やらせるより、やる気にさせる(それ、大事)
先日、会社の担当者から他の勤務地で週1日勤務を増やせないかとの
打診があった。
欠員ができた現場の補充を私を含め現有の人員で賄おうとしているようだ。以前勤めていた会社も、欠員補充の採用が出来ず8年以上欠員が続き辛い
思いをした。この経験から、欠員補充の採用が難しいのだろうと推測した。
人手不足が深刻な事は承知していたので協力したいという気持ちがあったが
若い担当者のいきなりの「稼げますよ」の一言が少し気になった。
空き時間(休日)を利用して収入増になるいい話と思いこんでいるようだ。
体力的な事情は歳をとらないと思いもよらない事なのかもしれない。
若い頃なら二つ返事でOKしたと思うが、今は少し違う。
昨年を振り返っても夏場やっと乗り越えられた感があり、体力的な不安が どうしても拭いきれない。
聞いた条件ではちょっと(体力的に)無理かなと思ったが、人手不足の大変さを知っているので、少し考える時間を貰う事にした。
それにしても勤務日が連続になる事や通勤の徒歩40分超が不安材料になるなんて自分自身でも情けない。
ハイキングクラブを主宰していた頃は毎回十数人のメンバーの体力を見ながら山を歩いていたのに・・・。
休日を利用して現場の確認と、いくつかある通勤経路のうち
二つを実際に歩いてみることにした。
たまたま、通勤経路の下車駅が新婚当時住んでいた所にあったので
思い出巡りもしようと思い立った。
前々から「いつか二人で訪ねたい」と思っていた当時お世話になった方の
お宅を妻と共に訪ねた。
突然の訪問にも拘わらず歓迎して頂き懐かしい話に花が咲いた。
親ほど歳が離れているのに昔と変わらず優しく接して貰い、
居心地が良くて、つい長居をしてしまった。
帰り際に「来てくれて嬉しかった」との言葉にジンとした。
お宅を出てから通勤経路の下見を始めた。
ハイキングクラブの部員だった妻が同行してくれたのが嬉しかった。
だからか、迷いながらもハイキング気分で歩き回ることができた。
とても疲れた。
でも思い出を巡り、念願だった方ともお会いできていい1日になった。
下見の結果、言われた条件では体力的に自信が持てないのでお断りする、
連続勤務にならないシフトを組んで頂けるならお受けすると決めて、
その旨回答した。さあ、どうなるのか・・・。
何気なく「おもいやり」と言う言葉を使っているが、
経験が無ければ思いやれない事もある訳で、
それを考慮に入れず「思いやりが無い」と思うのはいけないな。
そんなことも感じた出来事でもあった。
歳を重ねたり、辛い事や、辛い病気を経験すると
思いやれる事が多くなり人に優しくなれる。
いま経験している事が優しくできる自分を作っている時
なのかもしれない。
もし今、辛さの真っ只中にいる人がいるのなら、
そう思って乗り越えてもらいたいなと思う。
人は皆、使命を持ってこの世に生まれてきたと聞く。
ならば、いま経験している事が人を助けるという
使命に繋がっているかもしれない。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
思いつくまま書きましたので、後で修正するかもしれません。