最近好きな曲メモ:特に歌詞(2021/06/11の日記)
詩的表現だけに目を向けて、小説を読んだり歌を聴いたりすると、まるでゲームの裏面を見つけたみたいな気持ちになれる。
だけどただ毎日、イイな~って思うだけで済ませていると、ロケットえんぴつみたいに古い記憶は押し出されていなくなってしまう。Youtubeの「高く評価した動画」を眺めるのは、芯を探し出す行為だ。
それもとんでもない量になって、新しい順にも古い順にも反映されにくい中間部分はほとんど観測不能になる。一覧表示にはいつか「忘れちゃってるだろう順」が導入されてほしい。
だからせめて、最近いいなって思った表現だけはまとめておきたいと思った。そしてあわよくば聴いてくれたらいいなとも思っている。
おなじ色のメガネで世界を見れることなんてめったにないので、誰でも手にとれるよう、ここに置いておきたかった。いつかそんな夢みたいな日が来るかもしれないから。
こんな つまらない映画などもうおしまい
なのにエンドロールの途中で悲しくなった
めっちゃ無粋かもしれないんだけど感想を足すと、これほど自然に、なでるような暗喩が急に現れるのに思わず声が漏れた。
この曲はとてもやわらかいシーツに包まれている向こう側から、ほのかに光を放っているのが見える感じが好き。
花は土の中で考えて
開くころ言葉になっている
えもいわれぬ気持ちになる。
醜い感情が吹き出し 真っ白い鳥になるんだな
「~だな」って歌詞が好きなので(でんぱ組でもそう)、響いたのかな……。メロディを含めてあんまりにも美しくて苦しい。きたないのをきれいに見てる気がして苦しい。
あの星が欲しいなら宇宙飛行士になって
ゆくゆくは宇宙空間の支配者になって
君が眠れない夜は流れ星を落としたい
これは理屈とか理由ってより、私がセカイ系好きで、星や宇宙が好きで、なんか孤独を感じる夜が好きだからめちゃめちゃ取り乱すくらい心に残った歌詞。曲を通して聴いたとき、ほんとうに眠れない夜に物語を聴かせてくれるような優しさがあって、背中をさすられるような温かみがある。
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