過去のプロレス日記より【三沢vs川田】

デスティニー~運命~
2005年07月20日12:23

ちょっとさぁ、三沢さん。 
このタイトルはかっこつけすぎっていうか、三沢さんの前髪チョチョくらいやばいしょ。 

なんなん?5年ぶりの三沢VS川田。 
泣けるんですけど! 

結構賛否両論ぽい試合だったけど私的にはかなりやばかった。 
どんなにエルボーを食らっても倒れない川田。 
投げっぱなしPB(あのハッスルポーズはいらんかったけどね)、マイクパフォーマンス、試合後のインタビュー。 
あれだけで川田は5年前に戻れたね。 
インリンとかと試合してる場合じゃないでしょ、もう。 

私は思ったね、三沢が全日本を退団してノアを立ち上げたときに川田を誘わなかったのは、今日この日のためだったと。 
全てが三沢によって描かれた5年間の壮大なシナリオだったんですよ!! 

6年前、川田が眼底骨折してるときに、当時の全日本プロレスの選手たちとお酒を飲んだ事があるんですが、その席で小橋に質問されたこと。 
「君はどの選手のファンなの?顔からして・・・(秋山)ジュンだろ?」 
私は答えました 
「いいえ、川田さんです」 
あのときのちょっと場の空気の凍りついた感じ、その理由はその後出席した当時の付き人、橋の言葉によって明らかに 
「川田さんは・・・まぁ、、、ちょっと。。。」 
簡単に言えば川田は当時の全日のなかで浮いていた。(淵さんもね) 
三沢と袂を分かったときから浮いてたのかもしれない。 

そんなわけで、ノアを立ち上げたときも川田は声を掛けてもらえなかった。 

川田が初めて三沢越えを果たしたとき 
「プロレス人生の中で今が一番幸せです」 
そういった。 

高校のレスリング部の先輩後輩で、川田はずっと三沢を追い続けていた。ファンもそのバックグラウンドを知っていたから余計に感情移入できた。 
でも三沢を越えた時から、その遺恨が少しずつ薄れていった。 

三沢VS川田のシングルマッチ 
これは馬場さんをして言わしめた 
「全日本プロレスの東京ドーム大会のメインはこれしかない」 
カード。 
でも、少しずつ価値が薄れていった。 
そこで三沢は考えた 

「新しい遺恨を作る」 

それが選手の大量離脱、川田おいてけぼり、5年間の空白 
そしてデスティニーですよ。 
(この辺り私の妄想ですから。) 

試合が泥臭い、だがそれがいい。 
三沢がはげてもお腹が出ても。 
川田がハッスルポーズしてもインリンにでれでれしても。 

三沢VS川田のシングルマッチ。 

その響きだけで私はうっとりなるんです。 
川田が三沢にサッカーボールキックする毎に、5年間の空白が埋められていくのを感じました。 
次、あるのかな。 

できれば最後の三沢VS川田は、三沢の引退試合であってほしい。川田の引退試合ではなく三沢の。 
無理かなぁ。 

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