過去のプロレス日記より【川田利明】
私の好きなプロレスラーはやっぱり川田利明です
2005年06月04日19:57
分裂前の全日本プロレスが好きです。
いわゆる「四天王プロレス」「2・99プロレス」と言われるプロレスが好きです。
過去形ではなく今でも好きです。
うちの実家では新日本の中継しか放送されてなかったので全日本を初めて見たのが大学1年の時でした。
「泥臭い」
最初はそう思いました。
あんまり派手な技とかないしー、選手も地味だしー。
そんなわけでそこまで全日本プロレスに興味は持ちませんでした。
転機は大学2年の時にやってきました。
当時の彼氏に見せられた一本のビデオ。
「95’6・9 日本武道館
三沢・小橋vs川田・田上 世界タッグマッチ選手権試合」
このビデオを見るだけなら、相変わらず「泥臭い」そう思っただけでしょう。
しかし、その彼氏はそのビデオを見せる前に小一時間ほど私に三沢と川田の足利工業高校時代からの因縁を講釈してくれていたのです。
予備知識も得てその試合を見終わった後、私は不覚にも号泣してしまいました。
「三沢越え」
川田利明の悲願が(タッグマッチではありますが)達成された時の表情、それはとても晴れやかなものでした。(そして前歯が無くて面白いものでした。)
そしてその後、シングルでも三沢越えを果たした時の川田はこう言いました
「プロレス人生の中で一番幸せです、今が」
川田が眼底骨折で長期休業している間に全日本プロレスの選手達と飲んだことがあるのですが、その時三沢や小橋の態度から川田が周りかあまり好かれていないことを知りました。
NOAH旗揚げの時、川田は全日に残りました。
そして今、川田は全日を離れフリーとなり、7月18日のNOAH東京ドーム大会で三沢と5年ぶりに戦うことになりました。
「感情の戦い」
川田が三沢との戦いについてまとめた言葉です。
お互い全盛期とは言えない、いわば古武士同士の戦いはまさしくこの言葉にふさわしいものとなることを願い、信じています。