イコライザー
イコライザー。デンゼル・ワシントンの当たり役。我が国でいえば、必殺仕掛人。法で裁けない悪人をこらしめる。警察ドラマの中では決着することができない事件を解決し悪人を断罪する。こういうドラマを見て人々は溜飲を下げる。いわば社会のガス抜きだ。
いわゆる裏金問題。私は有為な政治家をこういうことで失うのはどうか、という思いもあるが、それだけでない、下半身スキャンダルが加われば、今の世の中は完全にアウト。こういう脇が甘い輩は、敵国の格好の餌食だ。餌食になる前に早々にお引き取り願いたい。
もしかすると、司直の手が及ばないかもしれない。逃げ切れる可能性もある。だからといって仕掛人の出番は真っ当な社会ではない。その代替をするのが選挙ということだ。
この意味で、選挙はちっとも無駄ではない。無力感に陥るなかれ、だ。恐るべきは喉元過ぎればなんとやらということだ。