【遊戯王マイデッキ徒然】アルエクオールスターのススメ
皆様初めまして。一介のエンジョイデュエリスト、ツボミと申します。
公認大会に出たりといったことはあまりなく、基本はエンジョイ環境でデュエル自体を楽しんだり、このカードやテーマで何か面白いことできないかなぁ、と思案する日々を送っています。
愛用デッキとしてはカオス、魔界劇団、六花、エクソシスター、ワルキューレ等ありますが(絞れ)、今回は初めてnoteを記すにあたり、その中でも最も特異と思われるデッキ、
アルエクオールスターデッキ
について書かせていただこうと思います。
文字通りアルバスの落胤のストーリーに関わる全カテゴリのカードを採用したデッキです。ただし2022年8月時点でスプライトに関してのみ調整中です。2022.10.12追記:スプライト要素を追加しました。
ていうかあいつらって一体なんなんでしょうね? 何が目的なんでしょうかね? アルエク自体とは今の所直接の絡みはないですし。
名前を聞いただけだとロマン全振り、机上の空論で実戦では到底使い物にならなそう、と感じる方も少なくないと思います。でも実は意外と噛み合って安定して動かすことができるんです。そんな夢とロマンと一定の安定性も兼ね備えたアルエクオールスターデッキ、少しばかり解説させていただこうかなと思います。
まずはレシピから。
2022.10.12追記:フォトンハイパーノヴァ新規カードの情報を踏まえレシピ改定しました。
2022.11.16追記:レシピ追改訂。
2023.1.3追記:レシピ再改訂。
アルバスの落胤 3
教導の聖女エクレシア 1
白の聖女エクレシア 2
黒衣竜アルビオン 1
灰燼のアルバス 1
赫の聖女カルテシア 1
教導の騎士フルルドリス 1
教導の大神祇官 1
鉄獣戦線 フラクトール 1
鉄獣戦線 キット 1
鉄獣戦線 ナーベル 1
鉄獣戦線 ケラス 1
鉄獣鳥メルクーリエ 1
スプリガンズ・キット 2
スプリガンズ・キャプテン サルガス 1
スプリガンズ・ロッキー 1
デスピアの導化アルベル 3
悲劇のデスピアン 1
デスピアの大導劇神 1
相剣師ー莫邪 1
相剣師ー泰阿 1
相剣師ー龍淵 1
妖眼の相剣師 1
軒轅の相剣師 1
氷水帝コスモクロア 1
セリオンズ”キング" レギュラス 1
セリオンズ”リーパー” ファム 1
深淵の獣バルドレイク 1
深淵の獣ルベリオン 1
ハーピィの羽根箒 1
烙印融合 1
烙印の気炎 1
烙印開幕 1
白の烙印 1
烙印劇城デスピア 1
烙印の絆 1
復烙印 1
烙印の光 1
天底の使徒 1
タリホー!スプリガンズ! 1
龍相剣現 1
決戦のゴルゴンダ 1
円盤闘技場セリオンズ・リング 1
無尽機関アルギロ・システム 1
封印の黄金櫃 1
おろかな埋葬 1
スモール・ワールド 1
烙印凶鳴 1
烙印断罪 1
烙印追放 1
分かつ烙印 1
烙印の剣 1
ドラグマ・エンカウンター 1
相剣暗転 1
(モンスター35 魔法18 罠7)
氷剣竜ミラジェイド 1
神炎竜ルベリオン 1
灰燼竜バスタード 1
痕喰竜ブリガンド 1
烙印竜アルビオン 1
撃鉄竜リンドブルム 1
赫焉竜グランギニョル 1
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ 1
スプリガンズ・メリーメイカー 1
ギガンティック”チャンピオン” サルガス 1
デスピアン・クエリティス 1
相剣大師ー赤霄 1
氷水啼エジル・ギュミル 1
スプライト・エルフ 1
ガーディアン・キマイラ 1
さてこのデッキをどうやって動かすのか、カードもしくはギミックごとに解説していこうと思います。
アルバスの落胤
記憶を失った少年を待ち受ける運命は、光か闇か。
物語の主人公。専用サポートが豊富にあり、かつカードによって対応箇所がバラバラのため3枚投入です。
教導の聖女エクレシア
慈愛の心と烙印の狭間で、少女の見るものは。
物語のヒロイン。展開の最後にフルルドリスをサーチして1妨害構える、マクシムスドラグマをサーチして融合体の墓地落としにつなげる、ドラグマエンカウンターをサーチして相手ターンアルバスの構えを取る、サーチを放棄して純粋な展開要員とするといったあたりが用途になります。ドラグマモンスターは灰燼竜バスタードでのサーチも可能ですが、ドラグマ魔法・罠をサーチできるのはこのカード固有の利点です。一応軒轅の相剣師の②にも対応しているので気をつけておきましょう。
白の聖女エクレシア
たとえ墓地からでも、彼女は少年の力となるべく舞い戻る。
ヒロインその2。キーカードのリクルートはもちろんのこと、③の自己サルベージもこのデッキでは非常に有用なので優先して確保すべきカードといえます。
烙印の気炎でサーチするか、烙印融合で烙印竜アルビオンの融合素材として落とすのがメインとなります。気炎でこのカードを公開して捨てると気炎で融合モンスターが落ちる都合、エンドフェイズに即サルベージできるのも覚えておきたいです。
フル投入でも全然問題ないカードですが、アクセス手段も多いこと、自己サルベージを備えることを踏まえ、止むを得ず枠のために枚数を絞りました。
海外版の光り方もかっこよく、名前の英語表記も相まって絵画のような趣が。
黒衣竜アルビオン
エクレシアの呼びかけに、アルバスは己を取り戻す。
ややこしい効果のカードですが、以下の3通りの運用となります。
①手札の烙印orアルバスを切り、自身を手札・墓地から特殊召喚
②デッキの烙印orアルバスを落としつつ、手札の自身をデッキボトムに戻し1ドロー
③墓地の自身をデッキボトムに戻すことにより烙印・アルバスの墓地肥やし
③で墓地効果を持つ気炎・断罪か、自己セット効果の条件を満たせる白の烙印・烙印凶鳴を落とすか、②での手札交換を行うことが多いです。
灰燼のアルバス
まだ絶望に屈するわけにはいかない。得たものを守るため、彼は戦場に舞い戻る。
