2025年度・都立中高一貫校受検の結果

先日、都立中高一貫の合否の結果が出ました。
ここ3年ほど受検倍率が下がってきており、今年度はかなり下がったようです。今後も国公立大学の水準まで下がる可能性もありますが、私立中学のように暗記すべき知識がほとんどいらず、「頭の良さ」中心に受検生の力を測る形式であるため、一定数の記念受検者がある程度存在し続ける可能性もあるでしょう。

冬休みから受検日である2月3日の10日ほど前までの期間に、御崎エデュケーションに相談が5件ありました。無事合格したと報告があったのは2件ありました。都立中高一貫の受検のみならず、高校受験・大学受験においても、合格は、いわゆる「すべてに感謝」状態で少し関わっただけでもお礼をいただくことがある一方で、不合格に至った場合、何も連絡がないため、残念ながら連絡のなかった3件は不合格となったのでしょう。


無事に合格した2人の受検生について、こちらは相談・面談に対応しただけであるため、合格は純粋に受検生本人の実力であり、ほんの少し都立中高一貫の受検勉強を知らなかったことを指摘したにすぎません。直前での塾・家庭教師の交代は好ましい結果は得られないため、以下のポイントだけ抑えてもらって、今までの勉強の活かし方を自分なりに考えてもらいました。他の3人にも全く同じ内容の相談・体験授業になりましたが、対策が間に合わなかったか、考え方をうまく変えられなかったのか。
御崎エデュケーションでは、都立中高一貫の受検を扱うようになった当初から、一貫して「頭を使う」ことの重要性を指導してきました。都立中高一貫校のコンセプトは難関国公立大学への合格者増加であり、学校側も賢い・頭を使う生徒を欲していることから、御崎エデュケーションにおける受検対策は明確な指導目標を提示できます。
今年度直前に相談・面談あり、無事に合格した2人とも成績が伸び悩んでおり、適性検査問題への取り組み・アプローチについて、「頭を使う」ということがよくわかっていませんでした。面談において過去の適性検査の問題を使用しながら「頭を使う」とはどういうことかを伝えましたが、合格したということはある程度きちんと理解して、身につけられたのでしょう。


さて、来年都立中高一貫を受検しようと考えている5年生の受験生へ。
まだまだ焦る必要はありません。以下の三点がクリアできているのであれば、今年の夏休みから本腰を入れて頑張りましょう。
・学校の成績はほぼ「満点」になっているか
・学校の授業内容を正確に理解できているか
・自分の趣味以外の本をできる限りたくさん読んでいるか

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