【遊戯王MDランクマ】エクソシスターで挑む最高ランク13 ~カイザーコロシアムよ永遠なれ~【24年7月Season31編】
〜〜〜黙祷〜〜〜
皆様初めまして。初めましてでない方はいつもありがとうございます。
自分は過去1年以上にわたりエクソシスターでランクマッチの最高ランクまで戦い続けており、その経験をnote記事にさせていただいてきました。
今月は新パックでユベル・センチュリオンと複数の有力テーマの登場が公表されており、それらの登場後はランクマの環境にも一石が投じられると思われますが、新パック登場前の現状においても環境に幾分かの変化が見られました。
1. 24年7月上旬のMDランクマ環境
スネークアイと炎王が相も変わらず主流となっているため、それに対応すべく墓地メタの可能な純クシャトリラとふわんだりぃずが使用率を伸ばしてきました。これは罪宝系が初実装されたその次の月でも見られた傾向ですが、ここに来て環境が巡り巡ったような形となりました。先月ではあまり見られなかったR-ACEも再び使用率を伸ばし、総じてメタゲームが一周した結果の環境となっていたように思われます。とはいえスネークアイ・炎王・ホルス・ティアラメンツがメインという点では先月の環境を引き継いでいるので、そちらの記事もご覧いただければ幸いです。
2. デッキの傾向とエクソシスターの相性
純クシャトリラ
切り札のアライズハートがマクロコスモス効果を持つことに加え、墓地依存度が低く除外からの再展開に長けるということで、スネークアイや炎王に有利な次元の裂け目やアトラクターを利用できる点を再評価されてか再び使用率が増加することになりました。エクソシスターとしては除外が刺さりにくいのはマイナスではあるものの、向こうの墓地メタやクシャトリラユニコーンのエクストラ破壊の影響を受けにくいのは幸いといえます。効果耐性や魔法罠による妨害は脆弱なデッキなのでサンダーボルトや冥王結界波、また三戦の才・三戦の号を発動しやすい相手なのでこれらが有効です。相手のエクシーズモンスターのコントロールを奪ってアーゼウスなどを重ねるのも有効です。
ふわんだりぃず
クシャと同じくアトラクターなどの全体除外系を扱えるため今月は一定の遭遇率がありました。殆どのデッキ相手に対応が効くエクソシスターですが、このデッキばかりはギミックが殆ど刺さらず天敵となります。(最もふわ相手にギミック有利を取れるデッキの方が少ないでしょうが…。)先に展開できた場合でもある程度上振れてジブリーヌやカルペディベルを利用できる布陣でなければ止めづらく、後攻ではほぼ誘発や無限泡影頼みにならざるを得ないのが実情と言えます。遭遇率は罪宝系ほどではないので割り切りも必要でしょう。
覇王魔術師
スネークアイ系列にペンデュラムゾーンを封じられるリスクに加え、クシャトリラの再流行によってクシャトリラシャングリラにもペンデュラムゾーンを封じられるリスクがあるはずですが、やはり回った時のパワーは高いので一定の遭遇率がありました。ペンデュラム系全般の特徴として除外とペンデュラムスケールの除去が重いので先攻の場合はあまり問題ないでしょう。後攻の場合には冥王結界波などの妨害され辛い捲り札を用意する必要があるでしょう。
R-ACE
先月はあまり見かけませんでしたが、再び使用率が増えてきました。リトルナイトの登場によってエフェクトヴェーラーや無限泡影をケアしながらタービュランスの効果を使ってくるようになってきたため、現状では誘発で止めるよりも羽根箒・ライスト・拮抗勝負などで後から伏せカードを一掃する方が確実といえます。特に拮抗勝負はヘッドクォーターで魔法罠を再利用することも封じられるので有力です。
3. 実際の構築
正直なところふわんだりぃず・R-ACEの対策まで手が回しきれていないというのが実情ではあります。基本的には引き続き罪宝系や炎王が環境筆頭ではあるのでそこへの対策を優先に考えています。
幽鬼うさぎ
先月終盤より投入したカードで、仮想敵は王の棺・マスカレーナ・アポロウーサ・蛇眼神殿・炎王の聖域の③・自身を対象に②を発動したリトルナイトなどです。先月の記事の時点では試行データが不十分でしたが、これらの仮想敵に対してしっかり役目を果たせていたので一定の有効性があると思います。また増Gやうららは後攻の1ターン目でドローした場合既に手遅れというケースもありますが、上述のような幽鬼うさぎの仮想敵には相手ターンで動くギミックが複数含まれるため、後攻1ターン目のドローで引いてもある程度活躍を見込めるのもポイントと言えます。
屋敷わらし
幽鬼うさぎと同じく先月終盤より投入し、こちらは炎王の蘇生効果、蛇眼の炎龍の蘇生効果、賜炎の咎姫の③、墓穴の指名者などを仮想敵と想定していました。ただ上手く刺さった時のリターンはあるものの、幽鬼うさぎと比べてどうしてもピンポイントメタな感は否めず、利便性を実感しづらかったため最終的に外しました。
エクソシスター・リタニア
