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気血水の基本を車にたとえて

気血水理論は日本における漢方にも、中国における中医学にも存在するものです。
気血水は体調不良の原因を探る手法として使用されています。
 
気血水に関しては、ドラゴンボールやHUNTER×HUNTERの一場面に置き換える、そうすると理解しやすくなりますよ。
 
といいつつ、今回は気・血・水とは何かを車にたとえて説明します。
 
気血水を車に置き換えると
人間の身体=車のボディ
気=エンジン
血=ガソリン
水=ラジエーター・エンジンオイル
 
車はエンジンだけ、ガソリンだけ、ラジエーター・エンジンオイルだけでは動きませんね。
すべてが揃って車はトラブルなしに動きます。
 

気は「元気」「本気」「気持ち」のように、目には見えないエネルギーです。気は、血や水を全身に巡らせる作用を持ちます。これは気の働きの一つである「推動作用」という働きです。
車ではエンジンが動かなければ車を動かすエネルギーは得られませんね。気虚はエンジンが小さくなった状態、気滞は故障でギアが上がらない状態です。
 

血は身体の水分の中で赤いもの=血液です。
血液は酸素や栄養を全身に送ります。これは血のはたらきの一つである営養作用によるものです。
車にたとえると、栄養を運ぶ液体はガソリンです。
血虚はガソリンが不足した状態、瘀血はスムーズにガソリンをエンジンに送ることができない状態です。
 
水(津液)
水は血液以外の水分(汗、尿、リンパ液等)を指します。
水は乾燥から守ったり、心や体のオーバーヒートを防いだりするものです。
水は車に例えると、ラジエーターやエンジンオイルにあたります。
エンジンを冷やしたり、ピストンをスムーズに動かしたりします。
 
まとめ
車に例えると、気はエンジン・血はガソリン・水はラジエーターやエンジンオイルです。
人間の身体も車と同じように、単体では正常に稼働できません。
気分が塞いでいると活動的ではなくなりますし、好きなものばかり食べていると血巡りは悪くなりますし、浮腫んでいると身体が冷えやすくなります。
その根本原因がどこにあるのか、これを気血水理論や五臓六腑等を理解することで解決に導くことができます。

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