英語の小論文・入試例

さて、前回、推薦入試系の話をしましたが、推薦入試対策において問題となるのは過去問がほとんど存在しないということです。そこで重要なのは、受験生本人に推薦入試の過去問をできる限り集めてもらうことですが、最近はインターネットのおかけで学校や予備校のホームページをすぐに検索できるため、昔よりも情報収集が容易になっています。
それでもオープンキャンパスや高校の先生から得られる情報・手持ちの過去問もインターネットでは得られない重要な情報があるため、現在推薦入試に取り組んでいる受験生、来年度以降推薦入試を考えている受験生は積極的・多角的な情報収集に取り組んでみましょう。
もっとも前回書いた通り、推薦入試系は名称・内容・形式と様々あり、合格・不合格に関しても、単なる形だけのものもあれば、難関大の一般入試と同レベルの内容・合格率のものもあります。

先月、推薦入試を希望している受験生を担当することになりましたが、例によって困るのは推薦入試の過去問です。対象となる大学には、数学・物理・化学・生物のみならず、現代文の小論文・英語の小論文があり、御崎エデュケーションでは後者を担当することになりました。前者は進学校で使用している問題集レベルであるため、塾・予備校での特別な対策は必要ないようですが、後者は問題のみならず、採点・添削や解説が少々特殊なため、授業の依頼がありました。
前回、英語の小論文の問題のレベルを4段階について紹介しましたが、先月の段階では、前2段階の対策です。担当する受験生が夏休みいっぱい部活に専念していたため、基礎から積み上げる必要があったからです。基礎を着実に身に着けるためには、基礎レベルの問題の量をこなしつつ、採点・添削や解説において質を補う必要があります。そこで困ったのは過去問の確保です。手に入らない過去問を嘆いていてもしょうがないので、御崎エデュケーションで作成することにしました。以下、作成した問題の例を載せていますが、この英文を書くだけであれば10分もあれば書けますが、今回担当する受験生が志望する大学の推薦入試は、最新テーマを扱い、要求される解答(問を精査すれば推測可能です)も高かったため、大学の特色・一般入試問題・学校推薦入試説明会とそこで提示された5年分の英文のテーマ等をふまえ、問題作成にとりかかりました。そこでもインターネットは大活躍です。

以下は実際に作成した問(英文)の例です。
著作権フリーとしてご自由に使ってください。
問1
Do you think that the delivery service of medicine should be expanded freely in Japan?
Give 2 reasons to support your opinion. Write your opinion in more than 150 words.

問2
In these days, the diet, the way to lose weight, is in fashion around the world.
Write the merit and demerit about this kind of diet, and write your opinion about how we should go along with it in more than 150 words.

問3
In modern societies, we have trouble in dealing with micro-plastic.
Write what problem breaks out, and what or how we should struggle with it.
Write your opinion in more than 150 words.

問4
It is said that the role of the robots is increasing in medical field, and will be extended more.
Write the strong point of them and the point of attention. Using some examples, write your opinion in more than 150 words.

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