自己再生効果はやや受け身なものの、烙印の気炎ならばレベル8融合を墓地に置きつつこのカードをサーチ、または手札から捨てられるので効果を生かす下地を整えることができます。
効果を適用できる状況なら墓地のモンスター4体で2600打点と、下級としてはかなり破格の打点要員となります。
赫の聖女カルテシア
実物を見たら目が結構怖かった
場・墓地にアルバスがいる場合にSSでき、メリーメイカーのための星4の横並びに貢献するほか、自身の効果で場のアルバスと融合しアルビオン・スプリンドを出せます。アルバスの落胤の効果の都合上、先行時にアルバス(や白エク)だけあっても融合相手のモンスターがなく動けないという問題が従来あったのですが、このカードによって動けるパターンが増えました。またアルバスの落胤扱いになるものの融合効果を持たない灰燼のアルバスや黒衣竜を融合体に繋げられます。
2022.10.12追記:新規の赫焉竜グランギニョルの登場により、このカードと任意の光・闇属性から赫焉竜の効果によるアルバス融合体の墓地肥やしに繋げられるようになり、初動パターンが増加しました。アルバス融合体以外の墓地肥やし候補としては妖眼を落として軒轅での蘇生につなげる、深淵の獣ルベリオンを落として自己再生と復烙印サーチにつなげる、復烙印で蘇生するビーステッドを落とす、黒衣竜を落として墓地肥やしや自己再生に繋げる等が考えられます。
教導の騎士フルルドリス
エクレシア絶対守る系作中最強お姉ちゃん。その安否が気遣われる。
エクレシアの効果、またはマクシムスでバスタードを落とすことによりサーチして妨害に使います。妖眼の相剣師の自己SSの貴重なトリガーの一つであるのは覚えておきましょう。有用性もさることながら、ストーリー上での重要人物であり外せないカードといえます。
教導の大神祇官
大体こいつのせい
アルバスの融合体2種を落とすことによりエンドフェイズに一気に布陣を構築できます。自己SSできる星8かつ自身の打点は低いということでランク8の素材としても向いています。天底の使徒で特殊召喚コストを確保しつつサーチできるため、あちらが1枚初動として利用可能になります。ストーリー内での存在感は言わずもがな。
トライブリゲートギミック(フラクトール・キット・ナーベル・ケラス・シュライグ)&スプライト
仮面の下は激イケメン! だがランクマッチ等でトラウマの生まれた人も少なくないだろう。
痕喰竜ブリガンドを落としてフラクトールサーチ→キット・ナーベルと落としてケラスをサーチ。この時点で獣・獣戦士・鳥獣族が墓地に4体揃うためケラス②の鉄獣共通効果でシュライグを召喚します。必然的にビースト系が4体除外されるため、シュライグが墓地へ送られれば②によりレベル4のメルクーリエかスプリガンズキットをサーチできます。シュライグの召喚時、墓地コストにメルクーリエを含めればそちらの②でアルバス関連のモンスターのサーチも可能です。基本的にはパーツを素引きする前にさっさとフラクトールをサーチしてデッキ圧縮をしておきたいですが、キット・ナーベルはもし素引きしてしまってもアルバスの効果コストやケラスの自己SSの手札コストから効果を起動することも可能です。
スプライト要素(スプライト・エルフ)
アルエクと共通の世界観であることは明らかながら、アルエクとは直接絡んでいないスプライト。彼らの正体、目的、その全ては未だ謎に包まれている。
上記の流れで利用するケラスがレベル2であるため、これを利用してスプライト要素を絡めることが可能です。(逆に言うとアルバス関連のテーマには他にレベル2が殆どおらず、枠の関係から汎用リンク2の採用も困難なのでここ以外でスプライトを絡めることはほぼ不可能で、スプライト採用の調整が難航した要因でもあります。)
上記の流れでケラス②でシュライグを召喚する際、任意のモンスター1体が余っていればそのモンスターとケラスでスプライトエルフをリンク召喚し、その効果でケラスを蘇生してからシュライグを召喚します。シュライグがエルフのリンク先に置かれて対象耐性が付くのに加え、ケラスを自爆特攻などで墓地に置けば相手メインフェイズにケラスを蘇生してシュライグ①を起動し、妨害とすることが可能です。
なお鉄獣戦線のキットもレベル2なので、別途墓地コストがあるなどでこれを墓地に残せればケラスを処理できずとも上記の妨害を行えます。
それ以外の活用法としては
・単純に主力モンスターに対象耐性をつける
・灰燼のアルバスをリンク先に置き全てのモンスターに対象耐性を付ける
・鉄獣戦線キットの墓地効果を蘇生で使い回して共通効果の墓地コスト4体を揃えに行く
等も考えられます。
鉄獣鳥 メルクーリエ
シュライグの墓地効果で託されるメカモズ
サーチ手段としてはミラジェイドでブリガンドを落とすのが最も理に適っているでしょう。素引きしてしまったキット・ナーベルを手札コストに当てた際、アルバスの融合体を立てられる目算が立っているならこちらをサーチしても良いでしょう。
②の効果は鉄獣共通効果の除外に巻き込む、墓地融合でルベリオン・クエリティスの素材にする、黄金櫃でデッキから除外する、ビーステッドの共通SS効果などの手段で起動することが可能です。
スプリガンズ・キット
OSORO GOGGLES
烙印融合をサーチでき、初動の一角を担います。似た役目のアルベルと比べると手札が1枚減ってしまうものの、墓地・除外からも烙印魔法罠を加えられること、条件を満たしてれば自己SSできること、何より「アルバスの落胤のカード名が記されたモンスター」であることで違う運用ができます。烙印の気炎でアルバスの融合体を落とす場合、このカードをサーチしてそのまま自己SSできるのは覚えておきたいです。気炎・メルクーリエ・シュライグ・タリホースプリガンズとサーチ手段が豊富な点もポイントです。
スプリガンズギミック(メリーメイカー・ギガンティックチャンピオンサルガス・キャプテンサルガス・ロッキー・タリホー!スプリガンズ!)
