元々カレとの最高の時間①
アラフォーバツイチのさくらです。
新幹線に乗り、博多にある元々カレのヒデトシさん家に遊びに行ってきました。1年半ぶりくらい。午後休と連休をくっつけて3泊しました。
ヒデトシ「出張なしにしたから、さくらが良ければ連休最終日までいて。」
言うから、お言葉に甘えて。
結論
めっちゃ楽しい。
元カレのタカシさんともっと早く別れりゃ良かったなとすら思った。タカシさんとは1年強付き合ったけど、後半の半年は負担とイライラと鬱陶しさが勝って、ずっと着陸態勢だった。
当然のように改札で待っててくれるヒデトシさん。スーツが似合いすぎてる。私はEXILE系マッチョより、
都会的で洗練された大人の男
が好きなんだと再認識。
背が高くスーツの男性が好き
=おっぱいが大きくセーラー服の女の子が好き
は同レベルらしい。
すまん。煩悩に勝てない女で。
ヒデトシさんも出張帰りで大荷物なのに、私のも持ってくれる。駅ビルで私の好きなものを何でも買ってくれる。タクシーにもサラッと乗せてくれる。
全てがスマートな立ち居振舞い。
表面的な優しさやエスコートの上手さなんて枝葉でどうでも良いこと。ウソをつかない誠実さがあり、将来を考えてくれる、どんくさい男こそ良い漢だという意見が主流かとも思うが、
私は分かってて、あえて表面的なスマートさ重視だ。
私は年収1700万円台、息子2人は成人済みで、再婚願望はなく余生を謳歌したいだけの女。
誠実だがどんくさい漢はマジで要らん。
もう5年も繰り返された光景だが、私は初回と同じテンションで「いつも駅まで迎えに来てくれてありがとう♡」を繰り出す。これはホンマに気を付けてる。なんなら新幹線の中で脳内エアー「ありがとう♡」でイメトレしてから下車してる。さて、今回はどういうパターンでいくか?
男性に「こいつ俺が尽くしてることを当然と思ってるわ。」と思われたら関係はTHE ENDだからな。
男性に何かしてもらったのに感謝のリアクションが薄いのは、無銭飲食に等しい。こう考えるところが私はMBTI診断「指揮官」なんだろうな。
それから
私「顔が死んでると思うけど、午前中に有給取ってる先生の患者さんの死亡診断と、週明けの入院ねじ込まれつつ、緊急の処置も頼まれてバタバタで、疲労と、昼ご飯食べる時間がなかったからお腹空いてるだけだから。機嫌が悪いとか怒ってるんじゃないからね。」
ヒデトシ「疲れてそうやなと思ったわ。顔白い。おやつもあるから家ついたらちょっと食べたら?」
と、私の取り扱い説明を開示しておく。変に気を揉ませないための配慮だ。年取るとカラ元気出せないのでな。
ヒデトシ「さくらが好きなあのワインも冷やしてあるからね。」
私「相変わらず私の扱いを熟知してるね。」
「私って○○君のこと良く分かってるでしょ!」アピールより、「○○君って私のこと良く分かってるよね。」と褒める方がよほど効果的と思う。その男から好かれてたらの話だが。
家に着くと、
ハンガーとタオルはこれ使ってね。
何か飲む?さくらの好きな銘柄のビールもあるよ?
