11/48.『ステージに立つ』という、人生を生涯震わせ続ける青春の素晴らしい勘違い
誰かの前で歌を歌う
それも何人もの人の前で
それはつまり「承認欲求」を満たされる快感なのだ、と言ってしまうとなんだかとても味気ない感じがしてしまうけれど、
大勢の人達が自分を見て、そして楽しんでくれているあの眼差しや歓声は間違いなく私の心を動かす瞬間のひとつでした
私は中高生の頃、軽音学部に所属していて
ガールズバンドでは、ベースを
そしてバンドとは別で、当時大人気だったゆずのコピーユニットではギターやタンバリン、ブルースハープと共に歌を歌っていました
年に一度、文化祭でのライブステージにたつその時の気持ちは、まるで自分がスターになったかのようで
そのことは自分の性格形成においても少なからず影響を与えているな、と振り返ってイマ思う
自分は誰かに憧れられる存在なのだ(勘違い)とか
自分は多くの人に影響を与えられる人間なのだ(勘違い)とか
そういった青春時代の素晴らしき勘違いは、とても恥ずかしくて人には絶対言えない勘違いだけど、私の人生においてとてもとても重要でポジティブな若気の至りなのである
あの時の心の震えは
単なる文化祭の想い出のひとつではなく
人生を今も震わせ続けている
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