スプリガンズギミックの核であるのみならず、スプリガンズ側のカードが揃っているならセリオンズのサーチにも活用可能。スプリガンズキットの展開に繋げれば烙印展開への派生も。
2体の「サルガス」が並ぶエモい布陣が実現可能に。でも紛らわしい。
スプリガンズメリーメイカーをエクシーズ召喚し、①でキャプテンサルガスを落としてサルガスの効果でメリーメイカーの素材に追加。さらにギガンティックチャンピオンサルガスを重ね(X素材4つ)、タリホースプリガンズをサーチ。
タリホースプリガンズでキャプテンサルガスとメリーメイカーを取り除いてスプリガンズロッキーをサーチ、キャプテンサルガスとメリーメイカーを蘇生。(この際ギガンティックサルガスの②が誘発。)ロッキーをメリーメイカーの素材に追加。
これにより、ロッキーをメリーメイカーの素材に追加→それをコストにキャプテンサルガスで1妨害(この際ギガンティックサルガスの②も誘発)→メリーメイカーは自己除外により除去を回避 という流れを繰り返すことができます。
あるいは先攻1ターン目で除去するカードがない状況などではサーチしたタリホースプリガンズを即座に発動せず相手ターンで発動すれば、タリホースプリガンズによる素材消費でギガンティックサルガスの②が誘発した後改めてキャプテンサルガスでの除去を行えるので、合計2妨害にできます。
メリーメイカーに重ねるより素材数が減ってしまうもののギガンティックサルガスをレベル8モンスターで直接エクシーズ召喚することも可能で、その場合はタリホースプリガンズでキャプテンサルガスをサーチしそのまま展開することで、同様にキャプテンサルガス+エクシーズモンスターの妨害体制を作ることができます。
ただしギガンティックサルガスはスプリガンズのカード名を持たず、エクシーズ素材を補充できない点に注意。
タリホー!スプリガンズ!
結構頭タリホーなことが書いてある
上記ギミックでの活用はもちろん、先に単体で引いた場合でもスプリガンズキットのサーチにより初動に貢献でき、エクシーズ素材を使用しての自己サルベージも持つので上記の展開を問題なく使用可能。
スプリガンズ・ロッキー
召喚・特殊召喚時にスプリガンズキットや、墓地でゴールドゴルゴンダ扱いの決戦のゴルゴンダを回収可能。従来このカードの枠にはスプリガンズブラザーズを採用していたが、ギガンティックサルガスの登場でスプリガンズの運用が大きく変化したためキットを回収してそのまま特殊召喚、メリーメイカーからギガンティックサルガスまで繋げられる可能性を考慮してこちらを起用しました。
決戦のゴルゴンダ
もうちっとだけ続くんじゃ
相手ターンに効果を発揮するキャプテンサルガスなら自分エンドフェイズのリクルートでも問題なく、上記したようなエクシーズモンスターと並べる布陣を揃えるのに貢献してくれます。さらに②により破壊を防ぎつつアルバスの融合体を落とせるため、カテゴリギミックのサポートに留まらない活躍が可能です。
デスピア
烙印と融合召喚を軸とするテーマなので、特別なアプローチをせずともアルバスとのシナジーは抜群。運命の皮肉なのか。
デスピアの導化アルベル
当初は安かった
もはや説明不要の最強初動。
悲劇のデスピアン
ヴァリュアブルブックで公式に明らかにされたマクシムスの所業は、考察されていた以上のものだった。
おろ埋や黄金櫃で直接①を起動させてアルベルをサーチするのが役目。自身を墓地から除外して墓地の烙印をセットする②も言わずもがな有用です。
デスピアの大導劇神
諸悪の根源。デスピアのドラ○トゥルギア
ストーリー上の存在感を踏まえれば外せないカード。融合素材としての対応先が豊富で、自己再生しつつ1妨害となります。一応妖眼の特殊召喚のトリガーともなります。
相剣ギミック(バクヤ・タイア・セキショウ・暗転)
環境デッキとしての印象が強いテーマですが、元々はこれらもアルバスと世界観を同じくするテーマです。白エクの確保には非常に長けているデッキなので、有効なタイミングを見計らって白エクからアクセスしてギミックを活用することが可能です。
相剣師ー莫邪
スモワ中継点としても優秀
セキショウに繋げるための星4相剣で、状況により白エク・龍相剣現でタイアと使い分けます。公開コストを用意しづらく見えますが、有効な状況で引っ張ってくる運用が前提なので見た目ほど事故要因にならないほか、烙印の気炎で軒轅の相剣師をサーチすることによって公開コストを調達することが可能です。タイアと比べて②が即座に直接アドになる点と、墓地の下準備が不要なので序盤で動かしやすい利点もあります。
