見出し画像

14/48.あとになって気がつく、自信を築いてくれた海外ひとり旅経験

30代のある時期
私は年に1度、1週間ほど、1人でパリに出かけるチャンスが数回あった

パリで暮らす友人の家にお世話になりながら日中は1人で気ままに過ごす、そんな特別な1週間

知らない街で1人で過ごす高揚感はなにものにもかえがたく、いつのまにやら大人になったんだなぁと少し誇らしい気持ちにもなった

少し早起きして遠くのパン屋さんに出かけたり
オープン前から並んで、午前中を美術館で過ごしたり

特別な時間は、今も思い出すたびに心に涼やかな風を吹かせて、少しだけ自分を力づけてくれる

振り返ると、こうした経験のひとつひとつが自分に自信を与え、今の自分をつくっているのだと思う

当時はそんなことには全く気付かなかったし
むしろ、自分のアイデンティティを1番模索していた時期だったように思う
あの時の自分の抱えていた不安や焦りは今はもう思い出すことが難しいけれど…

あの時感じた心の震えが、今の自分の自信を作ってくれている
そのことには気が付くのは、もっとずっと後のことなんだな


いいなと思ったら応援しよう!

1週間に1記事、1年間。心が動いたことを綴る人。
いただいたチップ分はすべて石川能登募金に使います