩くことに慣れておきます。

すると、自然に筋力が増し、運動する感覚も戻るはずです。

その後、徐々に上半身をひねる歩き方を加えていきましょう。
上半身をひねりながら、右手と左足、左手と右足が同時に出るのが
現代、一般的な歩き方、走り方です。

一般的な歩き方とはいえ、体が弱っているときには、
負担が大きいのです。体重移動が効率化されているので、
とてもスピードが早く、スマートに歩けますが、
その効率化された動きは健康な体には適していても、
病後すぐの動きには適していないのです。

右手右足、左手左足を同時に出す歩き方は、
体重をその都度片足に乗せるので、安定感があります。
ですので、ゆっくり、安心して歩くことができます。
病後の最初の歩き方は、こちらが適していると思います。

現代の一般的な歩き方の練習は、
運動会の行進の練習みたいになります。

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この歩き方は、さらに上半身から意識が抜けます。

左右への体重移動の意識付けが出来ていないと、
どこか偏った歩き方になり、長距離歩くことは出来ません。

最初は手を大きく振って、歩幅も少し広めを意識しましょう。


以上です。よろしければ、”あとがき”もどうぞ!!


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