都立中受検の相談

今日から、ほとんどの学校で3学期が始まりました。
ということは昨日で冬期講習が終わっています。

本日、御崎エデュケーションの生徒たち受験生には、冬期講習中の復習・演習のやり直し、共通テストパックの演習等のため、御崎エデュケーションの授業はお休みです。
一方、本日は冬期講習を失敗した保護者からの相談が3件ありました。
時期も時期であったため、3件とも断らざるを得ませんでした。
1件目は都立自校作高校受験、2・3件目は都立中高一貫受検についての相談でした。
どの生徒もある塾に通っている生徒でしたが、既に長期間塾に所属していたため、その塾の解答方針のやり方が身についていたため、残り少ない期間で転塾したとしても合格可能性はあがらず、むしろ低くなる可能性のほうが高かったため、今の塾に通いながら効果を上げるアドバイスにとどめました。
「志望校の過去問が解けるようになるため、塾の講師の指導やテキストをどのように利用するか、しないか」の取捨選択のやりかたです。

直前期の相談ということで、3件とも以前通ってくれていた生徒(いずれも第一志望合格)から聞いたという口コミでしたが、どの生徒も少なくとも夏休み以前から通ってくれていたため、短期間での効果は見込めないどころか逆効果になると正直に伝えて断らせていただきました。
唯一、都立中高一貫受検に関しては2週間での合格実績が数件ありますが、いずれも
・そもそも読解スピードや読解力が合格水準に達してた
・講師の指導やアドバイスを受け入れる、柔軟性や素直さがあった
・複雑な情報に取り組むことができる、丁寧さや気配りを持っている
・自分の意見や考え方ができる、精神年齢の高さがある
等を備えた受検生でした。
 ※詳しくは以前の都立中高一貫受検についての記事をご参照ください。

この時期の転塾は高確率で失敗に終わるでしょう。
よほどの理由がない限り、今の塾や予備校でどのように効果を上げるかを考えたほうが良いでしょう。
よほどの理由としては
・ただ大量に過去問を演習したい場合
・集団塾のフォローを個別指導や家庭教師で実施する場合
・個別指導や家庭教師が人間的に合わない場合
などがあります。
短期間で結果を出すためには、新しい塾や講師の指導方法に合わせる柔軟性が必要となるため、この柔軟性を備えている受験生のみ、最終手段としての転塾だということを頭に入れておいてほしいところです。

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