大怪我から5か月で100マイル挑戦までもっていく方法
トレーニングしても、怪我してもうやる気がなくなる、もうやめたい、そう思うことありますよね?私ももちろんその部類でした。
そんな方に少しでも解決策になることをかければ良いと思い、私の考えを見ていただければと思います。
私は決して速いランナーでないですし、彩の国を完走したわけではありません。しかしここまでこれた最良の方法は
地道な継続と計画的なトレーニング。回復期を大事にする
ことです。いまいちピンとこないと思いますので以下解説します。
本来であれば、彩の国100マイル完走しました!そのノウハウはこうです。という文章を書ければ説得力があったんです笑。
しかし、現実ちょっと完走は厳しいかなという状況であります。
昨日3回目の試走で10時間山を走ることができ、よくあの状況からここまで戻せたよねと家族からも感心してもらえました。
まあ、確かに5か月でここまで戻した過程を記録しておくのも大事だなと感じ書きます。
経緯ですが、昨年の10月子供の運動会でなぜか競技と関係ない遊具で子供を見ていたとき、遊具につまずき転倒。
今でも記憶がないのですが、頭から落ち、首を激しく捻ったようで、痛みが取れませんでした。
診断結果は頸椎第6関節が骨折。骨折した骨が神経を圧迫し、左手の3本の指にしびれが残る状態でした。
手術も考えましたが、リスクを考えて保存療法を選択。子どもの抱っこも家事するにも首肩に激痛がはしり、痛み止めを飲んでまたやってという形で大変でした。
2か月間コルセット生活でなるだけ安静にし、カルシウム錠剤などで栄養面も気を使ったところ、本当に運よく、骨折場所がくっつき、しびれも取れました。
この時、心底思いました。
「健康に体が動く、今元気に動けているのはなんて恵まれているんだろう、支えてくれた家族にも元気になった姿を見せたい、復活して何か成し遂げたい。」
ここから復活までの道のりが続きます。行ったことは以下の通りです。
・段階を踏んで体力・筋力を戻す。特にしびれがあった左手から肩は怪我前から感覚が完全に変わったので、今の状態でよいフォームを探る
・脚筋力をつけるために、遅くても起伏のあるコースを選ぶ。
・走るときは集中して90分走り、筋肉に刺激を入れ、ダメージが残る状態で翌日走るということはしない。回復もトレーニング
・回復日は脚以外の部分に力を入れる。行ったのは体幹トレーニング。最初はできなかった動きができるようになる喜びもあり。
・徐々に筋力が戻ってきても1か月~2か月は同じリズムをこなし、体が慣れてくるのを待つ。栄養もしっかりとって、特にプロテインなどタンパク質は怠らない
・3か月目ぐらいから、90分ランニングが大分負担が減り、2日連続もできるようになったので、週末に3時間走に取り組む。最初はめちゃくちゃ辛い。翌日はしっかり休むというか体幹トレーニングをする。
・4か月目ぐらいから彩の国に向けた本格的な山トレーニングに移行する。3月から行っていたマフェトン理論に基づく心拍を意識したトレーニングで怪我を抑制できていて、山でも効果を感じる。とにかく山に戻ってきた!感覚がうれしかった
・山練習は3時間からはじまり、最長は5時間ちょい。3時間いつものコースを走り、あと2時間は林道でマフェトン走といった感じで走力と山力を平行して伸ばす意識でおこなった
・山練習は脚へのダメージが大きく、翌日から最低2日はレスト。もちろん走らないが体幹トレーニングは継続。目的は、長時間動き続けるための筋力づくり。
・4月後半から5月GWでいよいよ彩の国のコース試走。時間がかかり、家族に迷惑をかけるので事前に3日だけ時間をください!とお願いしておく。そして実施。1回目のサウス1、10時間で問題なく動き続けれたのは自信になった。
・彩の国練習後は3日は走らない。思ったよりも体のダメージは大きい。ペースは遅くても10時間は普段でもやらない。ダメージをあまく見ない。そして回復させることもトレーニング。
以上の流れで進んでいき、昨日north試走もでき、あとは5月21日の本番に備えていくことになりました。
つらつらと書きましたが、家族の協力がなければこんなところまでこれませんでしたし、彩の国100マイル完走という目標がなければここまで頑張れなかったと思います。
目標を持つことって素晴らしいです。
本番21日、どんな結果になるかわかりませんが、また共有できればと思います。長い文章を読んでいただきありがとうございます。
怪我でモチベーションが落ちている方、気持ちがあればきっと復活できます!