岩手県のおすすめ観光スポット✈
リアス式海岸が作り出した海の景勝地、鍾乳洞など自然の地形が織りなす風光明媚な景観、説話集「遠野物語」や宮沢賢治の童話の舞台など文学に親しむ郷愁漂うスポット。
古くは奥州藤原氏が理想郷を作ろうとし、賢治も「イーハトーブ」を岩手に夢見たとされています。
そんな魅力あふれる観光地が、岩手県には点在しています。
今回は岩手県旅行で訪れるべきおすすめの観光スポットをご紹介します!
浄土ヶ浜
鋭く尖った白い流紋岩が立ち並ぶ景勝地で、緑色の松、白い岩肌、青い海のコントラストが見事です。
約300年前、常安寺の和尚さんが「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられました。
毎年夏は海水浴で賑わうほか、遊覧船での湾内クルーズも人気です。
また、神秘的な「青の洞窟」を巡るさっぱ船もおすすめです。
フラワー&ガーデン森の風
日本最大級の本格的ガーデニング公園。
メインガーデンは数百種類の植物や、水の流れる渓谷、にぎやかな野鳥の声で季節ごとの風情を楽しめます。
「森の丘」は5万株の芝桜が咲き誇ることで有名。
展望台には「恋人の聖地」としても知られる「愛と幸福の鐘」もあります。
また、こちらの公園は「鶯宿温泉 ホテル森の風 鶯宿」に併設しているため、宿泊してのんびり滞在することも可能。
石神の丘美術館
岩手県内初の野外彫刻美術館として1993年に開館、2002年リニューアル。
屋外展示場では四季折々の自然を楽しみながら芸術鑑賞が楽しめます。
毎年6月下旬から7月上旬にかけては、約2万株のラベンダーが見頃を迎えます。
建物内には企画展示室やギャラリー、美術体験のできる工房があり、家族そろって楽しめる美術館です。
歴史公園えさし藤原の郷
平安末期約100年に渡ってこの地を中心に勢力を誇った奥州藤原氏。
その軌跡を辿り、東北地方の歴史と文化を体験しながら学ぶことができるテーマパークです。
時代考証に基づき、東北古代の城柵や藤原清衡の居館「豊田館」、奥州藤原氏の政庁、秀衡の居館「伽羅御所」、「中尊寺金色堂」などを本格再現。
郷土芸能「江刺鹿踊」の公演も行われます。
もりおか町家物語館
盛岡市にある保存建造物を改修し、賑やかで懐かしい憩いの場として開館。
この地域の文化を情報発信する役割を担っています。
6つのエリアから成り、母屋・文庫蔵・浜藤の酒蔵・大正蔵の4棟の建物を中心に、下屋と呼ばれる路地空間、多目的広場があり、盛岡ゆかりの人物や懐かしいおもちゃの展示、岩手の土産品の販売、イベントなどが随時行われています。
幽玄洞
全長約500m、約3億5千万年前から自然によって生み出され、日本最古の鍾乳洞といわれています。
天井から壁にはフローストーンやつらら石、石筍などの鍾乳石が見られ、途中には神秘的なエメラルドグリーンの地底湖もあります。
洞窟に隣接する展示館では、貴重な海底化石の展示とともに、日本太古の姿を解説しています。
釜石大観音
鎌崎半島の先端に、釜石湾を見守るように白い大観音像が立っています。
これは明峰山石応禅寺の和尚さんの発案で、1970年に建立されたもの。
高さは48.5mあり、内部には拝殿や三十三観音安置室、七福神胎内めぐりがあります。
さらに胸元で抱える魚の上は海抜120mの展望台。
ここからは釜石港や太平洋のパノラマを一望できます。
小岩井農場まきば園
岩手山の裾野に広がる民間総合農場で、創業100年以上の歴史を誇ります。
西洋建築にヒントを得て建てられた農場施設21棟は、国の重要文化財に指定されています。
雄大な自然の中で牛やヒツジなどが育てられているほか、乗馬やアーチェリー、トロ馬車などが楽しめます。
しぼりたての牛乳で作られたソフトクリームも評判です。
花巻温泉
1923年に台温泉から引湯して開かれた温泉で、温泉街には桜並木や赤松林、宮沢賢治が設計した日時計花壇のあるバラ園などがあり、格調高く落ち着いた雰囲気が人気。
各温泉宿の大浴場には岩露天風呂やひのき露天風呂、バラ風呂などがあり、はしご湯を楽しめます。
泉質はやさしく、美肌効果があることで知られています。
中尊寺
850年に比叡山延暦寺の慈覚大師円仁により開かれ、12世紀のはじめには奥州藤原氏により多くの堂塔が造営されました。
建物の多くは14世紀に焼失しましたが、3,000点以上の平安美術が今なお残り、国宝や重要文化財に指定されています。
「金色堂」は創建当初の姿を今に伝える唯一の建物で、お堂の内外すべてに金箔が施され装飾が見事です。