アナログ世代のメール感
気持を伝える手段には色々な形がありました
気持ちを伝えようと何度か 書き直した手紙
相手の都合を気遣って時間を選んでした電話
ポケットベルを活用した人もいるでしょう
SNSが気軽に使えるようになってからは
ホームページのゲストブックやブログ等の
コメント欄に自分の感想を書込んで・・・
それらには、待つ時間がありました
でも今 発信は直感的で
受けたら待ったなしの感じなので
返信もつい直感的にしてしまいがち
これでいいのだろうか
と思う時があります
私がスローモーで自分だけの問題
なのかもしれませんが
ひと昔前の私はメールも手紙や電話
みたいな感覚でいた頃があります
たとえば、こんな風に・・・。(創作詩)
一人ぼっちの暗い部屋の窓を開け
夜の吐息を招き入れ
MASAYAの曲をかける
オーディオのほのかなイルミネーションが灯る
床に腰をおろし 膝を抱え
手元に置いたお酒をちょっとふくむ
カラン☆! グラスに氷があたる
ンー! 足元にあるケータイは光らないし
つけっぱなしにしているパソコンにも
メールはこない・・・・
しっとりとした夜の香りが部屋に満ちて
やさしい気持ちになっていく
意識がずーっと ずーっと 季節を遡り
どこにいるのか忘れた頃
細い光のすじが部屋に飛び込んできた
明けたばかりの空に
ひこうき雲が真っ白に 走ってる
あなたとわたしを結ぶのは
これだけなのに・・・・
あなたのメールは来なかった
物心ついた時からインターネットの
便利さを享受している人には
理解できないでしょうね
今とは隔世の感があります
それでも何とか
ぶら下がっている
自分がいとおしい
最後まで読んで頂きありがとうございました
前々記事の「アナログ世代の嘆き」が10スキを越えたので
気を良くしてアップしてしまいました