ミュージカル「20世紀号に乗って」
先日、ミュージカル「20世紀号に乗って」を観劇
その個人的な感想を記録したいと思い書いていく。
<ミュージカル「20世紀号に乗って」について>
本作は1930年代のアメリカを舞台にリズミカルなテンポがいい作品であり戯曲→映画→1970年代にアメリカ・ブロードウェイでミュージカル化
私は恥ずかしながら今回初めて「20世紀号に乗って」という作品を増田貴久さんが演じると発表されてから知りました。増田さんは演出は前回と同じクリス・ベイリーさんということで今回はどんな風な舞台になるんだろうとワクワクが止まらなかった。
豪華列車が舞台ということもあり華やかな衣装、セット、オーケストラもありと目にも耳にも贅沢な時間を過ごせた。
今回はオリックス劇場で観劇した。
個人的に増田さん主演の2021年の「ハウ・トゥー・サクシード」を観劇して以来のオリックス劇場。
今回は1階席のやや後ろの方のセンターだった全体的に見ることできた。
2階3階席ではまだどの作品も観劇したことがないので1回は観劇してみたい。
<全体的な感想>
お稽古どおりというのはわかってはいましたが最後のあのシーンはやはりピリッとした空気になるのを肌で感じた。まさに生で見るならではの感覚。
私も心にズーンとくるものがあった。
これはお稽古どおり、舞台俳優としてのお仕事、これはオスカーと言い聞かせて。
それ以外は本当に「歌」「振付」「オーケストラ」「衣装」「セット」
テンポよく進む全てにおいて素晴らしくこの舞台に関わる全ての人に感謝しながらこの作品に出会えて良かったと心から思う。
<パフォーマンスに関して>
パフォーマンスシーンは豪華豪華
メインが列車のセットという狭い空間だけでなく舞台を広く使われるパフォーマンスは見応えがあった。個人的にオーケストラの方は舞台下にいるイメージが強くあったため今回の作品は新鮮で楽しかった。楽器がシーンに溶け込むような楽器に感情があるようなオーケストラさんも1カンパニーであることが強く出ててよかった。
歌えて踊れる実力派のアンサンブルに支えられるパフォーマンスは主演の増田さんと小野田さん、上川さんの三銃士のダンスシーンはこれこそブロードウェイミュージカルだと心が躍った。
<オスカー役:増田貴久さん>
アイドルのときとは違う声のだし方、前作よりもさらにさらにアップデートした増田さんには何度惚れたらいいのかわからないくらい好きになる。
ミュージカル俳優さんのファンでもある私は増田さんの歌声はおそらくミュージカルの歌い方ではないと生粋のミュージカルのファンの中には仰られる方がいるかもしれないと感じる。
でも私はミュージカルの歌い方ではないかもしれないがオスカーの増田さんはNEWSの「アイドル」の増田貴久ではなく、ミュージカルの「俳優」のオスカーだった。
あの日は登場からスタオベまでずっと私の目に映るその人はオスカーだった。
ハウトゥーのときもフィンチにしか見えなかったけど今回はさらに舞台に立てばもう舞台俳優になる増田さん、尊敬の感情がすごい。
<リリー役:珠城りょうさん>
セリフの声はとても綺麗で聞きやすく耳心地のいいお声でダンスも所作も美しいのに強さがある。
舞台衣装や様々な衣装を着こなして舞う彼女に目を奪われた。
女性が憧れる女性って珠城さんのような方なんだろうと感じた。
ミュージカルに出会って数年、この週末にまたミュージカル作品を見る機会があるためそれを楽しみに日々を過ごしていけるのはとても幸せなのだろうと改めて思う。