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入試問題文を聴いて覚える化学!立命館大学(2019)

無機化学,14族元素,15族元素,16族元素,17族元素
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下記,立命館大学(2019)で出題された入試問題です。

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 周期表の第3周期の非金属元素には,ケイ素,リン,硫黄,塩素などがある。
 
 ケイ素の単体は灰黒色の光沢をもつ固体であり,石英やケイ砂などの成分である二酸化ケイ素を電気炉中で融解し,コークスを用いて還元することでつくられる。二酸化ケイ素の結晶は,ケイ素と酸素からなる「 あ 」であり,純度の高いものを融解して繊維状にしたものは光ファイバーとして利用されている。

 二酸化ケイ素と炭酸ナトリウムとの混合物の加熱で得られるケイ酸ナトリウムに,水を加えて長時間加熱すると「 い 」と呼ばれる粘性の大きい液体になる。この液体の水溶液に塩酸を加えた後,生じた沈殿を加熱して脱水すると,シリカゲルが得られる。

 リンは「 う 」個の価電子をもつ原子で,単体には性質の異なる黄リンや赤リンなどが存在する。リンの燃焼で生じる十酸化四リンは白色の結晶で,吸湿性が強く乾燥剤などに利用される。十酸化四リンに水を加えて加熱すると,「 え 」が得られる。

 硫黄の単体は,火山周辺で黄色の固体として産出する。火山ガスには,有毒な硫化水素が含まれており,これが火口付近で酸素と反応して硫黄の単体が生成する。硫化水素は無色,腐卵臭のある気体で,温泉水中にも含まれている。硫黄の燃焼で生じる二酸化硫黄は無色,刺激臭のある気体である。二酸化硫黄を触媒を用いて空気中の酸素と反応させて三酸化硫黄とし,さらに水と反応させると硫酸が得られる。

 塩素の単体は黄緑色,刺激臭のある気体で,水に溶かすと次亜塩素酸HClOを生じる。次亜塩素酸は強い酸化力をもつので,漂白剤や消毒剤として利用される。


■問題1
文章中の「 あ 」にあてはまる最も適当な語句を下の選択肢の中から選びなさい。
① イオン結晶 ② 分子結晶 ③ 金属結晶 ④ 共有結合の結晶

■問題2
文章中の「 い 」にあてはまる最も適当な語句を書きなさい。

■問題3
文章中の「 う 」にあてはまる数字として最も適当なものを下の選択肢の中から選びなさい。
① 1 ② 2 ③ 3
④ 4 ⑤ 5 ⑥ 6
⑦ 7

■問題4
文章中の「 え 」にあてはまる物質名を書きなさい。

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