私たちは、なぜ承認を求めるのでしょうか。
筆者は、「自分が何者であるかを知る」というところに、
承認欲求の根本を見出しています。
SNSで「いいね」をもらうと、自分が認めてもらった、
発信した内容を認めてもらったと感じることができます。
言い換えると、発信した内容をしている自分が自分と認識できるということでしょうか。
「いいね」されたら「いいね」を返す。
そうやってお互いに承認欲求を充足させている側面がSNSにはあると筆者は言います。
ただ、そこから自由になることで、「いいね」がもらえないことに焦ったり、
「いいね」を強いたり強いられたりすることから放たれることが大切かもしれません。
本来のSNSの目的を忘れてしまい、手段が目的とならないように気をつけたいですね。
SNSでも世界を変えることができると思います。
というか、SNSがあるからこそ、誰でも世界を変える可能性を手に入れたと言えると思います。
だからと言って、ただやみくもに発信するだけではなく、
目には見えない向こう側の世界に想いを馳せながら、
ハッシュタグ的連帯を継続していくことが大切なのだと感じさせられました。
そして、現実世界においても、ハッシュタグ的連帯のようなつながりに
とどまることがないようにしていくこと、これを意識していきたいと思います。