相剣師ー泰阿
「幻竜族とドラゴン族の違いって何?」「わからん!」
こちらは主に龍相剣現スタートの場合に利用されるほか、ミラジェイドが幻竜族なのでコストに充てることが可能です。②の効果はとりあえずで使ってもセキショウ②のコスト確保兼デッキ圧縮になりますが、墓地に白エクが存在する場合、軒轅を落としてセキショウ②などをトリガーに起動させ白エクを展開することで、相剣展開からアルバスムーブに派生していけます。
相剣軍師ー龍淵
裏切り者おじさんだがエジルギュミルとは友情コンボが可能
相剣トークンが水属性な点を活かし氷水啼エジル・ギュミルの召喚に利用します。バクヤ同様、アルバス関連のサポートで軒轅をサーチしてくることで効果のコストを用意できます。
相剣大師ー赤霄
その光熱の刃であらゆるものを両断する「相剣師」の猛将。
環境でも活躍した相剣の主力。このデッキではミラジェイド・烙印竜アルビオンの融合素材となることも可能です。地味に復烙印の効果やランク8の素材にも対応。
妖眼の相剣師
胸元えちちお姉さん
自己SSのトリガーは多くはないものの、セキショウはこのカードのサーチも兼ねられ優秀。それ以外では前身でもあるフルルお姉ちゃんが主になるでしょうか。いざとなれば白エクで直接展開する手もあります。「●手札」の効果でアルバスか白エクを展開できるとオサレであり、特に白エクは自身の効果の都合で自分エンドフェイズに手札に加わるという状況も割とあります。
軒轅の相剣師
テオ&アディン
どちらの効果も癖があるものの、②の効果はセキショウや墓地融合でトリガーを満たせたり、両エクレシアや妖眼が対応しているなどそれなりに活かせる機会はあります。上述の通りタイアの②で落として仕事のできるカードでもあります。しかしやはり「気炎などのアルバスサポートサーチに対応するバクヤの公開コスト」というのがこのカードでしかできない役割であり最大のミソといえます。
相剣暗転
何かと暗躍しており地味にイラストで出番の多い凶劇。
セキショウの定番サーチ択。単体引きするとやや困るのは否めないものの、ミラジェイドが地味に対応しているほかバクヤや龍淵と揃えばコストになるので完全な事故要因ではありません。
氷水
他のアルバス関連カテゴリと異なり、水属性とカテゴリサポートに特化していてアルバス関連とのゲーム的シナジーはほぼ皆無。しかしスモールワールドならばその独自性の高いステータスを逆用することも可能です。
氷水帝コスモクロア
氷水にしてはよく笑う
氷水のエース枠。烙印劇城とセリオンズリングで特殊召喚のトリガーを満たすことができます。スモワ要員としてはより適した氷水もいるものの、可能な限りエース枠を採用したいというのと、スモワ条件によってエクレシア・バクヤ・混沌の創世神(現在不採用)と繋がれるのは割と評価できる点ではあります。
氷水啼エジル・ギュミル
シークレットレアは綺麗だけどイラストが見づらい
氷水第2のエース。チューナーの水属性縛りを相剣トークンによってクリアできるので、相剣ムーブから龍淵の効果を発動することでシンクロ召喚が可能です。
セリオンズギミック(レギュラス・ファム・セリオンズリング・アルギロシステム)
ファムでレギュラスを装備してレギュラスと相手カードをバウンス→ファムが墓地に行った後レギュラスを特殊召喚してファムを装備→付与されたファムの効果でファムと相手カードをバウンス→レギュラスを墓地へ送り1無効→ファムを特殊召喚とループできます。このデッキでは烙印融合の縛りとかちあってしまう戦力も多いので、メインデッキで完結したギミックで妨害を厚くできるのは無視できないメリットです。
無尽機関アルギロ・システム
炭酸との関係性は未だ明らかとはなっていない
手札にセリオンズモンスターがある場合はもう片方を墓地へ送って特殊召喚に繋げ、単体引きの場合でもセリオンズリングを墓地へ送って次のターンにサルベージできます。またセリオンズリングの②のために繰り返しデッキに戻ることができます。
円盤闘技場セリオンズ・リング
1枚で何枚分仕事する気か
純構築ではないためセリオンズ要素に割かれているデッキスペースも最低限ですが、アルギロシステムをデッキに戻して繰り返し戦闘破壊を防御したり、逆に自爆特攻してセリオンズの墓地肥やしを起動するなどが可能です。60枚構築のこのデッキにおいて、①と②の併用によりこれ1枚からセリオンズモンスター2枚に触れるのは大きなポイントです。場合によってはギガンティックチャンピオンサルガスでのサーチも可能。
セリオンズキング レギュラス
キングは一人! この俺だッ!!!
