ハラキリ手術の記憶 メモ

前回駆け足でだだーっと書いたことの、ちょっと2つほど補足。

1つめは、入院時に用意するもの。

たぶんどこの病院にもあると思うけど、日々のアメニティグッズを有料で用意してもらえる。
大した金額じゃないし(私が入院したところはワンコイン未満)、入院中の寝間着やタオルの持ち込みや洗濯が一切いらなくなるので即頼んだ。
寝間着とタオルに、サービスで使い放題の消耗品(ティッシュ、ウェットティッシュ、ボディソープ、リンスインシャンプー、はし、スプーン、ストロー、歯磨きセット)と、コップとイヤホンまでついてくる。お得。自分で持ち込みたいものは不要にできた。
月水金に着替えとタオルと消耗品の補充に部屋まで来てくれる。助かる。

持ち込んだのは、

  • 院内移動用シューズ。必ずかかとがあるものと指定される。裸足で履くから柔らかめ持っていって正解だった。

  • イヤホン自前。4人部屋だからイヤホンないと迷惑よ。

  • マスク。持ってこいって書いてあった。病室では四六時中着けてなくてもいいけど他の人がいるところに移動する時に着ける

  • Switch。暇潰し。Wi-FiがないのでモンハンはソロプレイしかねぇしSwitchオンラインができないのでスーファミとかもできない。

  • スマホ。連絡用と暇潰し。手術後はSwitchするのがちょい厳しいので、無心でポチポチやって推しをおがめる刀剣乱舞が有り難かった。KindleもTwitterも助かる。

  • iPod。スマホいじるのもしんどい時には音楽聴いてた。

  • ショーツ数枚と夜用含めナプキン数枚とオムツ1枚。院内のコンビニでも買える。オムツは手術直後用。婦人科の手術でないならナプキンとオムツが要るかどうかは知らない。

  • タンクトップ数枚。持ち込んだけど手術後しばらく身体に管つながってて、今のところ着るタイミングがない。

  • カーディガンとジャージ上。クーラーがちょっと寒い。

  • ミネラルウォーター。手術後水飲んでいいよーの時に、この病院給湯器が部屋の外で、看護師さんにとってきてもらうのが申し訳なかったため。500ml3本家族に買っといてもらった。

  • 歯ブラシと歯磨き粉。お気に入りのがあってな…

  • 洗顔料と化粧水。当然アメニティになかった。部屋に洗面所があるんでシャワー解禁されてなくても顔は洗える。

  • 充電器とポータブル充電器。スマホもSwitchも充電できるエレコムさんのやつ。コードが短いと苦労しそう。

  • 退院時に着る服。今の季節だとシャツ1枚ですむから楽でいい。

  • 財布とか印鑑とか筆記用具とか。貴重品入れに入れて、カギは自分の腕に巻いとく。

  • 普段飲んでる薬とお薬手帳。入院中に飲んでいいかどうか指示してもらう。

こんなところ。
病院によっても病気によっても必要なものは違うとは思う。


2つめは、検査から入院・手術・療養のスケジュール。

MRIで正確な筋腫サイズを見て、治療方針は確定する。
でかいから開腹しかないと言われていても、どう切るかどれぐらい切るかとかあるんだろうと思う。

余談だけども、MRIは、本当に、大変、うるさい。身体の写真とるのに何でこんな音が鳴るのかわからんが、うるさい。
大変うるさいので、緩和のためだろうけど、J-POPバラードのピアノアレンジがずっと流してあった。
かえって不協和音なのでやめてほしい。
流すなら対抗してロックとかにしてほしい。
BGMでミンサガ・シェラハ戦の曲が流れてたら嬉々としてヘドバンしたのに(動くなや)

MRIの前の診察でレルミナをもらっていて、次の月経開始から飲んでとのことだった。
ちょうどMRIのすぐ後に始まり、MRI結果が病院に届いた時にレルミナを飲み始めたことを報告。
職場でも話はしてあって、7月初旬が手術希望と伝えたら、

おねえさん医師「レルミナは3ヶ月ぐらい飲んでから手術してもらうから、ちょうどいいね」

だそうな。

レルミナは要するに「閉経状態にする」薬で、副作用として更年期障害っぽい症状や、不正出血がある。
で、飲み続けると骨粗鬆症のおそれがあるため、6ヶ月以上は継続できない。
4月に飲み始めたら、秋までには手術しなくちゃいけないってことね。

さてレルミナを飲みつつ仕事には普通に行ってたんだけども、懸念の更年期障害っぽい副作用はなかった。
ただ、不正出血はあった。あったんだけども、実際どれくらい続いたのかはわからない。
というのも、4月の月経が少量でダラダラ続き、不正出血かこれ?と思っていた矢先に、膀胱炎からの尿路感染で高熱が出たから。
不正出血の時期と、膀胱炎の血尿の時期がいまいちはっきりしてないのである。

でも、休む予定の無かった5月1日2日に、土曜の夜更けに急に出た熱が下がらず休む羽目になったので、あの頃はもう血尿だったんだと思う。

人生で40度近い熱を出すなんぞほぼ無かったのでしにそうだったし、近所の内科の看護師のオバチャンたちは揃いも揃って注射と点滴が驚きの下手さで指し直されまくって痛いし、病院の外で待ってたら(抗原検査があり陰性確認まで外で待たされる)見知らぬジジイから「さっきからなんじゃお前ェ!!ワシの方見てウロウロしてからに!!」と覚えのないことで怒鳴られるしで、散々なGWだった。
ジジイ、私が高熱でよかったな。元気だったら「うっさいわこの自意識過剰が!貴様のことなんぞ視界に入れとらんわ!往ね!」ぐらいは言い返してたぞ。たぶん。

GW過ぎてからは不正出血もなくなり、むしろ月経が止まって大変快適であった。

6月半ば、術前検査で、血液検査・身長体重・血圧・肺活量・心電図やらなんやらを一通り受ける。
異常なかったのでスケジュールどおりの入院・手術の方向となった。

ちなみに私は当初、「手術して一週間ほど入院」と聞き、それで退院したら仕事復帰できるもんだと思っていた。
が、職場の先輩からも医師からも、

「腹切って一週間で仕事できるわけないでしょう。1ヶ月は療養です」

と言われてしまった。

マジか……年度当初で、上司に異動があって、やること多いのに……
1ヶ月穴あけるんか……
みなさんごめんなさい……

詫び菓子を差し入れた。

7月5日手術は、その中でもまだ影響が少なそうなタイミングだったのだ。
入院直前までとにかく片付けられるものは片付け、引き継ぎ伝達をして、もうなるようになれ!で、今病院にいる。

手術を終えた今思うのは、確かにこの傷だと一週間で復帰はできねぇな…ということだった。

寝るときが一番痛い。

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