これまでは常にフル投入だったカードで、実際純構築のエクソシスターはこのカードとマルファのために組むようなものなので本来フル投入すべしという考えは変わっていません。ただ後攻の時に限って罠が手札に複数来てしまって辛くなる、というパターンがあることも否めなかったので断腸の思いで試験的に1枚減らしました。実際のところ、バディスとリタニアのどちらかがあればミカエリスでもう片方をサーチして両者が揃うのを考えると3→2枚ではなく6→5枚の減少に留まっており、三戦の号という追加のサーチ手段もあることを考えるとそこまでの支障は感じなかった、というのが実際に回した感想です。とはいえ、仮にマッチ戦などで先攻が確定してる状況ならやはり3枚入れるべきでしょう。
転生炎獣アルミラージ
メインギミックに関わるものではなく、マルファ以外のエクソシスターや余った手札誘発をこのカードにすることでリトルナイトの①を発動可能にするためのカードです。リトルナイトを出しに行くこと自体そう多くないのでこのカードの出番も限られるのですが、バグースカを使用する機会が少なかったので入れ替えで採用してみました。
冥王結界波
なんだかんだ信頼性とコスパに優れるカードだと思います。リタニアを削った代わりに後攻耐性を上げるカードとして増量しました。
サンダー・ボルト
R-ACE相手の場合伏せカードの方が本体、炎王相手には破壊してもリソースを回復されてしまうというネックはあるのですが、元から「有効な状況の時に三戦の号のサーチ選択肢の一つとする」という運用が念頭にあることもあって続投しています。
4. 実際のプレイング
炎王神獣キリンに注意
スネークアイ系統への妨害は、これまでエクセルにヴェーラーや泡影を当てるというのが安定策でした。しかし手札に炎王神獣キリンを握られていた場合はそれを躱されるようになってしまいました。スネークアイ始動を行うデッキは数多く存在し、炎王混合か否かを予測するのが困難です。場合によっては相手のデッキタイプが見える(炎王の有無を推測できる)まで妨害を待つ、原罪宝スネークアイのサーチ役である黒魔女ディアベルスターに上述の妨害を当てるといった手段も必要になってきます。
5. 改訂の影響
新パック発売と同日に制限改定があるため想定される影響についても触れておきます。
①主流デッキへの規制
主流デッキのパーツからは篝火とR-ACEエアホイスターが準制限となります。正直目に見えるほどの安定性低下とはならないでしょうが、少なくともOCGと同様の規制になります。またR-ACEにとっては初動が計2枚減る形となりました。
炎王は実装から間もなく規制したくなかったできなかったと思われますが、篝火の規制によって一応間接的に影響が生じています。
②新禁止カード
カイザーコロシアムとカタパルトタートルの2枚が新たに禁止になりますが、直近のMD環境で目立った動きを見せていたわけではなく、故にMD環境への影響自体は限定的と思われます。カタパルトタートルに関してはOCGでの新規カードによって先攻1キルが容易になってしまい、どのみち今後MDにそれらのカードが実装される時点で禁止にせざるを得ないためやむを得ないことと思われますが、カイザーコロシアムに関しては制限化以降神碑が淘汰されたことで鳴りを潜めていたため完全にOCGでの過剰規制のとばっちりを受けてしまった形です。エクソシスターにとっても弊害で強みが一つ減ることになってしまったと言わざるを得ないでしょう。
③緩和カード
数枚のカードが緩和されましたが、その中でもアーゼウスとクシャトリラバースが緩和されたことは注目に値する事項だといえます。
制限カードの座が板についていたアーゼウスですが、昨今の主流デッキであるスネークアイや炎王、R-ACEではエクシーズ召喚をあまり扱わず、故に環境での使用率自体は下がっていました。それゆえに今回の緩和に至ったものと思われますが、元々エクストラデッキの枠が厳しくピン刺しにならざるをえないデッキも少なくないため影響が注目されます。
クシャトリラバースについては先月時点で純クシャトリラの使用率が下がっていたためと思われます。しかし先に述べた通り今月になって再び使用率を伸ばしており、その中での緩和という形になったため影響が注目されます。
おわりに
今回もエクソシスターでランクマを戦った経験を書かせていただきました。新パック前の段階ですので大きな環境の変化はなく、それ故にやや控えめな内容ともなりましたが、新パックで一気に2つの有力テーマが実装されるため来月の記事ではだいぶ書くことが増えるかと思います。
本記事がエクソシスターを好きな方、エクソシスターで戦いたい方、自分の好きなデッキで勝ちを取りたい方にとって少しでも参考や励みになれば幸いです。
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エクソシスターで環境に挑み続ける(23年7月環境)
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