マジメもほどほどに

「あの人はマジメな人だねぇ」というのはふつうは誉め言葉。しかし「マジメすぎるよねぇ」というのは半ば軽蔑。
 マジメな人が成功する世の中でなければならない、ということには異論がないが、歴史をさかのぼると、いやさかのばらなくても、マジメな人はしばしば失敗している。しかも自分だけでなく周囲を巻き込んだとんでもない失敗をしている。
 人間は複雑で、一人の人間は、マジメな部分と非マジメな部分、それに不マジメな部分ももっている。
 そんなことがこの本には書かれている。
 三月九日付の夕刊フジの図書紹介欄で紹介されている。


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