セリオンズのエース枠。装備対象にはファムのほかスプリガンズや鉄駆竜も利用でき、鉄駆竜なら墓地効果の使い回しも可能。バスタードとブリガンドの融合素材に対応しているので、烙印融合で落としてファムの布石とすることが可能です。
烙印融合で落とせないのがネック
深淵の獣ルベリオン
烙印とカオス双方の新規という筆者にとっては俺得の極みなカード群
①の効果でビーステッドをサーチ→このカード以外の墓地コストでサーチしたビーステッドを召喚→そのビーステッドをリリースして自己再生→復烙印を場に置くことができ、手札のこのカードと墓地の光・闇属性1枚(相手の墓地でも可)から復烙印と蘇生対象のビーステッドを揃えられます。復烙印のトリガーはこのデッキでは少なくなく、それをサーチできるこのカードも必然的に有用です。必要に応じて烙印融合で落とせる他、自己SSのコストにはビーステッドのほか灰燼竜や烙印竜も対応しており、能動的にそれらの墓地効果に繋げられます。
深淵の獣バルドレイク
アルベルの眷属…っぽいのはわかるが正直なところイラストでの登場頻度が少なく何してるのかわからん連中
前述のルベリオンから復烙印とビーステッドを揃える動きにおいて、妨害を用意できるカードであるため採用。アルバス関連には光・闇属性が多く、相手に依存せずとも自己SSは簡単です。除外をメルクーリエや軒轅のトリガーにするという小技も可能。
烙印融合
今更制限にすることないじゃない
このデッキにおいては白エクを落としつつ烙印竜アルビオンでミラジェイドにつなげるか、悲劇のデスピアンを落としてサーチを起動しつつルベリオンでミラジェイドに繋ぐのが主な動きとなります。その他必要に応じたカードを融合素材として落としましょう。
烙印の気炎
新たな決意と、新たな旅立ち。
条件を満たしたステータスの融合モンスターがエクストラにいれば、手札のモンスターをアルバス関連のモンスターに変換できるカード。ドラグマや白エクなど魔法使い族がやや多いためマスターオブカオスグランギニョルも採用し、メインデッキのモンスターの殆どをアルバス関連のモンスターに変換可能となっています。烙印のぴえn
烙印開幕
デスピアの猛攻に戦線崩壊してしまう「鉄獣戦線」達。これを最後に長らくイラストで消息を絶ってしまうが……
アルベルをリクルートすることにより初動として機能する、名前通り動きの開幕を担うカード。墓地効果も一応あるので忘れないようにしておきたい。
白の烙印
アルバスの烙印
ドラゴン族を含む素材で融合召喚し、アルバスの落胤を素材に含める場合墓地融合が可能。同様に1枚で融合召喚できる烙印融合と比較して、融合縛りがつかないメリットがあります。アルバスの効果コストとなったターンのエンドフェイズに墓地からセットできる隠された効果もあるので頭にとどめておきましょう。
烙印劇城デスピア
惨劇の舞台の幕があがる。
融合手段の択の一つ。縛りがつかない、使い減りせず複数回使えるといった点で烙印融合と差別化可能です。②の効果はアルベルと併用することで戦線を絶やしにくくなります。
烙印の絆
紡いだ絆の前に、恐怖はない。
手札・墓地・除外からアルバスを特殊召喚でき、そのままアルバスの効果で融合召喚に繋げられます。フレーバー的にも外せない1枚。
こちらも白の烙印同様の隠された効果があります。
復烙印
光・闇属性の除外というのはこのデッキでは結構トリガーが多く、単純にカードアドバンテージを増やすのに加えエクストラデッキの回復にも貢献してくれます。②の方は蘇生後のビーステッドをルベリオンと入れ替えることで毎ターン無駄なく活用できます。
烙印の光
あまりにもエモみの暴力
流石にフレーバー的観点からして採用不可避なのですが効果の面でも優秀で、融合モンスターの再利用とフリーチェーンでのアルバスの展開を同時にやってのけます。
天底の使徒
天より舞い降りしもの。それは福音たるのか、それともーー
マクシムスドラグマの召喚コストを落としつつあちらをサーチし、あちらの効果でアルバスの融合体2種の墓地肥やしに繋げられる1枚初動カード。
封印の黄金櫃
しばしば封印を解かれる前にデュエルが終わる
悲劇のデスピアンかメルクーリエをデッキから直接除外してそれらのサーチ効果を起動できる1枚初動。
おろかな埋葬
原作効果の使い道はまじでわからない
悲劇のデスピアンを墓地へ送ることで1枚初動とするのが主な運用になりますが、それ以外でもセリオンズなど墓地に落とす意義のあるカードはいろいろにあります。
龍相剣現
ウッキウキでポーズ決めてるようにも見えるバクヤ
タイアをサーチすることにより1枚初動として機能します。環境デッキのパーツというイメージの人が多いカードではあるでしょうが、元々はアルバスの世界観のカードでありしっかりテオやフルルドリスが描かれています。
スモール・ワールド
せかいーじゅーうーだれだーぁってー
フレーバー的なお遊びでもありますが、アルバス関連テーマのモンスターはATK1500・DEF1500・光・闇・星4・星8のどれかで繋がるパターンが多く、かつ基本的にはステータスがバラけているので、大体何かしら状況に適したモンスターをサーチしてこれます。
烙印凶鳴
暴走の裏で進む恐るべき儀式。その真相はまだ知る由も無い。
融合モンスターが墓地へ行ったターンに融合モンスターを蘇生・帰還でき、総じてミラジェイドとのシナジーが光るカード。アルバスの効果コストとなったターンのエンドフェイズに墓地からセットでき、アルバスの手札コストを実質タダにしたり、墓地の黒衣竜アルビオンの効果で実質サーチが可能です。後半の効果は白の烙印・烙印の絆も持っていますがこのカードは罠なので、セットした直後の相手ターンから即座に手数にできるため恩恵が大きくなっています。
烙印断罪
残念ながらこれでは終わらなかった。
??「ククク……な〜んちゃってぇ‼︎」
アルバスの融合体の回収を行いつつ特殊召喚効果を無効にする妨害カード。烙印をサルベージする墓地効果も無論優秀で、一石三鳥の働きをします。
烙印追放
ククク……なかなかいい眺めだぜェ 城之内フルルドリス
墓地からデスピアかレベル8以上の融合を蘇生し、さらに互いのフィールドから素材を除外して融合可能。一見書いてあることは頭トンチキですが、このデッキの融合モンスターの殆どが素材にアルバスを要求するにも関わらず蘇生範囲にアルバスが対応してないので、その点で類似効果の赫の烙印と比べ融合効果が狙いづらい面があります。ただし無理に融合を狙わず、単純にアルベルやミラジェイドを蘇生するカードと見ても十分強力です。
分かつ烙印
みんなはごはんちゃんを送りつけてアルバレナトゥスで連続攻撃とかしちゃいけないぞ!