YouTubeつけといてあげるね。
お尻上げて。座布団ひいてあげる。
と甲斐甲斐しいヒデトシさん。
私はヒデトシさんの家にお邪魔すると、お皿も洗わないし、洗濯もしないし、プリンの蓋すら空けないのだ。
元カレのタカシさんという、我が家に居候する大きい赤ちゃんのお世話を余儀なくされていた私には染み渡る。
私の目の前に大好きな銘柄のクラフトビールをタンブラーに入れて置いてくれる。私はヒデトシさんの家事が終わるまで、座って飲まずにビールを凝視していると、
ヒデトシ「何かペットに餌付けしてるみたい笑。『待て』してるさくら可愛いな。先に飲んで良いで。」
いつも気がつくと
ヒデトシ「あれも飲みやん。これも飲みやん。」
と、ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、コーヒー、お茶のコップが私の前に並べられてる。
ヒデトシ「さくらさんアル中やん笑」
私「ヒデトシさんが置くんじゃん!」
これがいつもの光景。
そして私のルーチン。
可愛い封筒に2万円入れてヒデトシさんに渡す。
交通費を含めると、これで滞在にかかる費用はほぼ折半になるだろうという計算だ。これを渡したら、私はこの後の支払いで財布を出さない。
不倫なんだし、男に全部払わせれば良かろうもんという考えもあるだろう。それも一理あるが、私は出す派。
年収1,700万円の私にとって、お金を出すことのハードルは低い。金払いが良いのは私の特技なのだ。
特技は生かした方が良い。
彼氏、不倫相手、セフレなどの男性の反応がだんだん悪くなるという悩みを抱えてる方へ。
シンプルに金がない(他に使いたい)
からって意外に多いよ。
「彼はこれ以上、私に本気になるのが怖いのかも?だから距離を取ってるの?」とかええように解釈する女性を見かけるけど、男はそんなエモいことは考えてない。
男だってそら色々なことに金を使いたいよ。汗水垂らして自分で稼いだ金だもの。
パチンコ行きたい。
会社の後輩に奢って良いとこ見せたい。
コンカフェ行きたい。
新作のスニーカー欲しい。
iPad買い換えたい。
スノボ行きたい。
ソシャゲに課金したい。
一番くじ引きたい。
釣りに行きたい。
プレステ5版ドラクエ3欲しい。
デート代で金欠になりたくない。
男は女が思ってる何倍も本音を言わない。
女は察するのが上手いと良く言われるが、私はそんなことねぇと思ってる。女は考えすぎて、都合良すぎる解釈をするか、逆にネガティブに捉えすぎる。
「今月金欠だからラブホ代出せない」とか、「家でウーバーでも良い?」とか、何なら「ウーバーの配達料すらしんどいからコンビニで良い?」とか、言えない。
カッコつけたい生き物だから。
忙しいからと次のデートを濁すけど、女が「私、お弁当作っていくからピクニックしよ♡」ならOKだったりするんだよな。
男性から距離をとられた女性たちは、割り勘してたら関係が続いてたかもな。
「不倫で将来を見据えた本気の交際じゃないんだから、私のメリットなしにカラダの関係を結んでるんだから、デート代くらい男が出すべき」という潜在意識で知らず知らずのうちに、
男にキャパを越えた負荷をかけ続け
足がつるほど背伸びさせ続けたら、そら逃げられます。男にはちょびっと背伸びさせるくらいが丁度良い。
女も金を出せば期待値調整になるよ。
金のかからない女なら、男はこちらが提供するモノの質や量、かなり大目に見てくれる。男ってコスパ意識が高いからね。
とか言うと「私とのデートをコスパで考えるなんて!」とキレる女性おりそうやな。「私との時間はプライスレスやろがい!」ってな。
こういう発想する女性ほど「私は自己肯定感が低いから『コスパ』って言われると傷ついちゃうの。」って言うからワケわからん。男性に対して「私との時間を無限の価値として捉えんかいっ」て、オラついてるのに??足りないのは自己肯定感ではなく感謝の心と謙虚さでは?といつも思う。
「忙しい」連呼する奴、金欠かも?
友蔵心の俳句
これは覚えといて損はない男の生態です。無いのは時間ではなくお金だったっつーね。
お金を渡すとヒデトシさんは毎回「いいよ、いいよ。」「さくらとの時間には俺は金は惜しまんから。」って言うけど、極めてサラッと渡してこの話は終わらせます。
POPで可愛い封筒が現金の生々しさを緩和してくれます。ロフトで可愛い封筒を探すのもまた楽しいもの。今時期だと冗談でお年玉袋にしたりとかな。
【続】