ミシャ解任論反対@無知な意見ほど如何に罪深いか

えーみなさん、こんにちは。あるいはこんばんわ。

僕のTL上で『ミシャ解任』というワードがチラホラ目に止まり、
何とも浅はかで時期尚早ではないかと思い、まぁ端的にいうとイラっとし、
なんとなくコラム的なものを書こうかと思い書いた次第でございます。

特に誰かと議論したい訳ではなく、自分の意見を述べるのにTLだと文句だけになってしまうので、まとめた感じです。

そして、無知な意見ほど如何に罪深いかという事を書こうと思ったのですが、
そもそも僕が無知なので、そういう人が書くとこうなるから、みんなもある程度勉強しようねって事です。

まぁ、なんとも自虐的な感じですわ。
暇なら見てってください。

むしろ、みなさんの方がコンサドーレの状況を知ってると思うので、
抜けている部分は自分で補足しながら見てください。
因みに、代表とクラブは別物と考えてます。

まず、解任論の前に、コンサドーレ、
そしてミシャの元クラブが過去にたどった、
シーズン途中での監督解任後クラブが歩んだ道を振り返ってみましょう。
それを振り返るだけでも、もうほぼ答えは出ますが。

●北海道コンサドーレ札幌
シーズン途中での監督解任(辞任含む)
1998年J1 フェルナンデス監督辞任→石井肇コーチ
結果:J2降格

2002年J1 柱谷監督解任→イバンチェビッチ→張外龍
結果:J2降格

2003年J2 ジョアン・カルロス辞任→張外龍
結果:J2残留(9位)

2014年J2 財前監督解任→バルバリッチ
結果:J2残留(10位)

2015年J2 バルバリッチ監督解任→四方田修平
結果:J2残留(10位)

●ミシャの元クラブ(あえて書かないw)
2017年7月30日 解任
2017年 リーグ7位 ACL優勝
2018年 リーグ5位 天皇杯優勝
2019年 リーグ14位 
2020年 リーグ10位
2021年 リーグ6位 天皇杯優勝

上記のようにコンサドーレは、監督交代がブーストになった歴史は一度もありません。
それ以上に翌年以降も状況は改善されず、
立て直しに数年かかることを歴史が証明しています。

またミシャの元クラブも、カップ戦のタイトルこそ手にはしていますが、
リーグ戦では振るわず、ようやく昨年から新監督を招いて体勢を立て直してきました。
しかしそこから実に5年を要しています。

この前提を踏まえて考えていきましょう。



・ミシャ解任論
 これは、色々な角度から議論できる内容ですが、まず解任した場合についてザックリ書きます。

1.後任が見つかり、尚且つ成功。
(要するに今より順位も上げて、内容もサポーターを満足させられる結果)

☆考えられるメリット
どういった新監督を迎えるかによるが、
今まで上手く行っていたことを更なるレベルへ上げられる→攻守共に改善含む。
燻っている選手の復活。
チームコンセプトが変わることによりマンネリ化がなくなり、モチベーションの向上。
強くなる事により、人気の向上→収入増→今後へ…

★考えられるデメリット
ミシャ解任に対する違約金、後任の契約金が発生する。
新監督に合わない選手の出場減、放出。

2.後任が見つかるも、失敗。

☆考えられるメリット
燻っている選手の復活。
チームコンセプトが変わることによりマンネリ化がなくなり、一部の選手のモチベーションの向上。

★考えられるデメリット
ミシャ解任に対する違約金、後任の契約金が発生する。
また、更なる後任を呼ぶ場合は二重苦三重苦になる。
現状から察するにコンサドーレの資金力が豊富な訳ではないので、来シーズン以降の選手補強が出来ない。
資金繰りの為に、主力選手の放出などが考えられる。
まぁ、察するに過去の負の連鎖。

3.今シーズンは続投。(良くも悪くも)
☆考えられるメリット
・改善できた場合
主力が復帰して、本来のチーム状況を確認できる。
この悪い状況を越えれば、本当の長期政権ビジョンが見える→戦えるチームとなった場合、
鹿島の様な伝統まで築ける可能性がある→代表クラスが出てくる又はワンクラブマンが更に増える
→今後のスタッフがコンサOBになる…
現在の財政状況でうまく行けば、資金力が豊富ではないチームとしてのモデルケースになる可能性が高い。
選手層が厚いチームから若手や燻っている選手、
ベテランがもっと移籍したがるチームとなれる可能性がある。

