雑記:節分、藤岡弘、
タイミーで15時から5時間半働かせていただいた。コンビニ以来の久しぶりのレジ。初めてのスーパーのレジ。さすがに緊張した。自分以外マスクをしていた。公然の常識が自分にはなかった。取り残されているんだなと思いつつ、いつまでやってんだよと思った。コロナで包み込まれているインフルエンザという流行り病を忘れていた。でも日本過ぎると思った。自分だけ帽子がなかった。男は自分だけだった。ここまで書いて信じられないかもしれないけど、何にもマイナスの感情は抱かなかった。だってタイミーだもん。自分が来て色めき立つことなんてないし、マスクもしねえで客としても来たことがない。距離感は生まれるに決まっている。しかし、すごく暖かかったし、優しかった。やっぱ働かないとなと思った。最初にレジのこと教えてくれた女性は、ちゃんと目を見て教えてくれて、いい人だなと思った。目を見て話すって大事だ。
おば様と自分の二人で、17時までレジをした。ちゃんとお客さんと会話するタイプの、地域のスーパーのおば様だった。おば様が帰った後は、一人でレジを任された。一人になってすぐ、公園の設置トイレの中の匂いが漂った。目の前にいる男性は、髪もびしっとしていて、周りの目に気を遣っているしゃんとしている男性だ。なんでよ。そんなわけないじゃん。と後ろのお客さんに目をやった。臭いの発生源はこいつだと確信した。青い太い立体的な線が交差するチェック柄の長袖のシャツ。ハンチングというのか、ニット帽なのか、よれよれ過ぎて判別ができない。マスクは何日も変えていないのだろう。髪の毛は白髪で風呂に入っていないせいか、化学繊維のように硬く、ギシギシになっていた。吸う空気の量を減らし、なんとか切り抜けた。そう思ったのも束の間、残り香が自分の鼻を襲った。ふざけるなよ。ふざけんな。普通の客みたいなコミュニケーションの取り方しやがって。テロでしかない。平等に接するには、ある程度のラインが必要だ。外的要因をできるだけ排除しなければならない。それができない環境にあるというのが残酷だ。生活保護を取ろうと役所に行っても話を取り合ってもらえない。臭すぎるから。ただ嫌いだから風呂に入らないは、もう救う余地がない。頼むから風呂に入ってくれ。恵方巻がよく売れた。
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