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【週刊消費者情報】         『消費者情報』No.509号配信速報!特集は”永遠の化学物質”PFAS!!〈特集編〉

”永遠の化学物質”PFAS(ピーファス)とは何か

特集は今話題のPFAS汚染問題です。まず、本特集の各タイトルと執筆陣をご紹介しましょう。
トップページのタイトルは「PFAS汚染の実態とその問題点」、執筆者は京都大学大学院医学研究科 准教授の原田 浩二さんです。
原田准教授は長年にわたりPFAS汚染問題について、調査をかさねてこられた研究者です。有機フッ素化合物であるPFASの正体とは何か? 汚染の広がりはどうなのか? 人に対するPFAS曝露と健康リスク、そして今後の課題について書かれています。
研究者による客観的なアプローチが説得力をもって読者に伝わる内容になっています。ぜひお読みください。

つぎのページは、「”永遠の化学物質”排出の企業責任を求めて」と題する記事です。摂津市議会議員で、大阪・摂津市PFAS汚染問題を考える会の増永 わきさんにお書きいただきました。
摂津市は、国による調査でPFOAが高濃度で検出されたところです。それは、市内にある大手空調メーカーからの排出が原因だとされています。企業の社会的責任と未来世代への責任に向けて、声を上げ続けることの重要性を訴えています。

つづいては、「水道水のPFAS汚染に立ち上がった豊山町民の取り組み〈愛知県〉と題する記事です。愛知県立大学名誉教授で、豊山町民の生活と健康を守る会 共同代表の坪井 由実さんにお書きいただきました。
現在、テレビや新聞、週刊誌などでPFAS問題は大きく取り上げられています。汚染地の特徴は、PFASの製造工場があったところ、もしくは米軍基地などが立地しているよころです。坪井さんの記事は後者のケースで、米軍ではありませんが、豊山町にある小牧基地周辺のPFOA汚染について書かれています。

特集の最後ページは、「PFASの食品健康影響評価書をめぐる問題点~予防原則導入の必要性~」と題した記事です。消費者問題研究所 代表の垣田 達哉さんにお書きいただきました。
今年6月に食品安全委員会が正式に出したPFASの食品健康影響評価書について問題提起されています。内容は、食品安全委員会のリスク評価はあまりにも甘い、ということです。
食品問題のオーソリティーである垣田さんが、食品健康影響評価書における問題点をずばり”評価”しています。

上の写真は、摂津市で高濃度のPFASが検出された近傍にある用水路です。

                    『消費者情報』Web版編集室 
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