烙印魔法罠の中で初めてフリーチェーンでアルバスの落胤を特殊召喚できるカードであったため採用。その点については烙印の光も登場したものの、除外からも出せる、融合モンスター以外なら何でも出せる、自分フィールドに2体出せるなど差別化は可能です。発動条件は求められるものの、烙印である故にドラグマエンカウンターよりアクセスが豊富なのが利点。
烙印の剣
墓地効果でアルバスかそのカード名の記されたモンスターを除外から回収可能。黒衣竜や手札コストで落とした後リソースになることができるのですが、場での効果の方は使いづらいのが難点。
ドラグマ・エンカウンター
戦場で出逢う少年と少女。物語が動き出す。
ドラグマかアルバスをサルベージ、または手札・墓地から特殊召喚。相手ターンにアルバスを展開して妨害する流れを狙えるカードであるというのと、何よりアルエクの出会いの場面を描いたカードであるため採用。
続いてエクストラデッキのカードについて。
氷剣竜ミラジェイド
っょい
妨害とアルバスの融合体の墓地効果の起動を1枚で担うぶち壊れカード。アルバスの効果で相手モンスターとの融合を狙う際に汎用性の高い素材指定であること、相手ターンで出してもそのまま1妨害できる点も重要です。できれば2枚目も欲しくはあるものの1枚でもやりくりは可能です。烙印系デッキと分かれば自ずとこのカードは読まれるので、重要カードではあるものの頼り切らないようにしましょう。
神炎竜ルベリオン
「最近派生体もできました」
フィールド・墓地・除外から素材をデッキに戻して融合。ミラジェイドの足がかりのみならず、エクストラデッキを回復する上でも非常に重要なカード。
灰燼竜バスタード
倍率の低い打点上昇だが、完全耐性への突破口となる場面も。
これ自身を召喚というよりはミラジェイド等で直接墓地効果を起動する方が多いでしょうか。特筆事項としてヒロインたるエクレシアにアクセスが可能なほか、アルバスの効果で相手モンスターとの融合を狙うにあたっても素材指定の汎用性の高い部類です。
痕喰竜ブリガンド
自らの身を顧みず庇ってくれた少女のために、少年は力を手にする。
こちらも墓地効果の利用がメイン。前述の鉄獣ギミックの起点となるほか、ミラジェイドで落としてメルクーリエをサーチする動きが強力。
烙印竜アルビオン
フルルドリスの一撃を以てしても収まらぬ暴走。それを止めるものは…
融合効果でミラジェイドの足がかりになったり総打点を伸ばしたり、烙印融合で白エクを落とせる点、烙印をサーチ・セットする墓地効果も全てが強力。また類似効果のルベリオンと異なり融合縛りがつかないのも重要です。1枚目は自身の効果でミラジェイドの素材として除外されてしまい墓地効果を生かせないことが多いのもあり、できれば2枚採用したいほど。
撃鉄竜リンドブルム
遊戯王伝統乗っただけ融合?
墓地効果が他とやや異なり、自身を除外してアルバスをフリーチェーンで蘇生可能。また自身を正規召喚している場合はアルバスを除外して自己再生も可能。正規召喚すれば妨害要員になる点や墓地効果による動きの幅を広げられる点は評価できるのですが、反面融合素材の汎用性が低く、特にアルバスの効果による相手との融合はまず狙えないのはネックではあります。
赫焉竜グランギニョル
背後の竜について「1体で聖女数百人分! 爆アドォ!」と言い放った某動画の某氏には普通におぞけが走りました
まず気炎対応の魔法使い族という点が重要で、このカードの存在によりドラグマや白エクなどメインデッキの魔法使い族を気炎によってアルバス関連のモンスターへ変換可能になります。従来同様の役目を担っていたマスターオブカオスと比較してこちらは(やや受身ながら)墓地効果も備えるので気炎で落とした後も単体で役目を持て、また普通の融合召喚も見込めるのが特長です。
融合召喚した場合は墓地肥やしによってアルバスの融合体を落として初動となることができ、カルテシアを新たな初動として利用可能となりました。
デスピアン・クエリティス
好みでマスカレイドでも可
デスピアのエース枠。デスピアのほかドラグマやアルバスなど光・闇属性は比較的多めなので融合召喚は容易。エクレシアやフルルお姉ちゃんがデスピア堕ちする羽目になることも…
このデッキでは融合モンスターの多くが素材にアルバスを要求し、アルバスがないと途端に融合しづらくなりがちなので、素材にアルバス必須でないのは地味に大きなポイント。好みで同じ素材指定の赫灼竜マスカレイドでも可……ではあるのですが一応グランギニョルの特殊召喚効果に対応しているメリットがあります。
ガーディアン・キマイラ
実は鉄獣の墓地コストになる
何でも融合素材にできるモンスターで、手札に噛み合わないモンスターが固まってしまったような時にも融合手段があれば戦力を供給できます。相手ターンの赫の烙印での有力候補にして、アルバス系デッキでは貴重なバックに触る手段でもあります。手札・フィールドしか融合素材にできないのはアルビオンやルベリオンの都合上辛いものの、それを差し引いても有用なカードです。
初動となるカードは、1枚初動と待ちの広い2枚初動で以下の15枚があります。
烙印融合 1
烙印の気炎 1(+モンスターほぼ全て)
天底の使徒 1
おろ埋 1
黄金櫃 1
烙印開幕 1(+任意の手札1枚)
スモール・ワールド 1(+モンスターほぼ全て)
龍相剣現 1
アルベル 3
スプリガンズキット2+タリホースプリガンズ1(+任意の手札1枚)
カルテシア 1(+光・闇属性モンスター)
これ以外でも待ちの狭めなものも含めれば手札2枚程度から動くパターンは複数あるので、実際に使ってみると大体は何かしら初手で動けるようになっています。