・改善出来なかった場合
今後の状況次第では、来シーズンの新監督及びチーム構成を考えられる。
準備期間という時間としてはかなり重要かと。(良くも悪くも)

★考えられるデメリット(継続して勝てなかった場合)
このまま順位が低迷、最悪の場合降格。(今の状況だと降格まではないかと)
チーム内、不協和音。
負け癖の定着、イップスなど…

まとめ
さて、ここまで簡単に書きました。(の割に長いですがw)
現実的にみて、みなさんの目にはどう映りましたか?
僕は、この長い歴史から、いや、今後のコンサドーレを考えても、
もう少し続投にかけてみても良いのではないかと思ってます。
むしろ、リスクの方が今は多い!

そして、このような答えのない持論を展開した理由ですが、、
まぁ、要するに今までのコンサドーレを知ってる知らないにしろ、
コンサドーレを応援しているなら代替え案を考えなよって事です。
もちろん、今のコンサドーレの身の丈(クラブ規模・経営状況など)に合ったものを。

やれ解任だ!やれクビだ!って、言ってるだけなのは、
どこぞの国会における政治家のヤジと一緒じゃん!
と感じてしまって。

そうではなくて、まずこの状況をどうしたら良いと思っているのか、
それをクラブに面と向かって伝えられるのか、
伝えるにあたって、まずあなた自身が持っている情報や見解は十分なのか。
今見ている情報、見解は偏った、間違った情報である可能性はないのか。
また、本質を見抜けているのか。

今まで応援している古参のサポーターやチーム・スタッフをリスペクトしていますか?
これをいい機会として、過去のクラブの歴史も知ってみませんか。
それからクラブのことをもっと考えてみませんか?

ファン・サポーターなら、こういう状況だからこそクラブが決めた事を信じて、
腹据えて応援しましょうよって言いたいんです。

その方が今後クラブが良い歴史を築いていけると思うのです。
悪い時に、批判されるよりも、敢えて批判せずに選手を鼓舞した方が
選手達にもプラスになると思います。
なんなら、その方が逆にプレッシャーになります。

そしていずれ、彼らがいつかまたルヴァン決勝や、あるいは天皇杯決勝のような大舞台に立った時、
この同じ応援が続く状況は、選手達やチームにもスタッフだけじゃなく、
TVなどメディアを通じて観てるファンやサポーターにも良い影響を与えられるはずです。

その日が来るまで懸命にサポートする人こそ、
誰もがリスペクトできる新のサポーターなのでは?

海外クラブを例に出して比較する事を嫌う人は多いと思いますが、
イングランド・リヴァプールのサポーターが、
04-05CL決勝のハーフタイムで歌った
「You’ll Never Walk Alone」は
「イスタンブールの奇跡」を起こし、全世界に衝撃を与えたことは、
彼らが本当にクラブを最後まで信じた結果だと、今でも思っています。

最後に、僕は声を出して応援出来る様になれば、また大きく変わると思ってます。
僕、個人の見解としては、これだけ戦術が分析され複雑化してる中でも、
同じ戦術同士で2度同じ試合をしたとしても、
ファン・サポーターの熱量で結果が変わると思ってます。
(具体的な結果ではなく、デュエルの勝率が数%変わるとか)
ただ、それだけ結果が変わる可能性も秘めています。
僕はファン・サポーターで結果が変わってる試合もあると思ってます。
声を出して応援できるまで、もう少しの辛抱であってほしいと願ってます。

ここまで生意気で天邪鬼な?コラムを最後まで読んで頂き有難う御座いました。
『無知な意見ほど如何に罪深いか』というのを体験して頂けてれば幸いです。

今後の北海道コンサドーレ札幌に栄光あれ!


自己紹介
僕は、ラ・リーガとプレミアリーグを年間で40〜50試合程度観るだけですが、その中で地元クラブも年間で数試合観る、たまにホームゲームを観に行くぐらいです。だから、正直言って皆さんより試合は観てません。でも、10年以上サッカーは見続けてきて、遊びですがプレーもします。戦術論は凄い好きで見ますが、分析して解説する程でもなく(気持ちはありますが)言語化も出来ません。ただ、ずっと観てて疑問だったのが、ファン・サポーターのサッカーレベルが上がらない事です。趣味も消費社会の一部である、この時代に厳しいのかもしれないですが、たまには、思いつきで立ち上がるのも良いかなと思って、書きました。誰かに何かが届けばいいなと思ってます。

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