嬉しきこと
ピーターパンを読み終えて
関心はあったのですけど読まずじまいの本でした
孫が私の誕生日のプレゼントと言ってくれました
なんと、切り絵の手作りのブックカバーを付けて
おまけに、手作りのしおりも付けてあったのです
誕生日に渡したかったんだけど遅くなっちゃった
どうしても自分が読んだものと同じ訳書に拘って
探し求めたが中々手に入らず遅れたとの事でした
この訳書は子供向きに書き直した英文から訳した
ものではなく「ピーター・パンとウェンディ」の
原作から訳したものと知り拘った訳が解りました
読み始めたら、自分の想像と全く違う世界でした
善人・悪人を切り分けず人の気持ちのうつろいを
描写していく物語にだんだん引き込まれていって
昨日、読み終えました。
孫が、何かを感じて、その気持ちを共有したいと
思ったのか、読むべき本として贈ってくれたのか
解りませんが、最近のいちばん嬉しきことでした
蛇足ですが・・・。
私は、おばあちゃん子でした。
母親は、父親の仕事を手伝っていて
あまり家にいなかったからです。
私の名前が、戦死した息子の名前に似ていた事もあってか
随分可愛がられました。
ある日、おばあちゃんと駅前の雑踏を歩いていた時の事です。
前からいそぎ足で来た男が、おばあちゃんにぶつかってきて
おばあちゃんは倒れそうになりましたが、態勢を立て直すと
脱兎のごとく走り出し、その男を追いかけていき追いつくと
男の腕をつかみ、「今、財布すったでしょ❢ 返しなさいよ❢」
知らんふりをする男の腕を掴んだまま大声で叫び続けました。
周りに人垣ができると男は財布を投捨て逃げていったのです。
戦時を体験した明治女は強かった・・・。
それ以来、おばあちゃんは凄い、英雄だと思うようになりました。
私はおばあちゃんの様に勇ましくはありませんが、じいじと慕って
くれる孫には、少しだけそんな存在でいられたらなあと思うのです。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。
たまにはこんな話もいいかなと思いUPしました。