後攻ならばアルバスの落胤やそれをリクルートする白エクも初動に計上できるのですが、前述の通り先攻時では融合相手のモンスターがおらずこれら単独では動けないため、基本的には初動のカウントに含めていません。
過去に採用していたカードについて
このデッキは60枚デッキであり、それでなお既に採用したいカードが溢れてしまっているため過去に採用していたカードについても触れておきます。
教導の鉄槌テオ…単体で一定の仕事ができるカードであり、コンセプトからデッキバランスを投げ捨てているこのデッキにとってこういった存在はありがたいです。しかし単独で完結しているが故に何らかのコンボパーツとして必須というわけではなかったため、メインデッキ枠が限界を迎えるにあたりやむを得ず外すことになりました。
教導枢機テトラドラグマ…自らアルバスの融合体を落としていくデッキである上に相手の墓地も利用できるので召喚は難しくなく、普通に強いカードでしたが、使用機会が暫くなかったために試しに他のカードと入れ替えてみることに。とはいえ単体で機能する系のカードの中でも特にリターンが大きく、できれば入れておきたいカードだとは思っており、今後また復活する可能性は十分あります。
デスピアの凶劇…手札・フィールドから融合素材にした場合にデスピアか星8以上の融合を蘇生・帰還でき、アルベルやミラジェイドが狙い目になります。しかし類似効果を持つ大導劇神と比べても、このカードを含めた融合パーツ一式に加え特殊召喚対象まで用意しないといけない点で扱いづらさも目立ち、何よりも単体では全く動けない最上級モンスター故事故要因になりがちだったので外さざるを得ませんでした。前身の教導の神徒は採用されてないので採用したかったのですが…。
烙印開幕の規制強化も逆風。
セリオンズ・イレギュラー…ルベリオンの融合素材に対応するため、烙印融合でミラジェイドを出す過程で墓地にセリオンズを用意できました。
混沌の創世神…アルバス関連テーマには光・闇属性が多いため召喚しやすく、アルバスの融合体を回収しつつ展開も行ってくれる非常に優秀なカード。スモワで繋がれる先が地味に多いのも優秀。
しかしデッキ枠が限界を迎えるにあたり、泣く泣くストーリーと関係ないこのカードから枠を譲りました。
一応現在は復烙印によってある程度近い働きが可能になっています。
烙印喪失…イラストが大変不穏で趣あるカードですが有効活用できる局面があっても烙印サーチをこのカードに回す余裕がなく、素引きしたらしたで事故要因になりがちだったので安定性向上のため外すことに。
深淵竜アルバ・レナトゥス…融合魔法なしで出力できるにも関わらず融合素材にできない、アルバス関連テーマにはドラゴンが地味に少なく自前では出しづらいなどあまり有効活用できる局面に恵まれず、墓地効果の方も烙印融合以外の対応先を用意するスロットはなく烙印竜アルビオンの下位互換に近い状態となっていました。ルベリオンでモンスターを戻しながら融合召喚する場合にドラゴン族を上限なく戻せるものの、アルバスの融合体にはミラジェイドを筆頭にドラゴンでないものも地味に多いのもネックです。
一方でビーステッドという新たな融合素材を得たり、融合効果を持たない黒衣竜・灰燼のアルバスからこのカードを介して烙印融合に繋がる、灰燼の効果に必要な融合モンスターとして墓地にとどまっておくなど新たな使い道も増えてはいます。今後より大きな採用のメリットが生まれれば採用の芽はあるでしょう。相手がドラゴン主体の場合にサイドから投入してもいいでしょう。
死者蘇生…弱い要素のないカードではあるもののアクセス手段はなく、1/60から素引きしてこないと活かせない点とあくまで蘇生札ゆえ初動の安定性には寄与しない点を考慮し、枠が限界に達するにあたり苦渋の選択で外すことに。
超魔導戦士マスター・オブ・カオス…グランギニョル登場以前においては禁止カード以外で唯一の気炎対応魔法使い族だったため、手札の魔法使い族を気炎に対応させられるよう採用していました。正規融合の目もあり、墓地効果も備えるグランギニョルの登場に伴いあちらに役目を引き継いでいます。
失烙印…サーチ効果のトリガーである融合召喚が地味に満たしづらいときもあり、融合手段と揃わなければ機能しないカードであるのと、サーチ択としてはこのカードより融合召喚自体を行うカードの方が優先度で勝るという点を鑑み、ハンドアドバンテージを得る永続カードとしてはよりトリガーが豊富でリソース回復も兼ねる復烙印の方が勝ると判断、あちらに入れ替えました。
一応深淵の獣ルベリオンでデッキから置けるという利点も増えてはいたのですが…。
赫の烙印…応用の効くカードではあるものの、実戦で活躍した実績がしばらくなく、明確にこのカードを要する局面が不明瞭なのでは? と考え(フレーバー的には入れておきたかったものの)枠の捻出のため外すことに。
デスピアの再利用・フリーチェーンの融合召喚という点において烙印追放という類似カードがあるのと、通常の烙印デスピアと異なりデスピアの凶劇が諸々の余裕がなく不採用であるというのもあるかもしれません。
スプリガンズ・シップ エクスブロウラー…スプリガンズのエース枠にして、長らくアルバス関連のモンスターで唯一のランク8でもありましたが、先攻では棒立ちになってしまう、除去込みでも素材より総打点が下がるケースも多い、除去としても若干の位置依存がありフィールド魔法にも対応しない等のネックがあり、素材は揃っても出して意義のある状況を選びがちで、同じくスプリガンズに連なるランク8でより状況の問わない活躍が可能なギガンティックチャンピオンサルガスに枠を譲りました。
