冬期講習・高校受験

そろそろ11月も終わり、区立・市立中学校の定期テストも終わり、多くの高校受験生は過去問に着手すべき時期ですね。特に都立自校作成校志望の中学3年生は細粒リミットと言っても過言ではありません。確実に合格したいのであれば夏休み前半に着手しておくべきでしたし、受験生の多くはある程度合否が固まりつつあるとはいえ、残り少ない合格枠もあるため、まだまだ希望捨てず、出来る限りたくさんの過去問に取り組めるように工夫して勉強しましょう。
御崎エデュケーションでは、今年度は、大学受験生の高3生3人と、高2生2人が在籍しており、基本的な授業を実施できないため、冬期講習から直前期までは都立自校作成校・都立共通上位校志望者に限定して募集させていただいてます。できる授業とできない授業とをきちんと伝えることが、生徒にとっても保護者にとっても、誠実だと考えているからです。
そこで、以下では夏期講習での過去問対策の概要を記載したいと思います。

国立は文教区ということで、住民である中学生・その保護者の教育レベルのみならず、小学校・中学校の雰囲気や先生の指導レベルも高いと思います。そこで、御崎エデュケーションの指導方針としては、なるべく早く過去問に取り組むべきであると推奨・提案していますが、御崎エデュケーションは少数派なのでしょうか。
都立自校作成校志望者であっても、夏期講習前半から入試問題に取り組んでいる塾はかなり少ないようでした。そこで、過去問対策を実施している御崎エデュケーションに「お盆特訓」という形で授業の開催を依頼されました。偶然にも異なる地域・塾の受験生が3人からの希望が出ました。
さらに偶然で、八王子東志望1人、立川志望2人でした。これが国立志望と国分寺志望であればさすがに授業・問題を分けざるを得ませんでしたが、八王子東・立川高校であれば、同レベル帯ということで一斉授業を実施することができ、時間的にも費用的にも負担が軽度になりました。

一日目のカリキュラムは
 9:00~9:50 →立川平成18年度・国語
10:00~10:50→   〃     数学
11:00~11:50→   〃     英語
11:55~12:15→三科目の丸つけ
   昼休憩
13:00~15:30→三科目の解説・解答添削
16:00~16:50→国分寺平成18年度・国語
17:00~17:50→    〃     数学
18:00~18:50→    〃     英語
18:55~19:15→三科目の丸つけ

二日目のカリキュラムは
 9:00~11:30→前日の国分寺の解説・解答添削
11:40~12:30→八王子東平成18年度・国語
  昼休憩
13:00~13:50→    〃      数学
14:00~14:50→    〃      英語
15:10~17:30→三科目の解説・解答添削
17:50~19:30→二日分の復習・問題の解き直し

以上の二日間を1セットとして、計3セット実施いたしました。
御崎エデュケーションでは、夏期講習中に取り扱う過去問は立川・八王子東・国分寺を基本としつつ、過去問対策の余裕があれば戸山・新宿・青山の過去問等も取り入れています。
内容・時間とともにハードでしたが、お盆特訓中は9時以降はスマホ・タブレットへの接触禁止、10時~11時就寝を義務付けており、体調回復を優先させておりなんとか六日間脱落することなく完遂できました。生徒によっては授業後の勉強を免除するくらいの疲労になるため、授業後の家庭学習はせいぜいその日の復習にとどめるよう指示しています。

都立自校作成校の入試問題を扱う際の最大の注意点は、三科目とも必ず記述部分の添削を受け、考え方やアプローチ方法の確認の質疑応答を実施することです。自校作成校を志望する生徒であればほとんどの記号問題は、解説を読めば理解できますが、合否を分ける記述問題については解説を読んだだけではなかなか実力が伸びないからです。
過去問を実施しているとしている塾でも、意外と生徒自身にただ過去問をやらせているだけで、その中身まで踏み込んで指導している塾・講師はなかなかいないようです。講師自身も実際に解くのが大変で時間を食うため、気持ちはわかりますが、過去問対策を謳う塾であればその指導内容を精査する必要があるでしょう。

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