深淵の獣マグナムート…特殊召喚したターンのエンドフェイズにドラゴンをサーチ・サルベージ可能。このデッキだとメインデッキのドラゴン族が何気に少なく見た目ほど強くないものの、アルバスの融合体の一部がドラゴン族であり、その回収にも使用可能です。ダークウィングブラストの段階では上記の融合体の回収ができる点を鑑み、レベル6ビーステッドの中で最も採用の価値があると考え採用しましたがバルドレイクの登場によりあちらを優先する運びとなりました。
鉄駆竜スプリンド…ギガンティックチャンピオンサルガスの登場に伴いスプリガンズの運用が大きく変化した結果、このカードでスプリガンズのリクルートを行う意義が薄くなったため枠を考え不採用になりました。ただしアルバスの効果で相手モンスターと融合する際に素材指定の汎用性が高い、カルテシアの登場で融合召喚がしやすくなった、レギュラスの装備対象となる機械族であるなど利点自体は複数あります。ひとえに枠不足が悪い。
捕食植物ドラゴスタペリア…素材指定の汎用性が高く、神炎竜ルベリオンでアルバスの融合体2体をエクストラデッキに戻しつつ出せたり、烙印追放で相手モンスターを除去しつつ出しやすかったりしつつ自身の効果も扱いやすいのが利点でした。
抜きたくはなかったのですがあまりにも枠が足りなすぎた。
スモワ対応表
経由 起点・終点
アルバス エクレシア・カルテシア
フラクトール
スプリガンズブラザーズ
悲劇のデスピアン
大導劇神
バクヤ
(凶劇・混沌の創世神)
エクレシア・カルテシア アルバス
フラクトール
ケラス
メルクーリエ
スプリガンズキット
スプリガンズブラザーズ
サルガス
アルベル
大導劇神
バクヤ
コスモクロア
(凶劇)
黒衣竜アルビオン マクシムスドラグマ
ナーベル
メルクーリエ
スプリガンズキット
サルガス
アルベル
悲劇
セリオンズキングレギュラス
フルルドリス・妖眼 大導劇神
サルガス
レギュラス
セリオンズリーパー ファム
レベル6ビーステッド
(凶劇・混沌の創世神)
マクシムス 黒衣竜アルビオン
大導劇神
レギュラス
テオ・軒轅 フラクトール
ケラス
メルクーリエ
スプリガンズキット
ブラザーズ
大導劇神
バクヤ
テトラドラグマ 対応先なし
フラクトール アルバス
エクレシア・カルテシア
テオ・軒轅
鉄獣戦線キット
メルクーリエ
スプリガンズキット
サルガス
アルベル
バクヤ
タイア
レギュラス
鉄獣戦線キット フラクトール
サルガス
スプリガンズブラザーズ
ナーベル 黒衣竜アルビオン
メルクーリエ
悲劇
レベル6ビーステッド
(凶劇)
ケラス エクレシア・カルテシア
テオ・軒轅
スプリガンズキット
大導劇神
タイア
レギュラス
メルクーリエ エクレシア・カルテシア
黒衣竜アルビオン
テオ・軒轅
フラクトール
ナーベル
スプリガンズブラザーズ
悲劇
大導劇神
バクヤ
タイア
レベル6ビーステッド
(凶劇・混沌の創世神)
スプリガンズブラザーズ アルバス
エクレシア・カルテシア
テオ・軒轅
鉄獣キット
メルクーリエ
スプリガンズキット
アルベル
タイア
レギュラス
サルガス エクレシア・カルテシア
黒衣竜
フルル・妖眼
フラクトール
鉄獣キット
大導劇神
コスモクロア
スプリガンズキット エクレシア・カルテシア
黒衣竜
テオ・軒轅
フラクトール
ケラス
スプリガンズブラザーズ
悲劇
大導劇神
タイア
レベル6ビーステッド
(凶劇・混沌の創世神)
アルベル エクレシア・カルテシア
黒衣竜
フラクトール
スプリガンズブラザーズ
バクヤ
レベル6ビーステッド
(混沌の創世神)
悲劇 アルバス
黒衣竜
ナーベル
メルクーリエ
スプリガンズキット
レベル6ビーステッド
(混沌の創世神)
大導劇神 アルバス
エクレシア・カルテシア
フルル・妖眼
マクシムス
テオ・軒轅
ケラス
メルクーリエ
スプリガンズキット
サルガス
タイア
レギュラス
レベル6ビーステッド
バクヤ アルバス
エクレシア・カルテシア
テオ・軒轅
フラクトール
メルクーリエ
アルベル
セリオンズリーパー ファム
タイア フラクトール
ケラス
メルクーリエ
スプリガンズキット
スプリガンズブラザーズ
大導劇神
コスモクロア エクレシア・カルテシア
サルガス
バクヤ
(凶劇・混沌の創世神)
レギュラス 黒衣竜
フルル・妖眼
マクシムス
フラクトール
ケラス
スプリガンズブラザーズ
大導劇神
(凶劇・混沌の創世神)
ファム フルル・妖眼
バクヤ
マグナムート フルル・妖眼
ナーベル
メルクーリエ
スプリガンズキット
アルベル
悲劇
大導劇神
デッキの動き方
特殊なデッキであるが故、目指すべき規定の動きというのは「烙印融合等からミラジェイドを立て、落とした融合体の効果で状況に応じたテーマギミックに派生していく」程度で、特定の布陣を目指すというよりはカード毎の扱い方をいかに組み合わせるかで動かすような形になります。「このカードがあるから後々あの動きを取れるようにあのカードにアクセスしておこう」とか「例の動きを取るにはこのカードが必要で残しとかないといけないから別のパターンで動くか」とかそんな感じですね。作成者本人ですらデッキの全貌を完全に掌握するのは困難で、時にはサーチ択をミスって負けてしまったりもします。
基盤は烙印デスピアと共通するのもあり地力はあるデッキと思っているので、そういった時はデッキに対して申し訳ない気持ちに溢れてしまうのですが、適切に噛み合わせて多様なテーマのモンスターを一堂に揃え、勝利もきっちりと収めた際のカタルシスは他でそうそう味わえるものではありません。ここを見つけてくださったアルエクファンの皆様の参考になればこれ以上の喜びはありません。